2012年5月16日水曜日

【Staff Diary】野球観戦はどうやって楽しむの?

こんにちは。viwaの村上です。

プロ野球もいよいよ交流戦が始まり、野球ファンには楽しみな時期となりました。

私の地元には西武ライオンズが所属していたこともあり、
学校の友達と西武ドームに野球観戦に行くこともありました。

中学生までは、ファンクラブに加入すると外野席が無料で観戦できたのです(今はどうなのかわかりませんが・・・)

さて、この外野席。
当然のことながら、私には球場内で選手たちがどのような動きをしているのか見ることができませんでした。
そこで、私は次のような方法で野球観戦を楽しんでいました。

・単眼鏡を使う。
単眼鏡を使うと、選手たちの動きをみることができました。
動きといっても、走ってるとか、バットを持っているとかその程度です。
どんな投球をしたのか、背番号は何番なのか、空振りしたのか・・・そのような細かな動きまでは単眼鏡を使っても把握することができませんでした。

・携帯FMラジオを持参する。
そこで、単眼鏡と一緒に私が使っていたのは携帯用のラジオです。
特にFMラジオでしたら、今目の前でプレイされている試合の実況中継がされます。
このラジオの実況中継が、本当にわかりやすいんです。


テレビの実況中継と違って、ラジオの実況中継です。
もともとユーザーは、視覚障害当事者に限らず、音声で情報をえています。
ですので、ラジオの実況中継は、解説の声だけでも十分試合の臨場感が伝わってくるのです。
ラジオを聴いていると、今誰がマウンドにたっているのか、どんな球種の玉を投げたのか。よくわかります。


・友人に聞く
野球観戦で、私が一番楽しかったのは、友人との会話です。
今、目の前にい選手はだれで、どんな動きをしたのか、よく友人に聞いていました。
すると、そこから、選手の動き以外にも、いろんな会話が広がります。時には、辛口コメントになることも。




野球観戦は、テレビでは味わえない、球場ならではの楽しみがあります。
ぜひ野球観戦を楽しんでみてはいかがでしょうか。



2012年5月6日日曜日

一つの資料を複数人で見る(1)~ルーペ単眼鏡の活用

こんにちは。“viwa”の渡辺です。

職場や学校で、一枚あるいは一冊の資料やプリントを、2~3人で一緒に見たり書き込んだりしなくてはならない、そんな場面に遭遇したことはないでしょうか?

ただでさえ小さい文字が読みにくく、ルーペを使ったり顔を近づけたりしないと読めない弱視者にとって、こういった状況はかなり辛いですよね。
こういった状況になった場合、自分用にコピーを一部取らせてもらったり、何についてどんな書き込みをしているのか口頭で説明してもらったりするのが通常かと思います。私もそうすることはありますし、村上も以前そういった記事を書いています。

ただ、私の場合、会社でのミーティングなどで、どうしても、メンバーの資料への書き込みをリアルタイムに読みながら議論について行きたい、あるいは議論をリードしたい場合があります。
そんな時、私が活用しているのが、ルーペ単眼鏡と呼ばれる製品です。

ルーペ単眼鏡とは、通常の単眼鏡よりも見たいモノにグッと近づくことができる単眼鏡のことです。通常の単眼鏡は、見たいモノとの距離が1.5~3m以上離れていないとピントが合わないものが多いと思います。
それに対して、ルーペ単眼鏡は30cmくらいまで近づくことができます。
私の愛用している6倍のルーペ単眼鏡で30cmまで近づくと、私の視力(0.08)ですと、書体や印刷状態などの条件が良ければ、9ポイント程度の文字までなんとか読むことができます。

もちろん、資料の文字の大きさや書体、活字か手書きか、どのくらいまで近寄れるかによって、読めたり読めなかったり、部分的に読めたりなど、状況は様々です。
ただ、完全に読むことができなくても、一部だけでも読むことができたり、例えば資料に書き込まれた矢印の向きがわかるだけで、議論の流れやメンバーの思考が掴みやすくなることはよくありますので、私はこのルーペ単眼鏡を多用しています。

また、このルーペ単眼鏡は、小さな打ち合わせスペースでホワイトボードを使って打ち合わせをするような場合にも重宝します。小さな打ち合わせスペースでは、ホワイトボードまでの距離が1m以下なんてことは結構ありますよね。そんな場所でもルーペ単眼鏡ならしっかりピントが合います。

最後に、私が愛用しているルーペ単眼鏡をご紹介します。
ドイツのツァイスというメーカーの「ルーペ単眼鏡 モノ6x18 T*」という製品です。
少々お高いですが、見たいモノに30cmまで近づくことができる上、視界が大変明るくシャープです。もちろん、通常の単眼鏡と同じように遠く拡大して見ることもできます。

↓もっとも遠くにピントを合わせた状態

↓もっとも近く(30cm)にピントを合わせた状態

次回は、一つのPCの画面を複数人で見る工夫について書いてみたいと思います。=

2012年5月4日金曜日

思春期の不思議~みんなと同じがいいんです!~

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

今日はちょっと私自身の高校生時代を振り返ってみたいと思います。

というのも、よく学校の先生や保護者の方から、
「せっかく、拡大教科書を準備してもらったのに、学校では全然使ってないんです」

「目が悪いから、座席を一番前にしてもらえるようお願いしてあるのに、席替えに参加して、一番後ろの座席になっちゃって・・・。本人は特別扱いされるのがいやみたいなんです。」

などなどという声をしばしば聞くことがあります。

私自身、高校時代は、授業中にルーペを使ったり、自分のために、わざわざ先生が拡大コピーをしてきてくれた教材をみんなの前で受け取ったり、それに記入して、自分が提出したプリントだけ大きいとか、そういうことが無償に嫌で嫌で仕方ない時期がありました。

一般的にも、思春期って、親と一緒に歩いているところを友達にみられたくなかったり、他人より少し太っていたり、他人より少し髪型が変だったり、何か、他人と少しでも違うことがあると気になる時期なんですよね。

だから、先生や保護者にとってみれば、
せっかく、準備した拡大教材なのでしょうが、
やっぱり、みんなが使っていないものを自分だけ使うというのは、
それなりに抵抗感を感じるものなんです。

今、振り返ると、なんで、あんなに嫌だったんだろうって思っちゃいますけどね。

先生が一生懸命時間をかけて拡大してくれた教材を使って、
もっと、しっかり、勉強すればよかったのに、自分。。。。

と、思いますが、まぁ、それができないのが思春期の不思議なのです。

席替えに参加して一番後ろの座席になってしまったり、
拡大教材を使わなくって、成績が落ちてしまったりしても、
それは全て自分の責任です。

親や先生のいうことをきかないかわりに、
どんなことがあっても、言い訳ができない・・・・
そんな状況を本人に理解させた上で、
好き勝手やらせてあげてみてはどうでしょうか。

成績が有りえないくらい落ちてしまったら、
あぁ、やっぱり、自分は拡大教材を使わないと、
このままだと、進路に関わると感じれば、
自分から、嫌だなと思いつつも拡大教材を使うようになるでしょう。

まぁ、きっと、見ている先生や親にとっては、
子どもの行動がとても歯がゆく、放っておけないような状況なのでしょうが・・・。

私自身もこういう時期があって、
失敗をしながら色々と学んできたので、しばらく、見守ってみてあげてくださいね。

viwa 奈良里紗

2012年4月28日土曜日

日常生活用具の申請方法

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

今回は、日常生活用具の申請方法についてご紹介します。

まず、日常生活用具について少し説明をしておきますね。

例えば、視覚障がい者が歩くときに使う白杖(はくじょう)は、
視覚障がい者にとって必需品となりうるものですので、
誰でも購入できるように、国の助成制度が利用でき、
ほとんど、自己負担なしで購入することができます。

※所得の状態によっては、一部、自己負担が発生する場合があります。

簡単にいうと、日常生活で必要と考えられる
視覚障がい者用品は、国の助成対象になっているものであれば、
安く購入することができるというこです。

じゃあ、実際に購入したいときはどうしたらよいのか?

お住まいのある知事対の障害者福祉課に行けば、
どういったものが助成対象になっているのか、どうしたら、購入することができるかが書いてある本をくれたり、電話番号を教えてくれたりします。

私は、あらかじめ、購入したいものを
日本点字図書館のホームページ(http://yougu.nittento.or.jp/)でチェックしておいて、
日本点字図書館に電話します。

名前と住所を伝えれば、該当の市区町村に日本点字図書館から
見積書を送ってもらえます。

そうすると、見積書を確認した自治体から書類が郵送されてくるので、
内容を確認し、署名・捺印した書類を返送します。

あとは、商品が自宅に届くのを待つだけです。

一般に、市販されているものでも十分代替がきくものもありますが、
視覚障がい者のために開発された用具のほうが使いやすいこともあります。

日常生活用具と市販製品の両方を上手に組み合わせて、
快適に日々を過ごせたらよいですよね!

皆さんもぜひ一度、日常生活用具にはどんなものがあるのかみてみてくださいね☆

key words 日本点字図書館 日常生活用具 申請方法

viwa 奈良里紗

2012年4月25日水曜日

【Staff Diary】第22回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンかすみがうら大会出場してきました!

こんにちは!
優希です。

 実は私、先日(4月15日に)行われた第22回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンかすみがうら大会で10マイル(16キロ)B-3男子の部に出場し、優勝してきました!

 以前も紹介したこの大会は、盲人マラソンということもあり、数多くの視覚障がい者ランナーが参加する大会です。今回は一般の方を含め全部門計2万7千人以上が参加し、日本3大マラソンといわれるほどの大規模な大会となりました。

 ちなみにB-3のBとは盲人を意味するブラインドの頭文字です。このような表記は陸上や水泳など一部の視覚障がい者競技で使われます。そしてこれにはB-1、B-2、B-3といったように視覚障がいの度合いに応じて三つに区分されます。
 詳細な基準についてはここでは省略しますが、B-1が全盲、B-2が強度弱視、B-3が中等度~軽度弱視といったような具合です。

 このかずみがうらマラソンでは各区分によって表彰されるので視覚障がい者が入賞を狙うにはもってこいです! 私の知人も初めて5キロという距離を走ったにも関わらず、見事入賞しました。みなさんもぜひ来年参加されてはいかがでしょうか。

 エッセイ風になってしまいましたが、ここからはStaff Diaryらしく、当日の私の体験を少しお話しますね。
 
 スタート直前、私は視覚障害部門にエントリーしていて、かつ陸上競技連盟に加入していたので、優遇されて最前列からのスタートとなりました。なんと、そこで元五輪選手である有森裕子さんとお会いし、握手させていただきました!
 彼女は今回の大会では、とある女性視覚障がい者ランナーの伴走(ランニングの介助)をされていました。
 そしてスタート地点のすぐ近くにはアントキノ猪木さんを含むものまね芸人の方々がスタート前にエールを送ってくれました。(ただでさえ半そで短パン姿で寒いのにさらに少し寒くなりました・・・)

 スタートしてからは日頃の練習から想定していたペースを意識して走りました。私は単独僧で鍼理ましたが、やはりなれないコースであれば、どこで曲がるのか、どこからが坂道なのかといったような情報が視力の関係上、ほとんど直前に入ってきます。ただでさえスピードを出していてかつ、走りに意識を集中し疲れやすくなっているので、見え方のコンディションも悪くなってきます。ですので私は、その都度自分にあったペースの人を見つけてひたすらについていき、場合によってはその相手を変えながら粘り強くストーキングします!

 結果は1時間2分45秒、つまりはだいたい1キロ当たり4分(時速15キロ)くらいで走ったことになります。一流ランナーは時速20キロくらいでフルマラソンを走るので、自分はまだまだですね・・・。


 こんな感じで長くなってしまいましたが、この記事を読んで少しでもマラソンに興味を持たれた方や、来年のかすみがうらマラソンに参加しようと思った方などおられましたら、たいへんうれしく思います。
 

 


第37回出版UD研究会ロービジョンの人も使えるiPad活用法のご案内

こんにちは!
優希です。


次回5月19日に開催する第37回研究会についてのご案内です。


--ここからーー
第37回出版UD研究会
ロービジョンの人も使えるiPad活用法
ゲストスピーカー:氏間和仁(広島大学大学院教育学研究科准教授)

 今年3月の研究会では、「視覚に障害のある人が求める電子書籍」と題して、おもに聴覚や触覚を活用したアクセシビリティに関する新しい動向につい て取り上げました。
今回は、視覚障害の中でもロービジョン(低視力・低視覚)の人たちにとってのアクセシビリティの可能性を考えてみたいと思います。

 ロービジョン当事者である氏間和仁さんをゲストスピーカーにお迎えして、前半は、ロービジョンの人が普段どんな方法で読書をしているのか、どんな ことが不便なのかについて概説するとともに、iPadを活用した読書の方法などを紹介してもらいます。
 後半は、参加者のみなさんにも実際に体験をしてもらいながら、ロービジョンの人が使いやすい電子書籍のあり方について、一緒に考えてみたいと思い ます。

○日時:2012年5月19日(土)13:30~17:30(受付開始13:00)
○会場:一般社団法人電子出版制作・流通協議会(電流協)会議室
〒101-0051 千代田区神田神保町2-2-31 第36荒井ビル8階
電話:            03-6380-8207      
http://aebs.or.jp/access.html

○最寄り駅:東京メトロ半蔵門線、都営三田線・都営新宿線「神保町」駅 A2・A3出口より徒歩1分
○定員:25名(先着順)
○参加費:1,000円(当日、会場で集めさせていただきます)

≪ゲストスピーカーのプロフィール≫
氏間和仁(うじま・かずひと)=1970年、愛媛県生まれ。2005年、明星大学大学院人文学研究科修了。愛媛県立松山盲学校教諭、 福岡教育大学教育学部障害児教育講座講師を経て、現在、広島大学大学院教育学研究科准教授。視覚が利用できない、または十分に利用できない人々 の生活上・学習上の困難を科学的に解明し、その解決策を提案することによって、幸せな生活を送ることができる社会の実現を目指している。
◎氏間研究室のウェブサイト
http://home.hiroshima-u.ac.jp/ujima/src/index_j.html
おもな著書に『音声ユーザーへのパソコン導入期指導プログラム』(読書工房)などがある。

■申し込み方法
出版UD研究会は予約制にしております。
参加ご希望の方は、下記メールアドレスに、1:お名前、2:ご職業と(あれば)所属先、3:連絡先(メールアドレスなど)、4:懇親会参加の有無 をご記入のうえ、メールをお送りください。 また、 当日配布する印刷物のテキストデータ事前配布や、最寄駅からの誘導など、必要な配慮をご希望される方はお書き添えください。(とくに配慮を希望さ
れる事項 がなければ記入されなくて結構です)

会場の都合上、定員は25名としておりますので、受付は先着順とさせていただきます。参加の可否は返信メールにてご連絡いたしますので、必ずご確 認ください。(返信に1~2日かかる場合がございますので、ご了承ください)
ud37@ud-pub.org

■懇親会について
出版UD研究会恒例! 研究会終了後、神保町界隈で懇親会を開催いたします。
(18:00~20:00ごろ予定)
懇親会参加ご希望の方は、お申し込みの際、必ず「懇親会参加有」とご記入ください。
当日研究会の受付で懇親会費をお預かりいたします。(会費は5,000円の予定です後日、懇親会をお申し込みの方だけに、メールで会場をお知ら せいたしますが、その際、懇親会費の確定金額もお伝えいたします)


--ここまで

第1回府民講座ユニバーサル・ミュージアムの可能性ーさわって楽しむ図書館、博物館をめざしてーのご案内

こんにちは!
優希です。


今回は5月12日(土)に大阪で開催される講座のご案内です。


以下案内文
========ここから========
第1回府民講座
ユニバーサル・ミュージアムの可能性
ー―さわって楽しむ図書館、博物館をめざしてーー

・日時 平成24年5月12日(土)午後2時30分~午後4時
・会場 大阪府立中央図書館ライティホール

〈講演要旨〉
 国立民族学博物館(みんぱく)には、世界のさまざまな国と地域の人々が創り、使い、伝えてきた生活用品が展示されています。それらのモノに実際にさわり「世界の感触」を味わってもらうために、「さわっておどろくワークショップ『手学問のすゝめ』」を各地で開催してきました。


 自分自身の手を動かして、「創る」「使う」「伝える」を追体験する。そしてさわらなければわからないことを指先、手のひら、全身で確かめる。これが「手学問」の醍醐味です。 
 本講演ではワークショップで使用している資料を紹介しながら、「ユニバーサル=だれもが楽しめる」博物館、図書館の可能性をみなさんとともに考えます。

 受講経費 500円
(当日、受付にてお支払いください。身体障害者手帳を提示された人とその介助者は無料です。)
最寄り駅 地下鉄中央線(近鉄けいはんな線)荒本駅から、北西約400m
申込方法 往復ハガキ、FAX、インターネット、来館のいずれかで
住所・名前(ふりがな)・電話番号
および「ユニバーサルミュージアム」とお書きのうえ、下記までお申込みください。
※グループでの申込も可。グループ全員の名前(代表者名には○印)と代表
者の住所・電話番号を明記してください。
定員 380人(申込先着順)
※受講していただけるかどうかは、受講票等にてお知らせいたします。

[申込・問合せ先]
大阪府立中央図書館総務企画課「府民講座」担当
〒577-0011 東大阪市荒本北1-2-1
TEL             06-6745-0170      (代表)
FAX 06-6745-0262
http://www.library.pref.osaka.jp/
central/syogaigakusyu/24kouza1.html


【関連展示】さわっておどろく!--触覚がひらく絵画、読書の世界
・会期 平成24年5月2日(水)~13日(日)
・場所 当館1階展示コーナー

〈講師:広瀬さんからのメッセージ〉
「さわっておどろく!」展覧会では、視覚障害者(触常者)の利用に配慮した「さわる絵画」「さわる絵本」などを集めました。これらは単なる福祉、バリアフリーの取り組みでなく、見常者(健常者)に「さわっておどろく」感動をもたらすユニークな作品なのです。本展覧会が触常者と見常者の新たな交流の場となることを願っています。さあ、優しく、ゆっくり一つ一つの作品にさわってみましょう!


========ここまで========