2011年5月11日水曜日

眼科選びはどうしていますか?

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

さて、本日は「眼科選び」に関するご質問です。

私たち視覚障がい者にとって、
よい眼科とのめぐり会いは人生をかえるきっかけになるかもしれませんよね。

私たち、患者の立場からすると、
「医者はみんな医者」
「眼科医だったら、自分の病気のことに詳しくて当然!」
と思ってしまいますよね。

ところが、
よくも悪くも日本のお医者さんはそのお医者さんによって
「専門分野」があります。

たとえば、眼の病気で皆さんも聞いたことのある病気だったら、
「白内障の専門医」
「緑内障の専門医」
とお医者さんによっては自分の得意な分野があります。

特に顕著なのは大学病院のお医者さんだと思います。

逆に、町のお医者さんは、広く浅く病気のことを知っていますが、
詳しいことはよくわからないから大きな病院に紹介するというふうに
お医者さんも役割分担があります。

これをふまえて、眼科、いや、自分にあったお医者さん選びをするとよいと思います。

視覚障がい者の中には、自分の病気を専門に診察しているお医者さんがいないという場合もあります。
その場合には、自分の病気のある部分(例えば、視神経や水晶体等)の専門家のお医者さんに相談してみるとよいと思います。

では、どうやってこういったお医者さんに辿りつけるのか?という疑問がありますよね。

多くの人が町のお医者さんにかかり、次に総合病院のような大きい病院を紹介されると思います。
ここで初めて自分の病気について知ることになりますよね。

そうしたら、お医者さんに直接、この病気の専門家がいる病院はどこか聞いてみてもよいでしょうし、
インターネット等で調べるのもありです。

個人的な印象では、最近のお医者さんは、セカンドオピニオンについて聞くと、
比較的積極的に情報を教えてくれるような気がします。

※セカンドオピニオンとは、今かかっているお医者さんではなく、もう一人違うお医者さんに診察してもらうことです。

もし、病気に関する治療法や診断に疑問があるときは、
自分が納得するまで眼科探しをしてもよいと思います。

だいたいの方が、2~3個の病院にいって、
どこにいっても同じことをいわれて、納得されるようです。

ちなみに、、、
お医者さんの前にいくと、つい緊張してしまい、聞きたいことが聞けないという患者さんの話をよく聞きます。

確かに、聞きづらい部分はありますよね。

そういうときは、いくつか工夫してみてください。

・聞きたいことをメモしておく
あらかじめ、聞きたいことを書いておくと、
それを見て、冷静に話すことができますよ。

・ロービジョンクリニックを利用する
ロービジョンクリニックを設置している病院は多くありませんが、
ここでは、ゆっくりと時間をとってお話をすることができます。
特に、患者としては生理学的な知識がありませんから、
どうして、見えにくいのか、
どうして、まぶしいのか、
どうして、眼圧があがるのかetc...
そのメカニズムがわからないことがありますよね。

あるいは、「眼圧」「網膜」「黄はん部」等、耳慣れない言葉で説明をうけても、
これまたよく理解できないことがありますよね。

そういうときこそ、ロービジョンクリニックの専門家に聞いてみましょう。
ロービジョンクリニックでは、補助具をあわせたり、見やすい環境作りについての相談にものってくれますが、そのほか、色々と聞いてみると、きっと色々と答えていただけると思います。

一生付き合っていく自分の病気です。
自分のことは自分がよくわかっていないと、人にも説明できませんよね。

なので、信頼できるお医者さんを探して、
安心できるロービジョンクリニックを見つけてみてはいかがでしょうか?

皆様の病院探しの体験談等、何かありましたら、ぜひ、教えてください!

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viwa 奈良 里紗

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