2011年10月31日月曜日

パスポートは代筆で作ることはできますか?

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

本日のご質問は
「パスポートは代筆で作れますか?」です。


結論から申し上げますと
代筆で作ることはできます。
ただし、パスポートに印字されるサインのみは
本人の直筆である必要があります。

パスポートの申請用紙はマークシートのようになっており、
枠線内に文字を書かないと、機械が読み取れないようになっています。

そのため、住所など必要事項は、窓口スタッフに代筆を依頼して書いてもらうほうが確実です。

また、窓口には、視覚障がいのある人のために、サイン部分のみが切り抜かれた下敷きのようなものがあるので、
これを活用して、サインのみは枠内におさまるように書きます。

サインなので、漢字でなくても大丈夫です。

ちなみに、私はカタカナでパスポートのサインを書いています。

【ご注意】
おそらく、視覚障がいのある人の対応を何度もしたことのある窓口スタッフの人はほとんどいないと思います。
そのため、窓口で視覚障がいがあることを伝えて、代筆を依頼しても、
「こちらでは、そういったことはできませんので、ご家族の方に書いてもらってから、申請書を再度、お持ちいただけますか」
といわれることがあります。

私はこれまで2回、一人で申請にいきましたが、2回とも最初に同じことをいわれました。

でも、実際には、パスポートセンターの職員が代筆をしてはならないという規定はないので、
「過去に代筆で作ったことがあります」
「パスポートセンターに事前に確認したとき、窓口で代筆ができると聞きました」
などと伝えれば、窓口スタッフが本部に確認をとってから、代筆してもらえます。

ただ、残念なことに、このようなことがあると、窓口と本部で確認がとれるまでにかなり時間がかかるので、だいたい1時間は待たされることを覚悟したほうがよいです。

晴眼者であれば、10分~20分で終わる手続きなので、多少、いらいらしますが・・・・仕方がないことなのかもしれません。

逆に、このようなごたごたはいやだというかたは、
ヘルパーや友達、家族と一緒にいって代筆してもらうか、
事前に申請書類をとりよせて、すべて記入してからもっていくかしたほうが早いと思います。

ただ、実際には代筆でできる手続きであっても、
このように門前払いされることは少なくないので、
気を付けてください。

key word パスポート 申請 代筆 視覚障がい サイン

viwa 奈良里紗

全国障害学生支援センター 相模原市・町田市 地域交流会2011

皆様

こんにちは。viwaのなら里紗です。

以下のようなイベントが開催されるようです。
興味・関心のある方はどうぞ参考にしてください。

*以下、案内*
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全国障害学生支援センター 相模原市・町田市 地域交流会2011
障害をもちながら学ぶということ
開催お知らせ(第2次版)

開催日時:2011年11月12日 19時より
開催場所:相模原市立あじさい会館 第1展示室
         〒252-0236 相模原市中央区富士見6-1-20
         TEL 042-759-3963
講師 鈴木 沙耶さん (桜美林大学卒業 視覚障害)
   蓮實 里奈さん(和光大学2年生 肢体障害)

【主な内容】
 障害学生の進路の可能性を広げ、学びを通して障害者のイメージを深めていただく地域
の集いを企画しました。障害をもつ高校生・大学生はもちろん、障害をもつ子ども達、ご
家族、学校の先生、地域のボランティア団体の方など幅広い方、ご参加ください。

○発表:19:00~20:00 講師の方のお話を聞き、共有していきましょう。

○交流:20:00~21:00 みなさまとの交流の時間です。奮ってご参加ください。

【情報保障】パソコン文字通訳者会 ubiquitous(ユビキタス)


【主催・連絡先】
全国障害学生支援センター
〒252-0318 相模原市南区上鶴間本町3-14-22
TEL/FAX 042-746-7719 URL http://www.nscsd.jp/
E-mail info@nscsd.jp
【後援】
相模原市社会福祉協議会・町田市社会福祉協議会
(この事業は相模原市社会福祉協議会より市域ボランティアグループ活動助成をいただい
ております)

(地域交流会ご案内 ここまで)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

チャリティコンサートのご案内

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

今回は、視覚障がい者が演奏するチャリティコンサートのご案内です。

ご都合のつく方はぜひ足を運んでみてください。

*案内ここから*
CWAJチャリティーコンサートのお知らせ

CWAJは東日本大震災支援のためのチャリティーコンサートをつぎのとおり
開催いたします。

日時: 2011年12月11日(日曜日)
    午後2時~4時 (開場 1時30分)

開催場所:日本橋に近い、パソナビル8F ホール(千代田区大手町2-6-4 )

出演者:筑波大学附属盲学校ハンドベルクラブOG会「あかね」
    栗山龍太 (ギターとヴォーカル)
    木村りさ、木村りえ(ピアノ)

入場券:¥2,000(学生 ¥1,000 )

チケットの予約、お問い合わせは、
長岡茂子  電話  03-3445-8723 
e-mail: heartns@aa.cyberhome.ne.jp
へどうぞ。

チケットをご購入いただいた方には、後日、集合場所の詳細をお知らせいたします。

このコンサートの企画・運営はVVIが行い、収益金は全てCWAJ東日本大震災支援基
金となります。
ご家族やお友達と一緒に是非お越しください。

*ここまで*

2011年10月30日日曜日

本をスキャンして電子書籍(PDF)にしてくれるサービス

こんにちは。 “viwa”の渡辺です。 みなさま「自炊」という言葉はご存知でしょうか? もちろん、自分で食事を作ることも「自炊」ですが、最近では、本を裁断しスキャナでPDFファイル等のデジタルデータにする(電子書籍にする)、この一連の作業を自分でやることを「自炊」と呼ぶようになっています。 本がPDFファイルになっていれば、iPhone・iPad・Android等のスマートフォンやタブレットPCに入れて読むことできますので、たくさんの本を持ち歩く場合も省スペースで済みます。 そして、何より、私たち視覚障がい者にとっては、スマートフォンやタブレットPCの画面拡大機能を使って大きな文字で読むことができたり、音声読み上げ機能を利用できることが大きなメリットになります。 ただ、この「自炊」、実際にやろうとすると相当に大変な作業になります。本を裁断し、1ページずつスキャナで読み込むわけですから。もちろん、裁断機やスキャナなどの機材も必要になります。 そこで登場したのが、本の裁断とスキャナでの読み込み・PDF等のデジタルデータ化の一連の作業を専門にやってくれる業者さんです。いわば、「自炊代行」の業者さんです。 私が利用したことのある「本スキャン(http://honscan.jp/)という業者さんを例に、利用の流れを簡単にご説明します。詳細は業者さんのサイトをご覧ください。 1.業者さんのサイトでユーザー登録をする 2.冊数やオプションを指定して予約をする 3.宅配便で業者さんに本を送る 4.おおむね1週間以内に業者さんのサイトからPDFファイルがダウンロードできるようになる   (混雑状況にもよるようです) なお、購入した本を自宅から送るのではなく、Amazon(アマゾン)などの通販サイトから直接業者さんに送ってデジタル化してもらうこともできます。 通販サイトで本を購入する際、発送先を自宅ではなく業者さんにするのです。そうすれば自分で宅配便を発送する手間も省けますし、時間や送料の節約にもなります。手順の詳細は業者さんのサイトをご覧ください。 また、上記2の「オプション」に、OCRという項目があります。 このOCRを「有」にしておくと、ページが単なる画像データとしてPDF化されるだけではなく、書かれている文章が文字データとしてPDFファイルに記録されます。この文字データがあると、iPhoneやiPad、PCやMacで音声読み上げ機能が利用できるので、音声ユーザーの方には有効なオプションだと思います。 ただし、OCRの正確さには限界があり、どんな文字でも読み取れるというわけではありません。また、DAISY図書ほどの利便性は期待はしない方がいいかもしれません。 さて、デジタルデータ化した本が、実際にiPhoneではどのように拡大表示、音声読み上げできるのでしょうか。ここでは、私が実際に「本スキャン」さんで作成してもらった英単語集のPDFファイルを例に、YouTube動画でご紹介します。 なお、動画の例ではiPhoneを使用していますが、iPadなどのタブレットPCであればより大きな画面で読むことができます。 http://www.youtube.com/watch?v=jgg_q6uJ8R8 以下、元の書籍とPDF化してiPhoneで表示した状態の写真を載せます。 <iPhone画面にページ全体を表示したところ> Scan_01.jpg <拡大したところ> Scan_02.jpg <最大まで拡大したところ> Scan_03.jpg 「自炊代行」に関しては、著作権の問題が議論されていますが、視覚障がい者にとっては大変有効なサービスですので、ぜひとも継続していってほしいものです。

2011年10月16日日曜日

iPhoneかAndroidか、スマートフォン選びで迷ったら

こんにちは。 “viwa”の渡辺です。 10月14日にiPhone4Sが発売開始となり、同時に、これまでソフトバンクからしか発売されていなかったiPhoneがauからも発売されるようになりました。 iPhoneとAndroidを合わせて、スマートフォンの選択肢が広がっています。 そこで今回は、視覚障がい者がiPhoneにするかAndroidにするか迷った際の、判断基準について書いてみたいと思います。 ただし、あくまでも私が収集できた情報に基づいた、私なりのお勧めの判断基準となりますことをご了承お願いします。 1.音声読み上げをメインに使うかどうか まず一つの目の判断基準は、音声読み上げをメインで使うかどうか、だと思います。 iPhoneには「VoiceOver」という音声読み上げ機能が買ったときから標準で搭載されています。ですから、アプリを追加したりする必要はなく、設定画面で「VoiceOver」をオンにするだけで音声読み上げが使えます。 この「VoiceOver」機能は、メールやWebページの音声読み上げはもちろん、機能やアプリを選択するメニュー画面や設定画面などでも、ボタンに触れる(タップする)とその名前を読み上げてくれます。文字入力の時もキーボード上でタップしたキーを読み上げてくれます。一回タップすると読み上げ、二回タップするとそのボタンやキーを押したのと同じ操作になります。 一方、Androidについては、現時点では標準で音声読み上げ機能は搭載していないようです。ただ、Androidマーケットから追加アプリをダウンロードすると英語の読み上げは可能になるという情報もありますし、今後のバージョンアップで標準機能として搭載される可能性はあります。 以上のことから、音声読み上げ機能をメインで使う方は、現時点ではiPhoneがお勧めということになるかと思います。 2.画面拡大機能を使いたいか、それとも、ルーペで画面を見たいか 二つ目の判断基準は、画面拡大機を使いたいか、それとも、ルーペで画面を見たいか、です。 iPhoneには2種類の画面拡大機能が買ったときから標準で搭載されています。一つはピンチアウトという機能、もう一つがズーム機能です。ピンチアウトは画面上の拡大したい場所を2本の指で引き延ばすようにする操作で、Webブラウザや受信したメール、iBooksなど一部のアプリだけで使用できます。もう一方のズーム機能は画面上を3本指で二回タップする操作で、ピンチアウトより操作性は劣ると思いますが、どのアプリのどの画面でも拡大表示できます。 iPhoneの画面拡大機能については以前記事を書いておりますので、詳しくはこちらをご覧ください。(http://www.viwa.jp/article/189997319.html) 対して、Androidは現時点ではピンチアウト機能のみの搭載となっていますので、画面拡大が利用できるのは一部のアプリに限られてしまいます。 したがって、画面拡大機能を使いたい場合はiPhoneの方がお勧めということになります。 一方、画面拡大機能を使うよりも、ルーペを使って画面を見る方が使いやすいという方もいらっしゃると思います。これまでの携帯をルーペで見ていらっしゃった方は、スマートフォンもルーペで見る方が使いやすいかもしれません。 ルーペで画面を見る場合は、iPhoneかAndroidかという選択よりも、iPhoneもAndroidも含めて多数出ているスマートフォンの中て、どの機種が自分にとって見やすいのか、使いやすいのかといった観点で選べば良いと思います。 Androidはたくさんのメーカーからたくさんの機種が出ていますので、IPhoneより選択の幅が広がります。iPhoneよりも液晶サイズか大きなものも出ていますので、お店で実物を見て選ぶのが良いと思います。 ルーペで画面を見ようと考えている方に注意していただきたいのが、スマートフォンは携帯と違って片手だけで操作するのは難しいという点です。 慣れている方は、手のひらで本体を支えつつ親指で画面を操作するスタイルで、片手だけで使っておられる方もいらっしゃいますが、多くの方は、片手で本体を持って、もう片方の手で画面を操作する「両手持ち」のスタイルになると思います。そうなると、画面を操作する手でルーペも持つことになると思います。実際に自分がそのスタイルでうまく操作ができるどうか、事前に試してみることをお奨めします。 以上、長々と書いてまいりましたが参考になりましたでしょうか? 将来は、あらゆる機種に音声読み上げやズーム機能が追加され、より選択の幅が広がり、より使いやすい環境が整うとイイですね。

2011年10月15日土曜日

ピザ作り体験

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

先日、viwaスタッフでピザ作り体験をしてきました!

ピザの生地は、あらかじめ、準備していただいたのですが、
自分たちでピザの生地を伸ばしたり、たくさんある食材から
組み合わせを考えて、トッピングしたりと、
視覚障がい者でも、実際に触って確認しながらできることが多く、
とても楽しめました。

また、近くにハーブを植えた畑があり、
葉っぱを一つひとつ手にとって、香りをかぎながら、
「これ、ミント?」
な~んて、嗅覚と触覚を生かして、みんなでハーブ探しをしたりしました。

普段は、どうしても目に頼って生活している人でも、
こうやって、自然の中で、視覚以外の感覚で物事を楽しむのも、
たまにはよいのかなぁと思いました。

こちらも、後日、詳細なレポートをしたいと思いますので、
楽しみにしていてください★

【ご報告】バリアフリーCD試聴会を実施しました。

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

日本伝統文化振興財団のご協力で、
バリアフリーCDの試聴会を実施しました。

バリアフリーCDとは、超高音質CDであるERCDの解説を
点字・拡大文字・音声で提供しているCDのことです。

詳細は以下をご覧ください。
http://xrcd.japo-net.or.jp/ja/

このCDは、日本点字図書館やヘレンケラー協会に問い合わせると、
購入可能とのことです。

試聴会の感想は、今後、ご報告いたしますが、今回は奈良の感想をご紹介します。

最初は、超高音質CDと聞いて、一般のCDと聞き比べたときに、超高音質が私にわかるのかなぁ~?と思っていました。

こればっかりは、実際に、CDを聞いていただかないとわからないと思うのですが、
私の受けた感想としては、
一つひとつの楽器の音がよく聞こえる
というかんじです。

一般のCDとは、明らかに違うということが、
素人の私でもわかりました。

この秋、この超高音質CDと自分の読みやすい解説書を読みながら、
素敵な音楽の世界にひたってみる、な~んていうのはいかがでしょうか。

key word
超高音質 CD バリアフリー 日本伝統文化振興財団 聞き比べ