ラベル 115.高校 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 115.高校 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2022年5月4日水曜日

実施報告2022年4月 視覚技塾 for Teenager

 皆様


こんにちは。viwaの奈良里紗です。


視覚技塾 for Teenagerは視覚に障害のある中学生、高校生、大学生限定コミュニティです。。

同じ障害のある仲間とつながりたい、視覚に障害のある知り合いが一人もいないので他の人がどんなふうに勉強、学校、遊びを楽しんでいるのか知りたい、

全国各地の人とつながりたい、悩みをきいてほしいなどなど、何かありましたらお問い合わせください。

メールの件名に「視覚技塾 for Teenager参加希望」と添えて本文にお名前、学年、電話番号を明記の上、ご連絡ください。


さて、今回は4月29日にzoomによるオンラインでの集まりを開催しました。

4月に入り、皆さん進学、進級をして新たな気持ちで新生活を楽しんでいるようでした。

今回は大学4年生の弱視の新メンバーも加わりました。


それぞれの立場で自分にとっての障害について語り合っている姿が印象的でした。

先天性の学生たちは、

「私は生まれつきだからそんなに困っているってかんじしないんだよねー」

中途で視覚障害になった学生さんからは

「ゲームができなくなって辛い」

など、同じ視機能でも先天・中途で感じ方が違っていました。


次回は5月13日(金)20時~の予定です。

また、メンバー限定でお菓子作りもするそうです。


#視覚障害 #弱視 #ロービジョン #全盲 #盲学校 #10代 #ピアサポート


viwa 奈良 里紗


2021年8月20日金曜日

実施報告 視覚技塾 for Teenager

 皆様


こんにちは。viwaの奈良里紗です。


8月9日(月)20時~オンライン形式にて

視覚技塾 for Teenagerを開催しました。


今回は中学生1名、高校生1名、大学生2名の4名の参加でした。

コロナ禍ということで、夏休みに外出することができなかったり、

見学実習がオンライン形式に代わり、見ているだけでどのぐらいわかるかなあという不安があったり、

大学進学に向けて様々な書類の準備におわれていたり、

appleとwindows、どっちが便利かなぁという話題があがったり、

みんな思い思いの夏の出来事、思ったことをシェアしてくれていました。


次回は9月13日(月)20時~の予定です。


視覚障がいのある中・高・大学生ならどなたでも参加できます。

参加希望の方は、info@viwa.jpまでお問合せください。

その際、本文にお名前と電話番号も必ず明記してください。こちらから返信をしてもメールがうまく届かないということがありますので、そういったときにはお電話させていただきます。


それでは、皆様、充実した夏をお過ごしください。


viwa 奈良里紗


2021年7月1日木曜日

実施報告 6月視覚技塾 for teenager

皆様


こんにちは。viwaの奈良里紗です。


さて、6月も10代の視覚障がい生徒のしゃべり場を開催しました。


盲学校在籍の生徒さんからは弁論大会の話題、運動会や部活動の話題、

大学生からは最近のオンライン授業や大学での英語試験のこと、

さらに、話題は脱毛に及び最近、脱毛サロンに通い始めたというホットな話題提供も。


それぞれがそれぞれの場所で生き生きと生活している姿が垣間見えました。


次回は7月12日(月)20時~開催予定です。


視覚障がい生徒のしゃべり場にご興味のある方はinfo@viwa.jpまでお問合せください。


viwa 奈良里紗


2021年6月1日火曜日

第61回 どこでも!オンラインパパママ会のご案内

 皆様


こんにちは。viwaの奈良里紗です。


7月のパパママ会のテーマは「私立学校」です。


進路を考えるとき、地域の学校、特別支援学校、私立学校等色々な選択肢がありますよね。

障害があると私立にはいけないと思っている保護者も多いようです。

実は私自身、私立高校出身だったりします。

公立や特別支援学校にもそれぞれ良さがあるように、私立には私立ならではの魅力があります。


今回は中高一貫の私立学校に通っていた経験のある弱視の方にお話しを伺いながら、私立学校という選択肢について考えてみたいと思います。


下記、イベントの詳細です。


- 記 -

日時:2021年7月17日(土)20時00分~21時30分ごろ(予定)

開催方法:zoomを用いたオンライン形式

主催:視覚障がい者ライフサポート機構“viwa”

参加費:無料

定員:10家族程度

申込締切:2021年7月15日

お申込:info@viwa.jpまでお申し込みください。

メール件名 第61回パパママ会申込

本文

保護者氏名(漢字・ひらがな)

お子さんのお名前(漢字・ふりがな)

電話番号(当日、つながらないときなどの緊急連絡用)

事前質問(任意)


話題提供:畝本 彩美(あぜもと あやみ)

先天性の視覚障害(弱視・全色盲)を3歳で診断される。

地元の幼稚園、公立の小学校に通う。小学校時代は市内の弱視学級に週に1回通級。

中学受験し、中高一貫の女子校へ進学。

大学在学中、アメリカ留学やバングラデシュでのボランティア活動を経験。

大学卒業後エアライン系商社に勤務した後、2019年12月より現職。

2018年より、障害平等研修ファシリテーターとして活動中。

現在は、会社員をしながら大学院修士課程に在籍している。


それでは、皆様とオンラインでお会いできることを楽しみにしております。


#オンライン #子育て #ロービジョン #弱視 #全盲 #盲学校 #弱視学級 #進学 #就学 


viwa 奈良里紗


2020年10月25日日曜日

私(ハチ)の障がい受容~高校生編~

 皆さま


スタッフのハチです。

前回の小学生編に続き、今回は高校生編をお届けします。

小学生編(前編)はこちら↓

https://www.viwa.jp/2020/09/blog-post_26.html

小学生編(後編)はこちら↓

https://www.viwa.jp/2020/10/blog-post_4.html

中学校編

https://www.viwa.jp/2020/10/blog-post_18.html



〇高校生時代

 盲学校での中学生活に充実感を得た私は、引き続き盲学校の高等部へ通うことを決め、大きな期待を胸にして進学しました。と言っても、受験に失敗しているため、周りの人の支えがなければ、気持ちを切り替えることは難しかったです。中学生活を附属盲学校で3年間過ごし、自分が大きく成長できる場であると実感したため、高校も附属盲学校に行きたい!と私は考えていましたが、結果は不合格でした・・・。それを知った時は、自分なりに頑張ったのに不合格になってしまい、これから私は成長していけるのかと不安になりました。

 実際に高校へ進学してから、最初は附属盲学校のことを思い出しながら過ごしていました。そのような私に、父親に残念なのも分かるが、もしかしたら名古屋の盲学校ならではの発見や成長があるかもよ、と声をかけられてからは、環境への見方が少し変わりました。確かに、附属盲学校では主体性を大切にしていたり、クラスメイトが多いことで視野を広げやすかったり、人間関係で困った時にも相談できる相手がたくさんいたため成長できる場面が多くありました。しかし、父親の言葉を聞いてから、名古屋の盲学校ならではの良さが見えてきました。クラスメイトの数が少ない分、1人ひとりと深い関わりを持てるようになったり、自分の役割が作りやすかったりする部分もあり、少しずつではありますが、名古屋盲学校での生活を前向きに送ることができるようになっていきました。

 また、高校に進学した当初は、附属盲学校のことを想像し、地方盲学校は授業の進捗状況が遅いのではないかと気にすることが多くありました。そのような時にも高校時代の私を支えたものがあります。それは、附属盲学校で数学を教えてくださった先生が卒業メッセージとして、送ってくださった言葉です。学生時代に学習した内容を大人になってから多少忘れてしまっていたとしても、学生時代に自分が学び、考え、何を身につけたのかといった当時のエピソードを思い出してもらえれば嬉しい、という内容でした。この言葉を思い出してからの私は、授業の進捗状況よりも科目ごとに身につけられる力は、どんなものがあって、それらを身につけていくためには、どのように学習していけば良いのかということを考えるようになりました。

 それからの高校生活は、中学時代で大きな成長をすることができたこともあり、様々な場面でモチベーションを上げて物事に取り組むことができました。しかし、そのような中でも葛藤がありました。親元に戻って母親と生活するようになったことで、自分にとっての嫌な思い出がフラッシュバックすることがありました。小学生のころに母親に否定されていたことで、社会からも良くないイメージを持たれているのではないかという不安を感じたことがありました。また、満員電車の中で邪魔者扱いをされて暴力を振るわれたこともありました。高校にも相談はしたものの、自分の中で抱え込みすぎてしまい、自分が障がいを持っていることで人に迷惑をかけていないかと不安になりました。街中で歩いていても、さっきすれ違った人とぶつかっていないか、傷つけていないかと感じ、不安で仕方なく時期がありました。しかし、仲良くしてくれていたクラスメイトに話を聞いてもらう中で、過去に囚われ過ぎず、色々なことに目を向けた方が良いと感じるようになり、不安になる事が徐々に減っていきました。

 その後の高校生活で色々な事に目を向けていく中で、電子教科書の実証実験や生徒会活動へ参加するようにもなりました。先ほど挙げたクラスメイトと協力し合いながら、学内の環境を良くし、人の役に立つために、あらゆることに目を向けてたくさんのことを考えていったのです。その中には先生に却下されることもたくさんありました。例えば、各委員会の話し合いの進行を先生ではなく、生徒が行うべきなのではないかという案です。私は主体性を大切にしながら、積極的に物事に取り組んでいきたかったので、却下されたときにはとても残念に思いました、他にも、部活動の活動時間の延長を検討したこともありました。しかし、そのような中でも、階段を見やすくするというプロジェクト案を提案した時は、生徒全員の意見を集めることができる機会を作ってもらうなど、先生の協力を得ることができました。そして、このプロジェクトでは色覚障がいなどのことも視野に入れて検討することとなりました。視覚障がいと一言で言っても色覚や視野など症状や見え方は1人ひとり異なると思います。階段を見えやすくするという、この活動を通してそれぞれの違いに合ったものは何か、自分と違う症状や病気にはどのようなものがあるのかを考えるようになりました。そして、これから多くの人と関りながら障がいについてより理解を深めたいと感じるようになりました。これが、大学進学への大きなポイントとなったのです。

 進学を考え始めた頃は、福祉に興味を持ったものの、心理面や環境面などどのような分野で人を支えたいのかは考えておらず、漠然としたイメージしかありませんでした。しかし、志望校を決めるときには、母親から社会福祉士は幅広い分野で働いているということを教えてもらい、大学に通いながら詳しく知りたいことを見つけていけば良いのではないかと意見をもらいました。そのことにより、具体的な考えを持つことができるようになりました。父親は、私のやりたいことを尊重しながら、受験に失敗したときのことや将来のことを考えて、盲学校の専攻科など他の選択肢についても提案してくれました。両親に高校生活で考えたことを細かく説明したことはありませんでしたが、私の目指すものを認め、大学での私の障がいに対する配慮に関しても一緒に考えてくれたことで、私は無事に現在通っている大学に進学することができたのでした。


次回は、大学生編をお届けします。



ハチ

2020年8月2日日曜日

第3回 視覚技塾 for teenager 実施報告

皆様


こんにちは。viwaの奈良里紗です。

7月30日に第3回目となる視覚技塾 for teenagerをオンラインで開催しました。
今回は全国各地から4名の視覚障害のある10代の方々にご参加いただきました。

学校での障害開示のこと、
センター入試での受験に関すること、
点字切替のこと、
白杖のこと、

たくさんの話題が飛び交って、気づけば開始2時間が経過。

私が高校生だったころは、試験時間が1.3倍で、どうして、1.5倍にしてもらえないのだろうと思っていました。
今年センター入試を受験した大学1年生の中には、試験時間1.5倍で受験したという人もいました。
実際に、どうだったのかな?と話を聞いてみると、
「本当に疲れた!1.5倍の時間内で読み切るための練習も必要だし、一概に、1.5倍になったほうがいいということはないかも」
という声も聴かれました。

確かに確かに、私も1.3倍の時間延長でへろへろに疲れていました。
単純に時間が延長されれば解決!という問題ではないのだなぁと、改めて知る機会となりました。

この視覚技塾 for teenagerは、10代の視覚障害のある学生が集い、気軽に座談できる場を提供しています。
同じ障害のある仲間がほしい!という学生さんがいらっしゃいましたら、info@viwa.jpまでお問合せください。

key word 10代 オンライン授業 点字切替 白杖 友達関係
viwa 奈良里紗

2020年5月6日水曜日

休校中の学習保障お役立ち情報

皆様


こんにちは。viwaの奈良里紗です。

第3回オンラインパパママ会のゲストである片平(海野)先生が有益な情報を提供してくださいましたので共有します!
ぜひ、休校中の家庭学習に活かしてください!

**ここから
静岡視覚特別支援学校教諭の海野(片平)です。
★休校中の家庭学習にご活用ください。
★地域の学校に通っている弱視児向けの内容が多いですが、お子様の実態に応じて必要な情報をお読み取りください。

1 漢字の学習について
休校期間中なるべく該当学年の学習を進めておきたいということで、漢字学習は比較的家庭でも取り組みやすい学習内容の一つではないでしょうか。
弱視児の漢字学習は、「量より質」を大切にして下さい。通常校の漢字の宿題は、漢字ノートに何回も繰り返し書くというものが多いかと思います。見えにくさのあるお子さんは、繰り返し書いているうちに、上の方に書いてある正しい字形を見て確認することが大変になってしまいます。後に自分が書いた間違った字を何度も書き写してそれを覚えてしまうことに…。
練習をするなら回数ではなく、正確に覚えることを優先して下さい。本人にもそういう意識をもたせます。「書く回数はなるべく少なく。でも、じっくり見て丁寧な字で書き写す!」をモットーにするといいと思います。やり方の例を下記に示しました。試しにやってみてください。
※担任の先生の指示と違うことをやることになりますが、じっくり説明をして、見えにくさのある子が理解しやすい学習方法で実施したいことをお伝えしてみてください。

<漢字練習の例>
①正しい字のお手本を左側に書く。(左利きの場合は、右側に書く)

②自分で完璧(覚えた、間違いなし)と思える字を二回書く。2回目でも自信がない場合は、もう一つ書いてみる。丁寧に書かないと何度も書くことになるので、自然と丁寧に書き写すことを意識し始めます。
※2回で上手に書けたらたくさんほめてあげてください。

③ノートに余白が余っても気にしない。
※余白は、テストで間違えた時にもう一回書く時にも使えます。

④どうしても間違えてしまう字は、大きくはっきりしたお手本を横に置いて見せる。
※「筆順辞典」(無料)アプリがおすすめです。
https://apps.apple.com/jp/app/%E5%B8%B8%E7%94%A8%E6%BC%A2%E5%AD%97%E7%AD%86%E9%A0%86%E8%BE%9E%E5%85%B8-free/id453410542






※広島中央特別支援学校の先生の作られた漢字練習プリントの例もおすすめです。
http://www.hiroshima-sb.hiroshima-c.ed.jp/kenkyu_kensyu/jiritukatudou_sidousyo/salf-support_book/4-11.pdf

2 地図学習について
 今年度から3年生で地図帳を使った学習がスタートします。地図の読み取りは、視覚障害児にとってとっても苦労するものの一つです。
見やすい地図も販売されていますが、みんなと同じ地図帳を使うようなら視覚補助具や拡大読書器等で見やすくする工夫が必要です。

<導入期>
①地図のパズルで遊ぶ。
※くもんの地図パルがおすすめ。立体的、色で判別できる。
②ポスターサイズの地図をいつも見える位置に貼っておき、旅行に行く時や親せきの話をする時、お菓子や食品の
産地等、子どもにとって身近な話題が出た時に地図で確認する時間を設ける。
※ポスターも見えにくいので、見る際はiPad等で写真にとって拡大して見せるようにする。
※まず全体を確認させて、次に拡大したものを見せ、また全体の地図で指差しをさせて子供が見ているところがどこなのか確認する。
③地図学習アプリを活用する。
※iPhoneアプリで「地図エイリアン」(東北地方だけ無料)や「地図パズル」(無料)がおすすめ。
④お出かけの前には、Googleマップで行先を確認する。車で移動している際も疲れない程度に地図を確認していくのもよい。(青い現在地マークがどちらの方向に移動しているかわかる。四方位の名前も伝えておく。)
※町の様子も一緒に伝え、北や南に進むと窓の外の景色がどのように変化していくのか情報を伝えてあげる。

例:「家がだんだん少なくなってきたね。」「お店屋さんが多いね。」「国道という広い道を通っているよ。車がたくさん通るね。」「海が見えてきたよ。」「海沿い(山沿い、線路沿い)を移動しているよ」等。

<授業が始まったら>
地図帳の地図は、情報量が満載です。高低、川、山脈、県境、県庁…とたくさんの情報が詰まっています。
弱視児向けの地図は、なるべく高低(色での区別)や山脈や川だけの地図。主要な道路と線路だけの地図。
というように、情報を精選した地図を作ることが多いです。特に県境や川等は濃く、はっきりと書いておきます。

以下に、通常級で地図学習をする際のヒントを書いておきます。
①クラス一斉に誰が一番早く目的の町や、川、山脈等を見つけられるか競うような学習活動には、参加しない。または、担任に参加しないことやなるべくそういう活動をしないようにお願いしておく。
※これは、辞書の早引き競争の際にも同じ配慮をしてもらう。

②索引を活用する。索引の文字は、とても小さいのでルーペをやiPadを活用する。

③できれば、見やすい地図を活用する。
筑波大付属の先生方が作られた「みんなの地図帳~見やすい・使いやすい~」がおすすめです。定価2000円 
 https://h-navi.jp/column/article/35027428

《写真②③》







3 その他、休校中の学習保障についての情報提供
①「ちびむす」(PCサイト)
・学習プリントが学年別、教科別に無料でダウンロードできるサイト。
・ノートのテンプレートもあるため、ノートがなくなる緊急事態にも対応!
※カラーの方がお子さんも喜ぶかと思うのですが、カラー印刷だと淡い色になってしまうので、白黒印刷をお勧めします。ノートも罫線が薄いので、濃くする設定にして印刷してみてください。
※直接iPadでダウンロードして、PDFファイルにしたり、ノートアプリに添付したりすると小さい文字のプリントも大きくして書き込みすることが可能です。
https://happylilac.net/syogaku.html

②NHK for  School(アプリもPCサイトもあり)
・NHKで過去に放送された教育テレビが科目別、学年別に検索できます。学校が本格的に始まる前に予習できる番組もあるので、一見の価値ありです。
https://www.nhk.or.jp/school/

③Eテレ フライデーモーニング・スクール(TV番組)
・オンライン授業や自習をすることが難しい小学生低学年~向けにNHK教育で理科や社会、プログラミング、生活科等、新学習指導要領による「新しい学び」を意識した番組がスタートしました。毎週金曜日の朝9時からの放送です。NHK for Schoolの動画もテレビで使用できます。
https://www6.nhk.or.jp/nhkpr/post/original.html?i=23139

④学校チャイム(スマホアプリ)
・時間管理アプリ。学校と同じ時間割で学習したり、休憩したりできます。生活リズムを整えるためやお子様の自主性を育てるために、1日の生活についてお子様自身で
遊ぶ時間、勉強時間、入浴、就寝等決めて生活できるといいかもしれません。
https://apps.apple.com/jp/app/%E5%AD%A6%E6%A0%A1%E3%83%81%E3%83%A3%E3%82%A4%E3%83%A0/id1023234803

⑤福島盲の体育の先生作成の「家でできる体力トレーニング」(動画)
・声での情報保障がしっかりしているので、動画に頼らず声だけの指示で体を動かすこと
ができます。真剣にやると結構よい運動になります。

⑥「新型コロナウイルス感染症による外出制限下での視覚障害のある子供達の学びを支えるための情報源」
・慶応大学の中野先生が立ち上げられたHP。小学生~大学生に関わる全国から寄せられた内容の濃い情報のリンクが貼ってあります。ご活用下さい。
https://psylab.hc.keio.ac.jp/4vi/

★最後に…
 子ども達にとって一番大切なのは、保護者のかたの温かい励ましの言葉と、頑張っている姿や結果を賞賛の言葉です。休校期間中、子どもたちの生活リズムや学習環境をご家庭の中で作っていただけるとありがたいです。
学校再開まで、もうしばらく子供たちの「学ぶ意欲」を高めたり、生活リズムが崩れないよう、見守りや応援をしてあげてください。よろしくお願いします。
**ここまで


片平先生、本当に貴重な情報提供ありがとうございました!
このほかにも、盲学校の先生方からの情報提供がありましたらinfo@viwa.jpまでお願いします。

有意義な休校生活を子どもたちが過ごせるようご協力のほど、よろしくお願いいたします。

key words 休校 家庭学習 弱視 盲学校 

viwa 奈良里紗

2015年9月17日木曜日

高校進学にむけて中学時代にやっておくべきことって何ですか?

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

さて、高校進学にむけて中学時代にやっておくべきことって何かなぁ?という質問をいただきました。

「やっておくべきことはこれです!」という明確な答えがあるものではないような問なのですが、私なりに考えてみました。

以下はあくまでも私個人の考えなのでこれがすべてというわけではないことを申し添えます。
私自身、通常の高校に通っていて、とても助けられたなと思うのは、友達、先生、両親、ボランティアさんからの支援です。

高校は学習する量が多いとういこともあり、とうてい私一人の力で学習を進めることはできませんでした。

私の場合は、友達に毎日のように勉強に付き合ってもらったり、教科の先生には拡大コピーをお願いしていました。

チャイムがなって先生が教室に入ってきて私の顔をみると、「あっ」といってまた職員室に戻ってしまう、そんなことが何度もありました。

私自身は、私の拡大コピーをするために先生が職員室に戻り、先生にもクラスメイトにも迷惑をかけて申し訳ないと思っていたし、恥ずかしい気持ちもあって、先生がわざわざ拡大コピーをしてくれることが素直に嬉しいとは思えませんでした。

でも、実際問題、拡大コピーの資料がなければ、私の一時間は勉強になりません。

恥ずかしくてなかなか支援をお願いできないという時期もありましたが、高校3年生になると余裕がなくなってそうもいってられなくなってきました。

オープンキャンパスに行くということ一つとっても、当時の私は一人では行けませんでした。

なぜかというと、電車の乗継、最寄駅から大学までのアクセス、これらを一人で移動するだけのスキルがなかったのです。

なので、私は必ず友達を誘ってオープンキャンパスにいっていました。

私の場合、高校時代には
・補助具活用スキル
・見知らぬ人に支援を求める力
これらがほとんどありませんでした。

なので、ひたすら友達、先生、両親に困ったことを伝えて、助けてもらっていました。

逆にいうと、高校時代に視覚補助具の活用が十分にできて、見知らぬ人に支援を求めることができたら、こんなに友達に頼らなくてもよかったのかもしれません。

いずれにしても、上記2つのスキルは大学に入ってからも必須スキルなので中学時代から意識して徐々に身に着けられるとよいですよね。

もう一つ、私が個人的に大切だなと思っていることがあります。
これまで高校から盲学校に入ることにしたという弱視の人の多くが、「学力的についていけなくなった」「精神的につらくなってきた」をあげています。

盲学校=いざとなったときの逃げ場
そう考えるのは少し違うのかなと思っています。

通常中学にいったものの3年間ほとんど授業がわからず、中学3年間の学習がすっぽり抜け落ちているという人もいます。

そうなる前に、対応を検討すべきではないでしょうか?

通常中学の中で「できない」という劣等感や失敗経験の積み重ねで自尊心ががたがた
・・・

そうなる前に気づいてあげるべきではないでしょうか?

小学校高学年ごろから思春期に入り、お子さんとのやりとりは難しくなっていくと思いますが、「通常校にいきたい!」という気持ちを一番大切にするのではなく、「自分が一番輝ける、楽しめる学校にいきたい」という観点を大切にしてほしいと思います。

もちろん、最初は未知の盲学校に抵抗を覚えることもあるでしょう。
ただ、サマースクールや学校公開のように盲学校を見学できる機会があったら足を運んでみてください。

「あなたにはこういう学校へいくという選択肢もあるんだよ」ということを教えてあげてほしいです。

私自身は友達にめぐまれ、先生に恵まれ、学校に恵まれ、支援リソースに恵まれました。
また、私自身の楽観的な性格もあり、通常校で楽しい青春時代をすごすことができました。

でも、こうも思います。
もし、盲学校にいっていたら、私の人生はどうかわっていたんだろうと。

高校進学にむけて中学時代にやっておくべきことは、「自分にあったが校探しをすること」なのかなと思います。

viwa 奈良里紗

2013年10月6日日曜日

私の見え方が紹介できるようになるまでと現在の工夫



こんにちは、サカイです。

朝晩の気温の変化が激しく、疲れがたまりやすい時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。



私は、年を重ねるごとに自ら自分の目の状態について説明しなければいけない場面が増えていることを実感しています。

それというのも、私は現在でさえ無口なほうですが、幼いころは今より無口でした。また、先天性の弱視のため、自分の目の状態と健常の目の状態との比較も全くできず、加えて、私が無口で何も話したがらなかったため、親が私の代わりに目の状態の説明などしてくれていました。そんなふうに幼い頃は説明できなくても許されていました。しかし、家の外へ出るようになるほどに、いくら健常の目の状態がわかるまいと口下手であろうと、いつまでも親に代わりに説明してもらう訳にはいかなくなったのです。中学生までは周りに視覚しょうがい者がいなかったことや弱視ということや目が悪いということを人に知られたくないという気持ちがあり、「目、悪いの?」と聞かれてもごまかしたり補助具を使わなかったり見えているふりをしたりしていました。高校生になり、視覚しょうがいをもつ方々と接する機会が増え、目が悪いことを隠さなくてもいい、むしろアピールしていかなければ誤解を生むし、できないことは頼まないとと、自分で自分の目の状態を説明する必要に迫られ、やっと自分から目の状態について話そうと思うようになりました。

また、最近になり、「私は視覚しょうがい者です」と事前に伝えていたとしても、視力はもちろんのこと、それ以外もしっかりと説明しないと視力だけで見え方を判断されてしまいかねないと思うような出来事もあり、以前にも増してどなたにでも分かりやすいように説明することの重要性・必要性を実感しています。しかも、同じ疾患名でも見え方などは十人十色、ひとによって違うので自分自身の感覚や言葉で説明することは大切かもしれないと思います。以前、学校の授業で障害について専門に研究されている先生のお話を拝聴し思ったのですが、専門家でも個人個人の状態を細かく見、その方にあった支援をするように気をつけてはいるけれど こういう疾患名や傾向があるからこういう支援をすればいいだろうと どうしても疾患名などの括りで支援方法を考えてしまうことがよくあるそうで、まして専門家でなく目の疾患などについてあまりご存じない方に目の状態を説明することを考えると、いつでも・どこでも・どなたにでも自分の目の状態をより簡単にわかりやすく説明できた方がいいのではないか、そう思ったのでした。

私は、よく、そばにあるものを使い見え方の説明をしています。例えば、書類の文字は何ポイントが見やすいか、どのくらい書類に顔を近づければ字が読めるのか、相手の姿や顔はどのくらいの距離からなら認識できるかというようにです。



前置きが長くなってしまいましたが、自分の目の状態について説明するときにあると助けになるものがあるのですが、皆様、ご存知でしょうか。以前、村上さんもご紹介されていました、「私の見え方紹介カード」です。こちらは、見え方を説明するために作られていますので、カードを見せるだけでも効果的です。



以下、村上さんが「私の見え方紹介カード」をご紹介されている記事のURLになります。

http://www.viwa.jp/2010/12/q.html


 日本点字図書館や大活字カフェだけでなく、楽天でも購入可能です。

以下、そちらのURLと楽天のページの画像となっています。



<!--[if !vml]--><!--[endif]-->

2013年7月21日日曜日

【情報提供】都道府県教育委員会 拡大教科書・点字教科書相談窓口一覧

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。
猛暑がいったんおさまり、ここ数日はすごしやすい日が続きますね。
皆様、おかわりないでしょうか。

さて、本日はたまたまインターネットで見つけたので情報提供をと思い、リンクを張り付けさせてもらいます。

都道府県教育委員会 拡大教科書・点字教科書相談窓口一覧
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/kyoukasho/kakudai/07012915.htm

文部科学省が提供している情報です。

拡大教科書や点字教科書の相談窓口のようです。

こんなものがあったこと、私は知りませんでした。
いつからあったのかなぁ・・・と思いつつ、

拡大教科書や点字教科書が必要だなと思っても、
どうやったら手にいられるのかってみんなわからないことですよね。

また、拡大教科書と一般の教科書どちらにしようか悩んでいる弱視のお子さんも多いようです。

こういうときは、拡大教科書を申請して、
一般の教科書は自費購入して2冊持つというのがベストなようです。

拡大教科書や点字教科書は発行部数が非常に少ないことから、
購入しようとすると、とても高価なのです。

なので、拡大教科書や点字教科書は無償給与してもらい、
一般の教科書は自費でそろえるというほうがご家庭への負担が軽減されます。

上記連絡先に連絡して、どのような対応がなされるのかはわかりませんが・・・
こういう窓口もあるらしいということで情報提供までに掲載させてもらいました。

もっと、具体的な方法、手続き等は、上記連絡先もそうですし、各知道府県にある視覚特別支援学校の教育相談窓口に尋ねてみるとよいと思います。

key word 拡大教科書 点字教科書 文部科学省 窓口

viwa 奈良里紗

2013年6月15日土曜日

拡大教科書を使うとき、先生にお願いしたいこと

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。
梅雨入りして、毎日、雨の日々が続くのかと思いきや、夏のような快晴が続き、
早くも私は夜行性モードに入っています。苦笑

さて、本日は拡大教科書についてのお話です。
最近は、ipadや電子教科書なんていわれるものもでてきて、
1冊の教科書が複数冊になってしまう紙の拡大教科書はどうなの・・・
と思う方もいるかもしれませんが、やっぱり、紙のほうが読みやすい!という
子どももいますので、子どもの状態にあわせて、どの教科書を選ぶかは考えていきたいものです。

拡大教科書でいつも困っちゃうのが2つ!

その1:ページが普通の教科書と違うこと

このことについて、保護者の方は結構厄介な問題だと感じている方も多いようです。
たしかに、授業の最初に「30ページを開いてください」と言われたら、健常児だったら、
ものの数秒で開くことができますが、弱視児となるとそうもいきません。

その上、ほかの子は30ページでよくても、拡大教科書だったら43ページなんていうことはしょっちゅうなんですから、困ったものです。

だからこそ、先生や周囲のお友達の助けが大事。
ページを開くことぐらいだったら、周囲のお友達に手伝ってもらったり、
先生が一言「拡大は43ページね」といってくれればよいのです。

また、教科書によっては、ページ数が2つ書いてあるものもあります。
1つは、拡大教科書でのページ数、
もう一つは一般の教科書でのページ数、
ですので、保護者の方が心配しているほど、大変な問題ではないと思います。

弱視児の担任をされている方やクラスメイトのお友達に、ページを開くことが大変だから手伝ってねということを周知しておくことは必要ですね。

その2 1冊の教科書が複数冊に。

まぁ、これは私の高校時代の世界史の教科書の話ですが、
1冊の世界史の教科書が24分冊になっていました。笑

なので、先生にすごーくお願いしたいこととして、
「置き勉させて!」
ということです。

当然、勉強するために、自宅に教科書を1冊持って帰りますが、
残りの23冊は学校におかせてほしいのです。

自宅に23冊おいておいてもよいのですが、学校にあったほうが授業にあわせて出し入れできるので便利です。

まぁ、こんな話しを書くと、本当拡大教科書って大変・・・と思われるかもしれませんが、
ある意味、周囲の人に大変そうに「見せる」ことも大事かもしれません。

弱視児というのは、「見た目」にそんなに大変そうに思われないんですよね。
だから、周囲からの理解やサポートが得られにくいこともあります。

なので、あえて、「私、大変なのよ」と周囲に「見た目」で「見せる」ことも大事だったりします。

もちろん、思春期ど真ん中の子どもにそんなこと、なかなかできませんけどね。

そうですよ、私もいやでしたから。拡大教科書・・・。
でも、あれがあったから、「お客さん」にならずに勉強できたってのも事実ですけどね。

key word 拡大教科書 配慮 ページ 弱視 学校

viwa 奈良里紗

2013年6月1日土曜日

ipadを小・中・高校で使用する際、気をつけたいこと

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

ipadについての話題がここのところ熱いのですが、
最近、私のところに寄せられる相談でよく起きているトラブルがありますので、
これから学習場面で活用を考えておられる方がいらっしゃいましたら、
少し気をつけていただけたらと想い、記事を書くことにしました。

ipadを学校で利用したい!と学校に伝えたところ、
「他の子供に示しがつきませんし、ipadは色々な機能がついているのでお断ります」
と、あっさりお断りをされることが多いようです。

当事者&親からしてみれば、
「え?だって、補助具として使いたいだけなのに・・・」
と思われると思いますが・・・

学校の先生の立場からすると、
・盗難があった場合どうするのか
・ゲーム等の機能も使えるため周囲の子供に悪影響を及ぼす
・写真をとるというが、周囲の子供が写ってしまうこともあるため控えてほしい
・写真をとるときのシャッター音が授業の邪魔になる
・保護者への説明をどうしたらよいか・・・
等、ipad一つ持ち込むといったときに、学校側が解決しなければならない問題というのもあるのです。

本人&親からしていれば、手元にipadがあるのであれば、今すぐにでも学校で使いたいと思うかもしれませんが、一つひとつの課題に対して対策を考えてから導入をするというのがよいと思います。

(できるだけ、問題をこじれさせないで学校側と上手く交渉することを心がけるとよいと思います)

例えば、こんな感じで対応を考えます。

・盗難について
対策1:ipadの管理は全て本人が行い、盗難があった場合でも学校側に責任を求めない。
 対策2:登下校時にipadは職員室に返却。体育等で使用しないときも必ず職員室に持っていく。(私はこの方法で学校でパソコンを使っていました)
対策3:ホームルーム等に鍵のつく箱やロッカーに入れて本人が管理

・写真のシャッター音について
対策1:音消しアプリを入れる。
対策2:音量を常にミュートに設定
対策3:ipadに常にイヤフォンジャックをつけておき、外部におとがもれないようにする。

などなど、学校側が危惧する問題に対しては真摯に受け止め、むしろ、その問題をどのように解決するかに労力をさくようにしましょう。

くれぐれも、拒否されたことに対して腹を立てて、頭ごなしに怒ったり、強く要望し続けることは避けましょう。
学校側からすると、モンスターペアレントと思われてしまうことが一番損ですから。

ipadを学習場面に導入するにあたっては、色々と課題もあります。
でも、一人で悩まず、抱え込まず、そういうときはviwaに相談してくださいね。

すべての問題を解決できるわけではありませんが、一緒に考えることはできます。
一つの頭で考えるよりも、3つ、5つの頭で考えたほうが解決案もみつかりやすいと思いますので。

key word ipad 学習 学校 交渉

viwa 奈良里紗



2012年8月18日土曜日

プレゼンテーション:大学AO・推薦入試編

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

今日は大学入試の中でも、AO入試と推薦入試の際のプレゼンテーションをどうしたのかについてご紹介したいと思います。

近年では、AO入試や推薦入試を利用した受験も一般的になってきています。

AO入試や推薦入試でとても重要なのが面接です。

特に、AO入試では事前にだされた課題について指定された時間内にプレゼンテーションを実施しなければならないことがあります。

私が受験したAO入試では、パワーポイント等のPCを使用したプレゼンテーションも可能でしたし、自分で発表資料を作成してプレゼンテーションすることも可能でした。

当時の私はパソコンをほとんど使いこなせなかったですし、何より、入試で大学側が準備しているパソコンの画面が見えなったり、何かトラブルが起きたときに自分では対処できないことから、パソコンを利用してのプレゼンテーションはしないことにしました。

そこで、私が考えたのが紙芝居のようなプレゼンテーションです。
スライドにみたてた画用紙を自分で作成しました。

最も私にとって大変だったことは、プレゼンテーションで話す内容を覚えることです。
もともと、暗記は得意なほうだったのですが、それでも10分間のプレゼンテーションで自分が話す内容を全て暗記するというのは大変でした。

なぜ、暗記せねばならなかったかというと、前回のipadの記事でも少し触れましたが、原稿をルーペで見ながら話すプレゼンテーションはあまりよくないからです。

相手に訴えたいことを訴えうrためにも、効果的なプレゼンテーションを行うためにも、何より大学に合格するためにも、私は必死でプレゼンテーションの内容を暗記しました。

大学に入ってからも人前でプレゼンテーションしなければならない場面は増える一方です。

最初はとてもぎこちなく、とても緊張していました。

でも、やっぱ、人間、場数が大事なんですね。

経験を重ねていくうちに、少しずつどうやったらよいか要領をえてきます。

とても大事なプレゼンテーションはやっぱり暗記が望ましいですが、
そんなにフォーマルな場所でなければ、パソコンをちらみしながらプレゼンテーションをすることもできるようになってきました。

たくさんの失敗を経て、今の私があります。

できることなら失敗はしたくないものですが、
失敗をしてみないとどうしたらよいかわからないこともあります。

失敗し続けて自信をなくしてしまいそうなときには、
誰かに相談してみてください。
もちろん、viwaでもかまいません。

誰かに相談してみると、自分ではどうしても解決できなかった問題も、
簡単に解決できちゃうこともあります。

ちなみに、私のAO入試でのプレゼンテーションは
自分で言うのもなんですが、完璧でした!笑

一語一句完璧に暗記していたので、口の筋肉が覚えていて、
とても緊張していても、勝手に口が動いてしゃべってくれました。笑

でも、そうなるために、私は2週間程度、来る日も来る日も、プレゼンテーションの原稿を繰り返し声に出して練習していました。

周囲の人にけむたがれるぐらい、練習に練習を重ねて万全を期していたからこそ、完璧なプレゼンテーションをできたのだと思います。

余談ですが、自信をもちすぎてしまい、練習をさぼったプレゼンテーションでは、見事、撃沈しました。

あ~、やっぱ、努力は裏切らないのだなぁと。笑

皆さんは、丸暗記以外の方法でどんな工夫をされているのでしょうか。
何かよい方法があれば、ぜひ、ご紹介くださいませ。

key word プレゼンテーション AO入試 推薦入試 面接 視覚障がい

viwa 奈良里紗

2012年5月4日金曜日

思春期の不思議~みんなと同じがいいんです!~

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

今日はちょっと私自身の高校生時代を振り返ってみたいと思います。

というのも、よく学校の先生や保護者の方から、
「せっかく、拡大教科書を準備してもらったのに、学校では全然使ってないんです」

「目が悪いから、座席を一番前にしてもらえるようお願いしてあるのに、席替えに参加して、一番後ろの座席になっちゃって・・・。本人は特別扱いされるのがいやみたいなんです。」

などなどという声をしばしば聞くことがあります。

私自身、高校時代は、授業中にルーペを使ったり、自分のために、わざわざ先生が拡大コピーをしてきてくれた教材をみんなの前で受け取ったり、それに記入して、自分が提出したプリントだけ大きいとか、そういうことが無償に嫌で嫌で仕方ない時期がありました。

一般的にも、思春期って、親と一緒に歩いているところを友達にみられたくなかったり、他人より少し太っていたり、他人より少し髪型が変だったり、何か、他人と少しでも違うことがあると気になる時期なんですよね。

だから、先生や保護者にとってみれば、
せっかく、準備した拡大教材なのでしょうが、
やっぱり、みんなが使っていないものを自分だけ使うというのは、
それなりに抵抗感を感じるものなんです。

今、振り返ると、なんで、あんなに嫌だったんだろうって思っちゃいますけどね。

先生が一生懸命時間をかけて拡大してくれた教材を使って、
もっと、しっかり、勉強すればよかったのに、自分。。。。

と、思いますが、まぁ、それができないのが思春期の不思議なのです。

席替えに参加して一番後ろの座席になってしまったり、
拡大教材を使わなくって、成績が落ちてしまったりしても、
それは全て自分の責任です。

親や先生のいうことをきかないかわりに、
どんなことがあっても、言い訳ができない・・・・
そんな状況を本人に理解させた上で、
好き勝手やらせてあげてみてはどうでしょうか。

成績が有りえないくらい落ちてしまったら、
あぁ、やっぱり、自分は拡大教材を使わないと、
このままだと、進路に関わると感じれば、
自分から、嫌だなと思いつつも拡大教材を使うようになるでしょう。

まぁ、きっと、見ている先生や親にとっては、
子どもの行動がとても歯がゆく、放っておけないような状況なのでしょうが・・・。

私自身もこういう時期があって、
失敗をしながら色々と学んできたので、しばらく、見守ってみてあげてくださいね。

viwa 奈良里紗

2011年9月15日木曜日

視覚技塾番外編~板書ってどうしていますか?~USTREAM録画公開!

皆様 こんばんは。“viwa”の渡辺です。 去る9月11日、viwaスタッフの村上・吉田・山本の3名で板書に関する工夫をテーマに、USTREAMにて映像配信を行いました。 その録画を公開いたします。 先輩当事者が、板書に関して教室の座席選びに始まり各自の経験や工夫を語っております。 ぜひご覧ください! 参考:板書ってどうしていますか? http://www.viwa.jp/article/221641250.html

2011年4月17日日曜日

【新生活応援】座席の位置はどこがいいですか?

皆様


こんにちは。viwaの村上です。
今回は、【新生活応援】第2弾として、
新しいクラスが新しくなった時の、私のちょっとした不安体験をご紹介いたします。

それは、座席の位置です。

前回の日記でも書きましたが、
新しいクラスになった時は、出席番号順に座席が並んでいることがほとんどでした。
そうすると、座席も後ろの方になってしまい少しの間ですが、不安を感じることがありました。

例えば、
・単眼鏡などの補助具を使っても、黒板に書いてある文字が読めない。
・教室の前にかかっている時計が、遠くて見えず、時間がわからない。
・授業中に先生が紹介している写真や図が、よく見えない。
などです。


もちろん、ずーっと出席番号順の座席のままではありませんので、
一時的な不安ではありましたが、自分の座席の位置によって、授業を受ける時の安心感が違うものだなぁっと感じておりました。

実際、私にとって見やすい座席は、
前方の前の方でした。

廊下や窓際の前方の席は、黒板を見る時に角度がついてしまい、
手前はみやすいのですが、奥の方の番所は見えなくなってしまいます。
また明るさなどのコントラストも、窓際の場合は、まぶしすぎることがありました。
��カーテンを閉めればちょうどよいのですが、毎日カーテンを閉め続けるわけにもいきません)


中央の前方部分といっても、できれば2番目くらいのあたりが私にとっては見やすい場所でした。
一番前ですと、板書されているものは見やすいのですが、
教卓の前で先生が提示する写真や図が近すぎて見えにくくなってしまいます。
そのため、ある程度全体が見渡せて、黒板を見ることができるのが前から2番目くらいの座席でした。


もちろん、一年中同じ席というのも面白くなかったので、
席替えの時は、ある程度見やすい席の中から移動していた気がします。

どのような形であれ、自分がどのような環境や距離だと見やすいのか。
それがある程度わかっていると、何か人に説明する時も便利かもしれません。

・距離
・明るさ
・雰囲気


皆様は、どんな基準で座席を選んでいましたか?



Key word
座席, 席替え, 出席番号, まぶしさ, カーテン

2011年4月16日土曜日

盲学校で良かった点(学習編)

こんにちは。ゆうきです。

僕は高2の時から地方の盲学校に2年間在学していたので、今回はそこでの体験をもとに盲学校の良かった点についてお話したいと思います。

盲学校での学習面での良い点は、主に少人数学級のこともあり、各生徒の状態に応じた個別指導が行いやすく、個人の要望を聞き入れてもらいやすいことだと思います。

僕のいたクラスは普通科の中でもコース別になっていたので、大学進学コースの生徒はなんと僕ひとりでした…。

しかし、そのため贅沢にも授業では各担当の先生方を独り占めすることができ、要望も聞き入れてもらいやすかったです。

まず、最初は教室の環境を整えることから始めました。
当時、僕は拡大読書器を使用していたため、机をふたつ用意し、ひとつは拡大読書器用としていました。

また各教科担当の先生方と相談し、自分の学習しやすいよう、文字のサイズや学習スタイルを決めていきました。

例えば板書の文字が見えづらかったため、板書する項目や重要な箇所を丁寧に読み上げてもらい、それを聞いてノートを取っていました。

また数学の計算やちょっとした英単語や漢字などの説明の際には小型のホワイトボードを使って確認していました。


これは盲学校でなくともいえることですが、視覚障がいのある学生は、健常者の学生と同じ環境で学習するのはたいへん難しいです。

そのため学校側に自分の要望を伝え、可能な限り自分にとってもっともよい学習環境を整えてもらうことが大切だと思います。


たとえ環境が改善されなくとも自分独自の学習スタイルを身につけていくことが必要だと思います。

僕の場合は盲学校だったため、様々な要望を聞き入れてもらいやすく、先生方の配慮も万全であったのだと思いますが、普通校であってもまずは自分の要望を伝えることが大切だと感じました。


みなさんも盲学校・普通校でのよかった点や、学習で何か工夫していたことなどありましたら教えてくださいね!


Key word
盲学校, 学習スタイル, 少人数, 要望

2011年2月28日月曜日

入試の体験談 -推薦入試編ー(yuji)


こんにちは。yujiです。

今回は推薦入試ってそもそもなんぞや?
ってことから書きます。

推薦入試と言っても、
・公募制推薦入試
・指定校推薦入試
・自己推薦入試
の3種類があります。

自己推薦入試は、
先日の記事で書いたような推薦制度。
学校を通さず条件が合えば誰でも受験できますが、長所と短所がありそれを考慮に入れながら受験を考える必要があります。

次に、公募制推薦と指定校推薦の違いについて説明します。
どちらも高校の推薦が必要です。

簡単に言うと、
公募制推薦は高校が「優秀な生徒がいるんですけど、どうですか?」と大学に推薦します。
それに対して、指定校推薦では大学が高校に対して「あなたの高校から学生を入学させたいので生徒を紹介して下さい」と大学側と高校の間で交渉をします。

指定校推薦の場合、学校内で推薦者が選抜されるため、出願した時点で合否がほぼ確定します。
公募制推薦の場合は、複数の学校から受験者が集まるため、定員に対して倍率がとても高いことがあります。

もちろん、それぞれ校内審査があるため、校内での評定などが受験資格に反映されます。

また、指定校推薦は全ての高校に設けられているわけではありませんので、高校進学の選択基準にもなります。
なお国公立大学では実施していない所がほとんどなので一般的に指定校推薦と言えば私立大学の受験を指します。

指定校推薦・公募制推薦どちらも学校の評定と生活態度で出願できるかが決まります。

これはあくまで私の経験ですが、
普段の授業や定期試験で思うような配慮が受けられず、定期試験などで十分に自分の力を発揮できない時は、どうしても評定に影響がでてしまいます。
また障がいを持つ学生への受験の前例がない場合は、学校や先生方と十分に相談する必要があると思います。

大学入試には、推薦入試以外にも様々な形態があります。
特色を理解し、自分の状況に合った形で上手く活用できたら良いですね。

目標の大学があるのなら出願要綱を確認し、それに向けて学校のテストも対策していくと良いと思います。

指定校なら高校の先生から、公募制なら大学のホームページで受験資格を確認することができます。
どの場合で受験するにしても、入学後にはある程度の学力が要求されます。
本業の勉強は怠らないようにしましょう。


Key word
推薦入試、指定校入試、公募制入試、配慮


参考:
入試の体験談 AO入試編 (yuji)
http://www.viwa.jp/article/187138015.html
受験にむけて~まずは自分の得意なことを見極めよう!~
http://www.viwa.jp/article/182442303.html

2011年2月23日水曜日

入試の体験談 AO入試編 (yuji)

こんにちは。yujiです。

今回は私の大学進学の時の体験談を書きます。

高校入学当初、私は珠算を習っていたこともあり、数学が得意でした。
私の高校は高校2年生で文理分けによるクラス替えがあったので高校1年生の時にある程度の進路決定が求められました。

私の高校では、私立大学・専門学校コース、医療・看護系コース、国立大学文系コース、国立大学理系コースとありました。
国語は苦手だったので国立大学理系コースに行くことは決めていたのですが、この選択が大学受験について考えるきっかけになりました。

そこで適当に有名な大学のホームページを見て行った時にAO入試なるものがあることを知りました。
受験資格はある資格を取得するだけ。一見簡単そうに見えたのでその資格をうけることにしました。

その資格とは「数学オリンピック」ってものなのですけど受験資格は高校生2年生以下という特殊なものです。
その予選ではA判定(合格)、B判定(準合格)、C判定(不合格)とあり、その判定によって出願資格が与えられます。
そして、それに向けて数学をやたら勉強しました。
テレビのニュースで時々紹介されるので知っている方もいると思いますが、数学オリンピックで世界大会に出るような高校生は、中学校で高校の勉強を終えてるような進学校ばかりです。
��判定でも12問中約7問を正答すれば良く、3、4問はなぞなぞまがいの問題だったのでやってみる価値はあると思いました。

高校1年生の冬に受験した時にはB判定で、来年は行ける!と思って次の年も受験したのですが・・・またもやB判定でした…。。。

試験は、通常3時間と長時間にわたるため、特に試験時間の延長は依頼しませんでした。
受験の際は、拡大読書器を持ち込み受験に臨みました。


それでもAO入試で受験できる大学はあったのですが、学科や大学が限られてしまうため、出願を見送ることにしました。


��度目の大学受験の時にもAO入試を利用して受験をしました。
しかし、結果は不合格。
��O入試は現役生の受験生が多く、高校3年間で何をやってきたかを見ている大学が多いようです。

そして、2度目の一般入試に突入しましたが、これについては後ほど書きます。


��O入試を受けた感想は、目標が明確で、それに向けて自主的に学習し、スキルや資格を持っていればある程度有利に進められると感じました。
その場合、早い段階での進路決定と計画性が大切だと思います。

しかし、それに時間を費やしてしまい、肝心な学校の勉強や他の教科の勉強を怠ると、進路選択の変更の際に、対応するのが難しいこともあるようです。

��O入試の内容は、各大学によって異なります。例えば、学校の評定だけで応募できるものや自分史などで応募できるものなどもありますので、一度志望大学の状況を調べてみてはいかがでしょうか。


書類を準備したり、自分を見つめ直す作業は、それだけでも時間がかかると思います。
受験回数が増えることは魅力的なように思えますが、一般入試よりも倍率が高いことがあります。
視覚障害の場合はそれに加え書く書類も多く手間も人より多いです。

私の場合は、オープンキャンパスには必ず足を運び、大学側と準備を進めておりました。

今回は、私の経験談となりましたが、
長所と短所を考慮に入れ、本業を怠らないようにしつつ受験できるといいですね。


Key word
AO入試、オープンキャンパス、数学オリンピック、時間延長

2011年2月15日火曜日

カラオケの歌詞が見えないのですが、どうやって歌えばよいのですか?

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

みなさんは、カラオケにいったことはありますか?
中学生、高校生くらいになってくると、友達同士でカラオケにいくことも多くなりますよね。

視覚障がい者にとって
カラオケで困るのは、歌詞が表示される
テレビ画面が見えない、あるいは、画面に近づかないと
見えないことです。

歌を歌うことが好きな視覚障がい者も多いと聞きますが、
みなさんはどのようにカラオケを楽しんでいらっしゃいますか?

工夫術等ありましたら、ぜひ、教えてください!!

��*

ここからは、奈良の工夫方法を紹介します。

私は自分が歌いたい曲は歌詞を暗記してしまっています。
というのも、好きな曲は、何度も聞いているので知らず知らずのうちに
覚えてしまっているんですよね。

歌詞があいまいな場合には、
「この曲、一緒に歌わない?」
と誘って歌います。

カラオケがあまり得意ではない、
人前で歌うのが恥ずかしい
なんていう友達がいたら、
「一緒に歌おうよ」
と誘ってみると快く一緒に歌ってくれます。

あとは、仲良しの友達といくときには、
歌詞を読んでもらうときもあります。
でも、これは初対面の人にやってもらうのは
ちょっと技術がいるのでやめておいたほうがよいかもしれません。

いずれにしても、正しく歌えることより、
その場を楽しむことが大事なのだと思うので、
タンバリンで盛り上げたり、おしゃべりしたり、
歌う以外にも楽しめる方法をみつけておくとよいですね。

とはいっても、十八番はあったほうがよいですね。
ここぞ!というときに、盛り上げられたり、しっとりできたりする
曲をもっていると、周りの人を楽しませることもできますからね。

みなさんの十八番はなんですか?

key words
視覚障がい カラオケ 歌う 暗記 テレビ画面

viwa 奈良里紗