2011年12月30日金曜日

“viwa”スタッフブログ、リニューアルのお知らせ★

およそ1年3ヶ月に渡りご愛顧いただいております"viwa"スタッフブログが、2012年の幕開けに合わせ装いも新たにリニューアルいたしました!

今回のリニューアルにあたり、新たに『テーマ別記事一覧』のページを追加いたしました。こちらのページでは、例えば『小学校』『おしゃれ』など、テーマをクリックしていたたくと、それに関連した過去記事が一覧で表示されるようになっております。ぜひ、"viwa"スタッフブログにアクセスいただき、ナビゲーションボタン(ブログタイトル下の黒い帯の部分です)から『テーマ別記事一覧』をクリックしてみて下さい!

このページが皆様の"困ったな"の解決や"知りたかったこと"の発見の一助となれば幸いです。今後もよりよい情報の発信に努めて参りますので、"viwa"スタッフブログをよろしくお願いいたします。

2011年12月28日水曜日

~通常学校で学ぶ見えにくいお子さんの支援を目指して~

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

今回は通常校で学ぶ弱視児童の支援に関するかんふぁれんすのご案内です。

今回は、日本アルビニズムネットワークと協力して開催するイベントになります。

アルビノのお子さんのいらっしゃる方はもちろん、
弱視のお子さんのいらっしゃる保護者の方の参加も歓迎いたします。

今、実際に通常校の校長先生として活躍されている大田先生をお迎えしての講演会、
参加者同士の交流の場もあります。

学校選びや学習環境について、
お悩みのある方は、ぜひ、ここでよい情報とつながりを作ってください。

皆様のご参加を心よりお待ちしております。

以下、詳細となります。

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アルビノ子育てかんふぁれんす 2012
~通常学校で学ぶ見えにくいお子さんの支援を目指して~
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 特別支援教育元年といわれる平成19年以降、通常学校で学んでいる見えにくいお子さんの数は、増加傾向にあります。しかし、そうしたお子さんを持つ保護者の方々からは、「うちの子にあった学習環境の整備、補助具活用、拡大教科書、ロービジョンケアはどうしたらよいか」とか、「通常学校にいながら、そういった特別な支援を受けるには、どうしたらよいか」といった疑問の声が多く寄せられています。
 そこで、日本アルビニズムネットワークは関係団体と連携をとり、「通常学校で学ぶ見えにくいお子さんに特別な支援を提供するには、どうしたらよいか」をテーマに、本年度の「子育てかんふぁれんす」を実施することといたしました。詳細は以下の通りですので、興味のある方はぜひ、参加くださいませ。

主 催 :日本アルビニズムネットワーク(Japanese Albinism Network) 【 http://www.albinism.jp

共 催 :特定非営利活動法人Inclusive Fellowship Promotion 【 http://www.team-ifp.com
:視覚障がい者ライフサポート機構“viwa” 【 http://www.viwa.jp/

目 的 :通常学校に在籍するアルビノを含む弱視児を持つ保護者の方々に役立つ情報として、どうしたら特別な支援を提供できるのかという情報を提供する共に、当事者家族が子育てについて情報交換のできる場の提供をすることを通じて、当事者同士、保護者同士の仲間作り(ピアサポート)を行い、今後の子育てが安心して行えるような足場を築くことを目的とします。

日 程 :2012年1月21日(土)13時から15時30分
 スケジュール
 13時00分 オリエンテーション
 13時10分 講演
講師 太田 裕子 先生 (品川区鈴ヶ森小学校 校長)
太田先生は視覚障害児教育をご専門とする通常学校の校長先生です。
 14時10分 休憩  14時20分 自己紹介と交流会
 15時30分 修了

会 場 :がんばれ子供村ビル3F・4F ( 〒171-0032東京都豊島区雑司ヶ谷3-12-9 )
マップ http://www.kodomomura.com/access

費 用 :高校生500円、大人1000円、家族1500円
 (ボランティア交通費、講師謝礼、交流会費、託児費、行事保険代を含む)

申 込 :以下の受付フォームに記入の上、受付アドレスまで返信くださいませ。なお、「*」のついた項目は必要事項です。
 受付アドレス conference_2012@albinism.jp
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受付フォーム
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*参加される人数をお知らせください。
○名さま

*それぞれのお名前、ご年齢をお知らせください
お名前     年齢  歳
お名前     年齢  歳
お名前     年齢  歳
お名前     年齢  歳

*託児ルームを希望されますか。
希望する
希望しない

配布資料等で特別な配慮が必要な場合はお知らせください。

講師の太田先生に質問したいことが、予めあればお教えください。

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締 切 :2012年1月18日(水)

その他 :当日はボランティアの学生による託児サービスを実施します。有保育士資格者がその監督も行いますので、保護者の方々が安心してかんふぁれんすに参加できるよう最善を尽くします。

2011年12月17日土曜日

iPhone初心者ユーザーへ向けた便利機能のご紹介

こんにちは!
viwaの山本です。
私は1ヶ月ほど前にiPhone4Sを購入しました。

そこでviwaスタッフでiPhoneユーザーの先輩でもあります渡邉にiPhoneの便利な機能についてユーストリーム配信という形で紹介いただきました!

iPhoneを持っている方も購入を検討している方も必見です!

iPhoneにはまるで視覚障がいのある人達のために作られてるのでは!?
と思うような便利な機能が満載です!

改めてiPhoneを購入して良かった~!

と思えました。

皆さまも是非参考にしてみてください♪




下記リンクからもご覧になれます。
http://ustre.am/:1hTcW

渡邉&山本&iPhoneたち.jpg

年賀状作成の工夫

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

12月に入り、日に日に寒さが厳しくなって参りましたが皆様、いかがおすごしでしょうか。

さて、本日は「年賀状」作成の工夫と、
私がもらって嬉しかった年賀状についてご紹介します。

★年賀状作成の工夫★
私が手書きで年賀状を書くと、「あけおめ」の4文字くらいしか直筆では書けないので、パソコンを使って作成しています。

視覚障がい者用の年賀状作成ソフトもありますが、私はワードを使って作成しています。
ワードのテンプレートは、意外に種類も豊富ですし、ある程度、レイアウトができているので、最初から自分で作るより楽です。
特に、写真の挿入が簡単にできるので、私はワードのテンプレートで作成しています。

もちろん、宛名もエクセルで作った住所録から簡単に作成できます。
あとは、印刷するだけです。

年賀状作成のフリーソフトもたくさんあるので、
色々と試してみましたが、私は結局、ワードが一番使いやすいと感じています。

ほかに、何かよい方法をご存知の方がいらっしゃいましたら、
ぜひ、教えてください!

★もらって嬉しかった年賀状★
自分で読めるという意味では、紙の年賀状より、
メールのほうがやりとりがしやすい今日このごろですが、
私が弱視になったばかりの高校生のとき、どうやったら、私でも
年賀状を読めるか考えてくれた友達がこんな年賀状を送ってくれたことがありました。

それは、なんと、9枚の年賀状でした。
ハガキの表面に1/9~9/9までの数字がかかれていて、
ちょうど、電話と同じように1から順番に9枚の年賀状を並べると、
通常の年賀状の9倍の大きさの1枚の年賀状になるというものです。

ここまで、コストをかけて、時間をかけて年賀状を書いてくれた友達に
年明け早々、感謝!&感激でした。

もちろん、みんながみんな、特大の年賀状を送ってほしいということではありません。
普通サイズの年賀状だって、もらったら、一生懸命、拡大読書器で読んでいますし、
年明けって、年賀状を読むのが楽しいですからね。

ただ、あんまりにもカラフルで自分では読めないような年賀状よりかは、
せっかくなので、黒いボールペンで気持ち大きめの文字&丁寧に書いてもらえると、
読みやすくて助かるかと思います。

それでは、今日はこのへんで。

2011年12月13日火曜日

「よむべえ」・携帯型電子ルーペ「オーキー」講習会のご案内

みなさん、こんにちは!
viwaの優希です。

今回は2012年1月12日、2月9日、3月8日に日本点字図書館で開催される講習会のご案内です。

簡単な操作で印刷物を読み上げる音声拡大読書器「よむべえ」、高性能・高画質なのに低価格な携帯型電子ルーペの体験会を開催します。

入場無料・自由参加となっております。
最新型の拡大読書器・ルーペに興味のある方はぜひ足を運んでみてください!

詳しくは下記のURLを参照してください。
http://www.amedia.co.jp/event/

2011年12月11日日曜日

大学入学にむけての事前準備&入学後困ったこと

皆様

こんにちは。viwaの奈良です。

今回は、今年4月に大学に入学したばかりの竹内くんが、大学入学にあたっての事前準備と入学後困ったことについて、自身の体験を紹介してくださいます。


*ここから*

こんにちは。
竹内と申します。
現在、東京にある大学の福祉学部に通っている大学一年生です。
私も視覚障がい者です。

私はviwaスタッフブログの中にも、何度か登場しているレーベル病です。
高校一年生の時に発病したので、障がい者歴三年目です(笑)

視力は両目とも指数弁といって目の前に指を出され何本なのかがわかる程度です。
視野は中心暗転があります。
墨字は一切使っておらず、音声と点字を使っています。

私が通っている大学は入学前に障がい学生が集まり、大学の教授や先生方に支援してほしい要望や質問などをする機会がありました。

このような機会は半年に一回入学後も「意見交換会」という形で行われています。

入学前にこのような機会がありましたので、どんな先生がいるかや入学後の疑問や不安な点は、少し軽減出来たと思います。

また、福祉学部はだいたい使う建物が決まっているので、入学前に何度か通いスクールバス停を起点とした地図を自分の頭に作成していきました。

建物の名前が独特な名称だったために覚えることもしました。(建物名を覚えておけば道に迷った時に人に訪ねやすくなるためです。)

後、大学では英語は基礎科目で必修なので勉強を続けていた方が良いかもしれません。
英語はテキストを中心に進めていくとのことだったので事前にテキストを借りて点訳をしておきました。

次に、、入学後に困ったことについて書きます。
大学は友達と授業を合わして履修しなければ同じ学部でも全部一緒の授業になることはありません。
そのため、自分の履修状況は教務課と自分以外誰も知らないです。

高校の時のように「次の授業なんだっけ?」と聞いても答えてはもらえないと思います。
なので、履修した授業とどこの教室なのかかはちゃんと記憶しておくか自分で確認しておけるようにした方が良いでしょう。

教室をメモしたり、覚えていても大学はたまに教室変更があります。
ホームページに掲載されるのですが結構直前に掲載されることが多くて見落としがちです。
ホームページを確認してなくても、変更前の教室に行けば教室変更のお知らせが書いてあるのですが見えていないと確認出来ないので間違った教室で授業が始まるのを待つことになります。

なので、私は教務課に教室変更になったら事前に連絡してもらえるようにお願いしました。

授業では座る席が決まっていないので迷います(笑)
好きなところに座れるうれしさからかいろんな席に座りましたが、先生の話が聞きやすいし、困ったことや直してほしいことなどをすぐに先生に伝えやすいことなどから一列目か二列目に座るのが良いと落ち着きました。


***ここまで****


竹内くん、
貴重な体験談をありがとうございました。
在学中に困ったことや良かったことなどありましたら、ぜひまた投稿してくださいね。


2011年12月10日土曜日

弱視者向けiPhone初心者講座をやります!本日11:20です。

本日11時20分から、iPhoneの初心者講座を始めます。

出演者は、
スタッフ、わたなべ指とやまもと指です。

お楽しみに!!

コチラをクリック↓↓
http://www.ustream.tv/channel/%E8%A6%96%E8%A6%9A%E6%8A%80%E5%A1%BE%E7%95%AA%E5%A4%96%E7%B7%A8

ハッシュタグは、 #viwa です。

2011年12月9日金曜日

進路選択の決め手(鍼灸)

こんにちは!

viwaの優希です。
今回は、前回お話した鍼灸について、なぜ僕がその進路を選んだのか、その経緯についてお話したいと思います。

まず、僕が鍼灸に出会ったのは、高2の時に盲学校に編入してからです。

高1で中途失明ということもあり、それまで鍼灸の存在もほとんど知らず、ましてや多くの視覚障がい者が鍼灸に従事しているとは全く知りませんでした。

しかし、盲学校には鍼灸やマッサージを専門に学習する教育過程(専攻科や理療科と呼ばれる)があり、それらの科の多くの生徒や先生方と接する機会がありました。

そういった環境の中で僕は次第に鍼灸やマッサージがどのようなものなのかについて、普通高校の生徒以上に情報を得ることができたと思います。

しかし、多くの当事者があはき(あんま・マッサージ・指圧・鍼・灸)に従事しているというのを知るにつれて、なんとなく反発したい気持ちも出てきました。
その理由としては視覚に障がいをもって、鍼灸の道に進むことは、自分の可能性を狭めているのではないか、それに当事者になったことでの逃げ道にしようとしているのではないかという気持ちがあったからです。

進路については、高校2・3年の時期に相当悩みました・・・

しかし、進路決定の決め手となったのは、盲学校の理療科の先生との関わりです。

僕がいた盲学校の理療科の先生方はほとんどが視覚障がい当事者の方でした。
なので、目が見えなくなって困ったこと、つらいことなどよく相談させていただきました。そんな時、当事者として共感してもらったり、的確なアドバイスをいただけたりといった経験を通じて、自分もこのような先生になりたいと思うようになってきました。

心理面のケアだけでなく身体的にも、眼精疲労や肩こりなど、時々鍼灸やマッサージをしてめらうことで、ケアをしていただきました。

そして人の痛みを癒すことのできる鍼灸のすばらしさを身をもって実感し、鍼灸の先生になることを決意しました。

鍼灸の教育では盲学校において、視覚障がい当事者の教員が同じ当事者である生徒に教えていくという素晴らしい伝統があります。当事者は当事者のプロだという言葉があります。当事者のことは当事者が一班よく知っているはずです。視覚に障がいをもったことをマイナスではなく、プラスに考え、むしろそれを強みにして生かしていける道だと考えています。

なんだか入試の面接で語るような気恥かしい内容でしたが、いかがだったでしょうか?

もちろん当事者にとって鍼灸が職業選択として一番適しているなどと言うつもりはありません。現在は視覚障がい者の職域もかなり広まってきました。視覚に障がいがあるからといって選択の可能性を狭めるのではなく、まずは自分のやりたいことにどんどん挑戦していくことが大切だと思います。

2011年12月5日月曜日

どうやって横断歩道をわたっていますか?

みなさま


こんばんは。スタッフの村上です。

今日は、横断歩道をどうやって渡っているのか、記事にまとめてみたいと思います。

よく友人と話をしていると
「信号は見えるの?」
と質問されることがあります。

私の場合、応えは「NO」です。
2車線以上ある横断歩道で、ましてや昼間の移動の際には、ほとんど信号の光を見ることはできません。むしろ、信号がどこにあるのかもわからないことがあります。
暗い夜道なら、暗い中に信号の明かりが目立つので、案外日中よりも信号がわかることがあります。ただ、これはあくまで光を認識しているだけなので、「赤」や「青」の区別はついていないことが多いです。

では、どのような点に注意しながら横断歩道を渡っているのか。

まず絶対に気を付けていることは、事故にあわないように注意することです。

車の通りが多いか少ないかに関わらず、道を渡る時は、気づかないところで危険があります。
もしかしたら車ではなく自転車と接触することや、道の真ん中にあるちょっとした段差につまずいてしまうかもしれません。
ですので、まず何よりも注意することです。


そのうえで、私が横断歩道を渡る時に、意識しているポイントは3つあります。

1つは、車の進行方向をつかむことです。
例えば、十字路の交差点であれば、自分が進みたい方向に、車が直進すれば、それはだいたい「青」ということになります。
車が発信しなければ、それは「赤」ということです。


2つめは、他の歩行者の動きに合わせることです。
自分自身が最初に横断歩道を渡るのではなく、誰かが渡り始めた後につづくように、横断歩道を渡ります。
逆に、誰も渡ろうとしない時や、急ぎ足で渡ろうとしている時は、「赤」や「黄色」のことが多いので、注意が必要です。

3つ目は、手元の手押し信号の光を確認することです。
手押し信号のボタンは、ボタンを押すと光ます。その明かりが消えると、信号は「青」になります。
手押し信号がある場合は、まずボタンをおしてから、その光が消えるタイミングで渡ることがあります。


最初にも書きましたが、どんなことであれ、事故にあわないようにすることが大前提です。
私がよく使う3つの方法を使っていても、事故にあうかもしれません。


まずは、安全かどうか注意する。これが、横断歩道を渡る時の、もっとも大切な工夫なのかもしれませんね。