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2021年10月12日火曜日

実施報告 視覚技塾2021~ロービジョンと歩行~

 皆さま

viwa事務局です。
2021年8月7日(土)午前10時~正午まで行われた
視覚技塾2021~ロービジョンと歩行~の講演内容を動画にて公開しました。

改めて、白杖の役割や歩行訓練とは何なのか、私たちロービジョン者がどうしたら安全に安心して快適に移動をすることができるのか、
たくさんの気づきを与えてくれた講演でした。

ぜひ、ご覧ください。




URLをクリックして動画をご覧になる場合はこちら

なお、下記は講演内容に関する訂正事項です。

チップを選ぶという説明のところで、チップを申請してもらえると話していますが、
チップ単体ではなく、白杖につけた状態で申請するの間違いです。

誤解を招くような表現で発言してしまいました、申し訳ありません。(堀江)


以上です。

#ロービジョン #歩行訓練 #白杖 #弱視 #安全 #安心


viwa事務局



2021年3月15日月曜日

実施報告 視覚義塾2020~アメリカにおける歩行訓練~

 皆さま

viwa事務局です。
2月14日に実施しました「視覚義塾2020~アメリカにおける歩行訓練~」にご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

多くのお申込みと事前に寄せられたご質問から、このテーマへの関心の高さを感じました。

お待たせしました。
当日の講演部分の動画ができましたので下記よりご覧ください。




URLをクリックして動画をご覧になる場合はコチラ

今回、講師を務めてくださったリビーさんへのインタビューをまとめた本が出版されました。
アメリカでの歩行訓練士養成、盲導犬協会のこと、教育における歩行訓練の位置づけなど、セミナーでは紹介しきれなかった内容が盛りだくさんです。

kindle版はvoice overで読み上げ可能なデータとなっております。
アマゾンのみの販売となります。
よろしければ参考になさってください。

Amazon.co.jp: アメリカの歩行訓練士養成課程での学び eBook: 奈良 里紗, 佐藤 由希恵: Kindleストア

#歩行訓練 #視覚障害 #アメリカ #盲導犬 #弱視 #ロービジョン

viwa 事務局

2020年6月28日日曜日

第6回オンラインパパママ会 実施報告

皆様


こんにちは。viwaの奈良里紗です。

6月26日(金)21時から、オンラインパパママ会を実施しました。
今回は、「歩行」がテーマでした。
話題提供をしてくださったのは、静岡県や長野県の盲学校等で、子どもを対象とした歩行指導を行っていらっしゃる堀江智子さんです。

「楽しく歩く、白杖は相棒です」とおっしゃる堀江さんの言葉からもわかるように、
白杖を持つ前の段階のことから、屋内・屋外での移動について、かなり具体的なお話を伺うことができました。

参加された保護者からは、
「信号が見えているときと、見えていないときがあって、どうやって信号のことを教えたらよいのでしょうか」
「学年があがり、校内で今までいったことのない場所へ行くようになると、よく転ぶようになりました。どうしたらよいでしょうか」
「白杖を持つ前の幼児の場合、段差があるときにはどうやって教えたらよいでしょうか」
「白杖をもっていると周囲の人の目が気になるようなのですがどうしたらよいですか」
などなど、様々な質問がありました。

堀江さんが一つひとつ丁寧に答えてくださり、とても参考になったのではないでしょうか。

次回は、7月24日に親子で楽しむオンライン料理教室を開催します。

key words 子育て 視覚障害 弱視 ロービジョン 歩行訓練 白杖
viwa 奈良里紗

2019年11月13日水曜日

IDケーンって白杖として使っちゃいけないの?

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

今回はパパママ会に参加されている保護者の方から質問がありました!

最近、弱視の小学生の娘が白杖を持ち始めたのですが、IDケーンはシンボルケーンなので、地面について歩いてはいけないよといわれたのですがそうなのでしょうか?
とのこと。


歩行訓練士の方に聞いてみたところ、
IDケーンも白杖として地面について使ってよいよ!とのこと。

私も折り畳み式のIDケーンを使っていますが、
段差があるかどうか確認するときに地面について使うこともありますよ。

読者の皆様からも、日ごろの素朴な疑問受け付けています。
また、専門家の方からの情報提供も歓迎しますので、何かありましたら、info@viwa.jp までお知らせください!

奈良里紗


2016年10月10日月曜日

卒業式


こんにちは。viwaの竹内です。
先日、大学の卒業式に行ってきました。
大学の卒業式で壇上に上がり、卒業証書を直接受け取る珍しい体験をしたのでブログに書いていきたいと思います。


この時期に卒業式?
と思われた方もいらっしゃると思いますが、大学は3月の春学期卒業だけではなく、9月の秋学期卒業もあるんです。

僕の通っていた大学は、春学期の卒業式では、数千人卒業するので、外部の建物を借りて盛大に行われます。

しかし、秋学期の卒業式では、数百人しか卒業しないので、大学内のチャペルを利用して行う小さい式になります。
そのため、卒業生1人1人が壇上に上がり、学長から直接卒業証書を受け取ることが出来るんです。


正直言って、卒業式に参加するの嫌でした(笑)
想像するだけで絶対目立つし、壇上まで行けるかなと不安もありました。


そんな風に思っていたのですが、大学の職員の方から卒業式の流れの説明や、当日の誘導などを打ち合わせるお電話をいただいてしまったのです。
大学生活の最後の最後まで、お気遣いとお世話になり、これは参加するしかないと決意しました。

当日の卒業式の流れや、壇上までの誘導を事前に打ち合せることで、とても安心しました。
やっぱり、事前に打ち合せておくことって大切ですね。


卒業式当日は、壇上までの誘導は職員の方と打ち合わせをしていたので、問題なく行けたのですが、卒業証書を受け取る際に問題がありました。

卒業証書を受け取って終わりかと思ったら、学長は握手を求める人でした。
全員に握手をしていたようで、僕が受け取ってすぐに戻ろうとしたら、学長が小声で「握手!握手!」とつぶやいていて、そこで初めて握手までする流れだったんだなって気付きました(笑)


白杖を持って壇上まで行ったので、学長も僕が見えないことを気付いてくれたのか、手を差し出したら卒業証書まで手を添えて誘導してくれたり、握手しなかったら小声で伝えてくれたり優しさを感じました。

しかし、学長に言われて慌てて握手をしたので、目立つ中で受け取るなら、スマートに受け取って終わらせたかったと、少し恥ずかしかったです。

今までの卒業式を振り返ってみると、見えていたために、前の人たちはどうもらってるのかなとか、確認出来ていましたが、見えないと細かいところですけど、ちゃんと流れを確認しておいたほうがスムーズに受け取れたなと実感しました。

卒業式に参加することによって、しっかり卒業出来たと両親にも先生方や職員方にも安心してもらえたのでよかったです。

小学校から高校までは、壇上で卒業証書を受け取る学校が多いと思います。
面倒さや、嫌な気持ちを感じることもあるかもしれませんが、学校生活の締めくくりとして、ちゃんと卒業式に参加して、卒業して終われるのも晴れ晴れした気分になれますよ。


2015年12月30日水曜日

見えにくい私の子育て 水いぼ編

皆様


こんにちは。viwaの奈良里紗です。
今回のテーマは水いぼです。

皆さんの中でも幼きころの記憶で水いぼになったことを覚えていらっしゃる方がいるかもしれません。

夏にプール等で感染する水いぼ。
私の息子が初めて水いぼになったのは3歳のときでした。

お腹や太もも付近に2か所ほど、ぷくっとしたできものができているということには私も触って気づくことができていました。


子どもに「かゆい?」と尋ねると「かゆくないよ」というので
しばらくの間、放置していました。


当然、何も手当をしたわけではなかったのでそのぷくっとしたできものは徐々に大きくなっていきました。

「これ、一度、皮膚科にいってみてもらわないとね」と言ってはいたものの、日常の忙しさにかまけていけずにいました。

たまたま、祖父母のところへいったときに「これ、水いぼかもねー早めに病院にいった方がよいよ」
というアドバイスをもらい、皮膚科へ連れていきました。


そのときの私は、水いぼというものがどういう性質のものなのか知識として知らなかったため、
皮膚科にいってぬり薬をもらって治療をするものだとばかり思っていました・・・。


診察室に入り、
「どうしましたか?」というお医者さんの問いに対して子どもの洋服をぬがせて、
「なんかできものができてしまっているみたいなんです」
とみせたところ、即答で
「これ、水いぼだよ。ほら、ここにも、ここにもあるでしょう?こんなになるまで放っておいたらだめだよ。みればすぐにわかるでしょう?これが水いぼで普通の発疹とは全然違うでしょう?」
と説明されたのですが、とても小さな水いぼだったので私の眼で見て確認することはできませんし、触ってもわからない程度でした。


私が触覚的に認識していたのは2箇所だったので、
「ここにも、ここにもあるでしょう」
とお医者さんに指摘されてとても驚きましたし、水いぼってそんなにやばいものなのか?!と思いながら聞いていました。


そこで、いつもは待合室で待っていてもらっているヘルパーさんを呼んで、一緒にみてもらうことにしました。
もちろん、その前にお医者さんに
「私、眼が不自由なのでよくみえなくてわからないので、ヘルパーさん連れてきてみてもらいますね」と一言断りをいれてから呼びにいきました。


私は白杖をもっていても、視覚障がい者であると周囲が認識してくれないことが多く、
今回のお医者さんも何度かきているのですが、私があまり見えていないとうことに気づいていないようでした。


でも、私がこうやって説明をすると、お医者さんや看護師さんも少し驚いたように見えました。
やっぱり、この白杖の存在に気づいていなかったのかなぁと思いつつ、急いでヘルパーさんを呼びにいきました。


ヘルパーさんに
「水いぼができてしまっているみたいなので、どこにどのぐらいあるのか確認してもらってよいですか?」
とお願いをして診察室までみにきてもらいました。

すると間もなくお医者さんがピンセットを準備して、看護師さんが子どもを抑えつけて瞬く間に6か所あった水いぼを切除。

もちろん、子どもは大泣きです。
「ほら、こんなウィルスが入ってたよ」
とお医者さんが見せてくれるのですが私は見えないのでルーペを近づけてみました。


こういう姿をみて、ようやくお医者さんも私がかなり目が見えていないことをわかったようなかんじでした。

皮膚科のお医者さんにとっては水いぼなんて日常茶飯事なのでしょうが、私は初めての経験だったのでお医者さんに
「水いぼはどうしてできるんですか?」

と尋ねたところ少し怒ったような口調で
「ウィルス感染、プールとかで感染してくるから一つでもあったらすぐにとらないと体中にできちゃうからね」
と説明をうけました。


子どもは診察室からでてもまだ泣いています。
そりゃそうだよね、ぬり薬をもらうだけできたはずが、ピンセットで切除されたのですから・・・・


しかも、6か所もです。
その後、かのう止めと保湿クリームをもらいました。

私にとって、小さな水いぼを早期に見つけることは至難の業です。
今回、ヘルパーさんが一緒にいてくれたことでどこにどういうものができているのか確認してもらいました。


なので、数日後、同じヘルパーさんにきてもらったとき、子どもを裸にして水いぼがほかにもないかチェックしてもらいました。

すると、もう一か所、水いぼではないかと疑われるものがありました。

子どもは前回のことがあるので、二回目からは病院につれていくのが大変です。

でも、なんとかいいくるめて連れて行き、「これは水いぼでしょうか?」と尋ねると
「水いぼだね」とあっさりいったあとにピンセットでまたまた瞬く間に切除完了。


子どもは大泣きでしたが、素早くやっていただき助かりました。

病院通いはこれで終わりましたが、その後、かさぶたになるまでの間、ぬり薬をぬるのもなかなか大変でした。

お風呂上りの時間帯にはヘルパーさんはいません。
子どもにどこが水いぼを切除したところか聞いて私の指をとって誘導してもらってぬりました。


3歳にもなるとこういうことができるようになるんですね。
赤ちゃんのころは、それこそ、毎日のように健康管理のためにはだかんぼにした息子の体をヘルパーさんにチェックしてもらっていましたが、3歳にもなるとそういう機会はほとんどなくなりました。

そんなときの水いぼ事件、一度、経験したので来年からは「これ、水いぼかも?!」
と疑うことができると思いますが、未経験のことはわからないし、初体験のときには色々と戸惑うものです。

ヘルパーさん自身が子育てを経験されていると
「うちの子もあったよー、全身にできちゃって本当に大変だったよ」とかそういうお話も聞きながら利用できるのでとてもありがたいなぁと思っています。


さてさて、次はどんな病気をするのでしょうか?


viwa 奈良里紗

2012年4月28日土曜日

日常生活用具の申請方法

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

今回は、日常生活用具の申請方法についてご紹介します。

まず、日常生活用具について少し説明をしておきますね。

例えば、視覚障がい者が歩くときに使う白杖(はくじょう)は、
視覚障がい者にとって必需品となりうるものですので、
誰でも購入できるように、国の助成制度が利用でき、
ほとんど、自己負担なしで購入することができます。

※所得の状態によっては、一部、自己負担が発生する場合があります。

簡単にいうと、日常生活で必要と考えられる
視覚障がい者用品は、国の助成対象になっているものであれば、
安く購入することができるというこです。

じゃあ、実際に購入したいときはどうしたらよいのか?

お住まいのある知事対の障害者福祉課に行けば、
どういったものが助成対象になっているのか、どうしたら、購入することができるかが書いてある本をくれたり、電話番号を教えてくれたりします。

私は、あらかじめ、購入したいものを
日本点字図書館のホームページ(http://yougu.nittento.or.jp/)でチェックしておいて、
日本点字図書館に電話します。

名前と住所を伝えれば、該当の市区町村に日本点字図書館から
見積書を送ってもらえます。

そうすると、見積書を確認した自治体から書類が郵送されてくるので、
内容を確認し、署名・捺印した書類を返送します。

あとは、商品が自宅に届くのを待つだけです。

一般に、市販されているものでも十分代替がきくものもありますが、
視覚障がい者のために開発された用具のほうが使いやすいこともあります。

日常生活用具と市販製品の両方を上手に組み合わせて、
快適に日々を過ごせたらよいですよね!

皆さんもぜひ一度、日常生活用具にはどんなものがあるのかみてみてくださいね☆

key words 日本点字図書館 日常生活用具 申請方法

viwa 奈良里紗

2012年4月7日土曜日

ライブやコンサート、行っても大丈夫?

こんにちは。“viwa”の渡辺です。 皆さんはライブやコンサートに行かれますでしょうか? 私は生で音楽を聴くのが大好きななので、月に1回はライブやコンサートに行っています。 視覚障がい者にとって、ライブやコンサートでの心配事の一つが、自分の席を見つけられるか、ではないでしょうか?座席のどの部分に席番号が書かれているか見つけるのも大変ですし、それを読みとるのも大変です。広い会場、特にアリーナ級の会場やスタジアムなどでは、自分の席のおおよその場所を把握するにも、会場に啓示されたエリアマップを見て探さねばならず、これも大変ですよね。 でも、実際には多くの場合、あまり心配はいりません。 というのは、多くの会場では、チケットを切るゲートや入口近くにいる係員の方に事情を話せば、席まで案内してもらえます。事情を話す際には、弱視の方も「目が悪いので」と言うよりは、「目があまり見えないので」というようにちょっと誇張して伝えた方が、相手に事情がよく伝わり、よりしっかりと案内してもらえると思います。「目が悪い」くらいの言い方ですと、指定された席の近くまでは案内してくれても「この列の、だいたいあの辺です」みたいな説明をされてしまうことがありますので。 もちろん、白杖を持っていると、より係員の方に事情が伝わりやすいです。 私がこれまで案内をしていただいたことがある会場には、東京ドーム、日本武道館、さいたまスーパーアリーナ、横浜アリーナ、NHKホール、渋谷公会堂、サントリーホール、代々木第一体育館、などがあります。(首都圏ばかりで申し訳ありません。) 会場によっては、案内してくれる際に、「終演後にお迎えにまいりましょうか?」といった感じで、帰る時の案内が必要かを聞いてくれる場合もあります。もし聞いてくれなくても、お願いすれば迎えに来てもらえます。 私が帰りの案内をお願いしたことがある会場は、さいたまスーパーアリーナと横浜アリーナです。 このように、会場では席までの案内をしていただけるのですが、それでも、事前にWebで会場の情報を仕入れておくと、より安心ですし、便利です。多くの会場のオフィシャルサイトには、会場内の座席図が載っています。もし地図や図面を見るのが苦手でなければ、会場のおおよそのブロック割、たとえば、自分の席が「南スタンド2階」であれば、それがおおよそどの辺りにあるのか、その近くにトイレはあるのかなど、事前に把握しておくと、会場での行動がよりしやすくなると思います。 会場のオフィシャルサイト以外にも、いろいろな会場の情報がまとめられているサイトもあります。私がよく参考にしているのは、以下のサイトです。トイレの混み具合や、周辺のコンビニ情報などまで載っています。 http://www.livehis.com/house/index.html (こちらも首都圏中心です。首都圏以外の方、申し訳ありません。) さて、これまでスタジアムやアリーナ、ホールといった会場について書いてきましたが、これとちょっと事情が異なるケースがあります。それはライブハウスと、いわゆる“フェス”です。これらについては、また次回、書かせていただこうと思います。

2011年2月22日火曜日

白杖(はくじょう)ってどこで買えるの?

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

視覚障がい者といえば、
「白い杖を持っている人」
というイメージがありますよね。

この白い杖のことを白杖(はくじょう)といいます。

それでは、これ、どこで購入することができるのでしょうか。

私は日本点字図書館で購入しました。
��RLhttp://www.nittento.or.jp/yougu/index.htm

また、白杖であれば、どれでもよいのかといえば、そうではありません。

初めて白杖を購入する場合には、
専門家に相談の上、購入したほうがよいと思います。

どれでもよいというわけではなく、
身長やどのような用途で使用するかによって、
どの白杖がよいかもかわります。

ちなみに、
私は折り畳みができて、軽くてかさばらない白杖をもっています。

白杖は常に持って歩かない人であっても、
いざというときにあると便利ですので、
一つはもっておくことをおすすめします。

viwa 奈良里紗

key words
白杖 はくじょう 視覚障がい者 歩行 日本点字図書館

2011年1月9日日曜日

アメリカでの生活で一番楽しいこと“あゆみ”

こんにちは。あゆみです。
私は視覚障害児教育を専攻する大学4年生で、現在アメリカボストンにあるパーキンス盲学校でインターンとして勉強をしています。

今日は、「アメリカでの生活で一番楽しいこと」というテーマで、私の体験談をご紹介したいと思います。

 私にとってアメリカ生活で一番楽しいことは…、
一番を決められないくらい楽しいことがたくさんあるのですが、
アメリカのさまざまな文化にふれられることかと思います。


《なんでも大きい!》 
アメリカでは、人、食べ物、服、家、家具、…、なにもかもが本当に大きいです。例えば、マクドナルドのハンバーガーは日本のハンバーガーの3倍の大きさはあると思います。中のお肉も分厚くて、それでいて値段は日本と同じくらいなので、とても得をした気分になります。
飲み物も負けておらず、日本のスモールサイズの大きさはなく、こちらでスモールを頼んでも、日本でいうラージサイズくらいの大きさのものが出てきます。たいていの場合私はいつも飲みきれず、断念してしまうのですが…。

 ベッドやソファーも体の小さい日本人にとっては自分が子どもになったかのように大きく、ゆったりできるのでいつもちょっとリッチな気分になれます。


《意見ははっきり》 
日本だと、もし何か話し合いをしていたとして、自分と反対の意見が出た場合、それに反論するのはなんとなく言いづらかったり遠慮がちになったりするのではないかなと思います。

しかしアメリカでは、「私はあなたの意見には反対です」「私はこのような意見を持っています」ということを何の躊躇もなくきっぱりと言うのが普通のようです。そして、多くの議論はとても活発に行われ、日本のように一時しんと静まり返る場面にはまだ出会ったことがありません。

私はこのような場面を初めて見かけたときはかなり驚きました。他の場面においても、アメリカの文化の中では意見をどんどん主張するのが普通で、他の人が買ってくれたあるいは作ってくれた料理であってもこれは食べたくない、おいしくないと皆はっきり言っています。

日本人の感覚では失礼にあたるのではないかと心配してしまいますが、言われた相手も全く気を悪くすることなく、これがアメリカでは普通のようです。

自分の意見に反論されるとちょっとどきっとしますが、私はこのような意見をはっきり言うアメリカの文化が好きです。


《ブラインドに慣れている》 
白杖を持って道を歩いていても、日本のようにじろじろ見られたりびっくりされたりすることは全くといっていいほどありません。

皆が視覚障がい者に慣れていて、歩いていると「何かお手伝いできることはないですか?」といろんな人が気軽に声をかけてくれます。
これは私の意見ですが、アメリカでは障がいのある子どものほとんどが通常学校に通っていて、多くの人が小さい頃から見慣れているのと、さまざまな人種、言葉、文化が入り混じっている国でいろんな人がいることが普通になっているのとで、特別な目で見られることがないのではないかと思います。

点字ブロックや音声信号、電車やバスのアナウンスといったものがほとんどないという点では不便ですが、視覚障がい者として出かけやすい国だなと感じています。


これらの他にも、アメリカンな謎の日本食を味わうことができたり、日本にはないアメリカ独特の習慣やマナーにふれることができたりして、毎日アメリカの文化にふれながら楽しく過ごしています。