こんにちは、viwaの二宮です。
今回は、今年の6月に行った教育実習についてお話しします。
①実習先
母校の公立中学校で3週間行いました。担当教科は社会科でした。
②実習前
事前に配慮文章を作成してもらいました。また、授業で教える範囲・担当学年及びクラス・名簿など母校にわかる範囲で教えてもらいました。
③実習中
(1)職員室
実習初日の職員朝礼で自己紹介をした時、簡単に視覚障害があることを伝えました。知らない先生方の顔と名前を一致させることが大変だったため、職員室の座席表をもらいました。座席表があることで、授業見学のお願いや用事のある先生方が見つけやすくなりました。(先生がその席に座っていないと分かりませんが)
母校に、私が在籍時にいた先生が数人いたので、分からないことは基本的に、その先生方に聞き対処していました。
(2)クラス
3週間過ごしたクラスの生徒は40人近くいました。事前に名簿等をもらっていましたが、覚えきれませんでした。
そのため、実習中にクラスの座席表をもらい、空いている時間にその席にいる生徒の顔・名前・雰囲気・特徴など覚えるようにしました。あゆみ(日記のようなもの)で、生徒ともやりとりしていたので、そこで得た情報もメモして関連づけて覚えました。最終的に全員覚えることは、難しかったです...笑
(3)授業見学
学校に許可を頂いて、基本的にタブレット端末を用いて授業見学していました。板書や生徒の様子を見るときに活用しました。
(4)授業
授業中は、板書をあまりしないように、ワークシートや黒板に貼り付ける語句シートを活用しました。
生徒の活動の様子を見るために、机間巡視をしましたが生徒が手元で行なっていることは分からないので、見てるふりをしてました笑
挙手している生徒を当てることも難しかったので、前から順番に当てて行きました。(事前に伝えて生徒に了承を得ました)
(5)環境把握
母校だったため、教室など基本的なものの位置は変わっておらずスムーズに移動できました。しかし、廊下に植木鉢や小物類があったことは覚えておらず(位置が変わった可能性もある)、実習当初はぶつかってつまずいてしまいました。
母校であっても、再度学校の中を見直しておく必要があったなと思います。
④全体を通して
3週間の教育実習は大変でしたが、とても充実した日々を送ることが出来ました。母校という慣れた環境、知っている先生が数人いる、他の実習生も同級生であったことは、何かあった時にすぐ相談でき、とても心強かったです。見えにくくて大変なこともありましたが、自分なりに工夫して楽しい実習にできたのではないかと思います。
こんにちは、viwaの二宮です。
今回は、12月に行われる馬場村塾のご案内です。
**ここから**
12月の馬場村塾のご案内です。
プレゼンター 平塚 千穂子 氏
今回のプレゼンターはバリアフリー映画鑑賞推進団体CITY LIGHTSの平塚千穂子さんです。
映画にもなり、社会的認知の進む音声ガイド、点字図書館で借りられるシネマデイジーも大人気です。
東京・田端のユニバーサルシアアター、『チュプキ』では素敵な映画の上映が続いています。
活動を続けてこられた思い、これからの展開などについてプレゼンいただきます。
日時 12月8日(金曜)18時半から20時50分
プレゼンタイムは19時頃から1時間で、その後、ディスカッションタイムです。
21時より近隣の店で予算3000円程度で懇親会を行います。
懇親会ご参加の方は、その旨もお知らせください。
会場新宿リサイクル活動センター2階集会室
〒169-0075 新宿区高田馬場4-10-2
http://www.shinjuku-rc.org/shinjuku/
高田馬場駅より徒歩2分程度です。駅からの誘導も可能です。
誘導希望の方は、申し込み時に、お知らせの上、18時15分に、JR高田馬場駅戸山口改札付近にお越しください。
他の場所での待ち合わせなどにつきましても、お気軽にお問合せください。
馬場村塾は、毎回、株式会社19のご協力で動画撮影しており、編集終了後、同社HPからご覧頂けます。
申し込み・問い合わせ
大川 和彦
めーる TQJ00070あっとNIFTY.COM
アットマークと@に変換して送信ください。
**ここまで**
皆様
viwa事務局です。
視覚障がいのある人にとって使いやすい商品を紹介するコーナー「viwa shop」。
今回、ご紹介するのは三菱電機の「らく楽アシスト」商品の中から「しゃべるレンジグリル」です。
今回は活用編ならぬ料理編ということで、購入してから一日経過したコロッケの再加熱調理についてご紹介しています。
・再加熱モードの使い方
・コロッケ等の揚げ物や調理パン、たい焼き、今川焼き等を再加熱モードでできたてのようにおいしくしあげる方法
・自動的に再加熱の時間を調節
・音性ナビで残り時間を確認
・そして、最後にはサクッサクッとよい音のする揚げたてのコロッケが完成!
スーパーで購入したお惣菜もこのレンジグリルがあれば、よりおいしく食べられそうですね。
この動画でご紹介するレンジグリルの詳細は以下のサイトからご覧になれます。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/rangegrill/product/spec.html
ぜひ、一度ご覧ください。
動画で紹介のあったレンジグリルに関するお問い合わせは以下の電話番号までお願いします。
三菱電機お客さま相談センター フリーダイヤル 0120-139-365
【しゃべるレンジグリル基本操作編】
基本操作編
http://www.viwa.jp/2017/10/viwa-shop.html
活用編 焼き鮭調理
http://www.viwa.jp/2017/10/viwa-shop_31.html
過去の紹介動画コンテンツいろいろ
【軽くて使いやすい掃除機の紹介動画】
軽くて使いやすい掃除機 基本操作編の記事はコチラ
http://www.viwa.jp/2017/08/viwa-shop-be-k.html
軽くて使いやすい掃除機 活用編の記事はコチラ
http://www.viwa.jp/2017/09/viwa-shop-be-k.html
軽くて使いやすい掃除機 座談会編の記事はコチラ
http://www.viwa.jp/2017/09/viwa-shop-be-k_24.html
【しゃべるIHクッキングヒーター紹介動画】
しゃべるIHクッキングヒーター 基本操作編の記事はコチラ
http://www.viwa.jp/2017/07/viwa-shop-ih.html
しゃべるIHクッキングヒーター 活用編の記事はコチラ
http://www.viwa.jp/2017/07/viwa-shop-ih_8.html
しゃべるIHクッキングヒーター 座談会編
http://www.viwa.jp/2017/08/viwa-shop-ih.html
【しゃべる炊飯器の紹介動画】
しゃべる炊飯器 基本操作編の記事はコチラ
http://www.viwa.jp/2017/03/viwa-shop-vol.html
しゃべる炊飯器 活用編の記事はコチラ
http://www.viwa.jp/2017/05/viwa-shop.html
しゃべる炊飯器 座談会編の記事はコチラ
http://www.viwa.jp/2017/06/viwa-shop-vol.html
次回は三菱電機しゃべるレンジグリル 座談会編です。お楽しみに!
viwa 事務局
皆さま
こんにちは。viwaの森です。
今回は私が現在大学の定期試験で実際に受けている配慮事項について記事を書きたいと思います。
なお、普段の授業等で受けている支援に関してはまた別の記事で書こうと思います。
私は現在新潟大学経済学部の4年生です。
去年の4月に3年次編入学という形で3年生として大学に入学しました。
入学後すぐに、私は経済学部の学務係及び大学障害学生支援室にて、大学における定期試験状の配慮について相談しました。
新潟大学では、視覚障がいのある学生を受け入れるのは初だったため、前例もなく、私自身で自分に必要な配慮を主張し、支援体制を作ったという形になりました。
今振り返ると、前例がなかった分、大学側は私の話を親身になって聞いてくれたように思います。
前例がある場合、「弱視の学生にはこういう支援をしておけばいい」といった支援を使いまわせるパッケージとして考える方も少なからずいるようなので、それはそれで配慮を主張するのは大変なのかなと思います。
4月当初、私は入学試験でしていただいた、別室受験、時間延長(1.3倍)、問題用紙および回答用紙の拡大(A4→A3)という配慮を申請し、実践していただきました。
しかし、その後私は自分の定期試験での配慮内容を改めたいと思いました。
入学と同時に私は勉強のツールとしてiPadを活用するようになりました。
iPadの読み上げ機能や拡大機能を用いて勉強しているうちに、iPadを定期試験でも活用したいと思うようになったためです。
その旨を障害学生支援室に伝え、夏休み前の期末テストからiPadを持ち込んだ受験が認められました。
iPadを持ち込んだ最初の期末テストは問題用紙のPDFデータをiPad用のUSBで受け取り、音声読み上げを通して問題を読み、拡大した回答用紙で手書きで記入するという方式をとりました。
しかし、文字を書くことが大変であることや自分の文字を読み直すことが困難だということから、さらに配慮事項を改善しました。
現在はデータの問題用紙をiPadを通して読み、Bluetoothキーボードを使ってワードに回答を書き込む、そしてそれを試験終了後にワイヤレスプリンタで出力して提出するという方式で定期試験を受けています。
前期の期末試験では自分のiPadを持ち込んでいましたが、不正防止のため大学の予算から、試験用のiPadを、そしてその他定期試験に必要なBluetoothキーボード、iPad用USB、iPadスタンド、ワイヤレスプリンタを購入していただきました。
以上が私が現在大学の定期試験で受けている配慮事項です。
なお、合理的配慮を主張した際には、自分がどれだけ読み書きに困難があるかの客観的なデータも大学側に提出しました。
私は大学入学前にウラウスという読み書き速度診断を受けていたのでその結果を提出しました。
交渉する際はデータを提出するとより自分の困難及び、配慮の必要性が伝わると思います。
今回の事例はあくまで私個人の事例です。別の大学で全く同じ内容の配慮が受けられるかどうかはわかりません。しかし実際に大学でこのような配慮が認められているということはこれから大学生になる視覚障害のある学生にとっては価値のある「前例」の一つになると思います。
こんにちは、viwaの二宮です。
今回は、第4回視覚障害教育ICT活用研修会のご案内です。
**ここから**
12月27日,28日は,学び納め!参加して,光学で実践力を磨きませんか!?視覚障害教育ICT活用研修会!
今年のテーマは,
・光学の基礎
・教師が知っておくと便利なめがねの話
・光学的視角補助具の話です!
メガネの話は,全ての学校の先生にお役に立つ内容です!ぜひ,ご参加くださーい!
以下の質問に答えられるようになろう!
・拡大鏡の5倍っていうけど,1倍はなに?
・拡大鏡,公式文書で,なんでルーペって書いちゃだめなの?
・拡大鏡って,何cmで構えるのが適正なの?
・単眼鏡の6X32って,どういう意味?
・ケプラー型で,対物レンズの大きさと視界は無関係って!?
・単眼鏡って,近くをみるとき,どうして伸ばすの?
・いいメガネってどんなの?
・メガネの正しいかけかたは?
・メガネのメンテナンスの方法は?
・メガネにはどんな種類があって,どう使い分けるの?
などなど!日々の実践から,センター的機能を担当する方まで,お役に立つと思われる情報をお届けします。
第4回視覚障害教育ICT活用研修会を開催します。
開催日:2017年12月27日・28日
場所:広島大学
テーマは,メガネです!良いメガネとは?メガネの正しいかけかたは?メガネがあっていないと・・・。
などなど,メガネや光学的視覚補助具について掘り下げます!なので,通常の学校や視覚以外の特別支援学校の先生にとっても,生かせる内容だと思います!
プログラム・参加申し込みは以下にあります!
https://ws.formzu.net/fgen/S20189319/
**ここまで**
こんにちは、viwaの二宮です。
今回は、第261回(17-11)済生会新潟第二病院眼科勉強会のご案内です。
**ここから**
案内:第261回(17-11)済生会新潟第二病院眼科勉強会
仲泊 聡
日時:平成29年11月08日(水)16:30 ~ 18:00
場所:済生会新潟第二病院 眼科外来
演題:「視覚障害者支援における課題の変遷」
講師:仲泊 聡(理化学研究所 研究員;眼科医)
http://andonoburo.net/on/6193
【抄 録】
私は、平成元年に東京慈恵会医科大学を卒業して、平成7年7月に神奈川リハビリテーション病院に赴任しました。
これが、視覚障害業界への入り口となりました。したがいまして、今年の7月に満20歳を迎えたわけです。
その前半は、周りにいる専門家の皆さんにくっついていただけで、人前では「視覚障害については素人で。。」とか言ってごまかしてきましたが、国立のリハセンターに異動することになった頃から、もう素人ではいられないという自覚が生まれました。
そして、それまでの10年に教わったこと、経験したことを肥やしにして、視覚障害者にとって少しでもよい未来にしていかなければと思いを巡らせて後半の10年を過ごして参りました。
本勉強会では、このような稀有な経歴をもった眼科医として、自分が見聞きし、考えてきた視覚障害者支援における課題とその変遷についてお話できればと考えています。
ざっと分けて、周囲の専門家に聞いたり、書物から知った1990年代以前のこと、神奈川リハ時代の体験から感じた2000年代のこと、国リハ以降での体験から確信した2010年代のこと、そして、これらを素にして2020年代での課題について推察したいと思います。
【略 歴】
1989年 東京慈恵会医科大学医学部卒業
1995年 神奈川リハビリテーション病院
2003年 東京慈恵会医科大学医学部眼科講師
2004年 スタンフォード大学心理学科留学
2007年 東京慈恵会医科大学医学部眼科講師準教授
2008年 国立リハ病院 第三機能回復訓練部長
2010年 国立リハ病院 第二診療部長
2016年 神戸理化学研究所 研究員
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『済生会新潟第二病院 眼科勉強会』
1996年(平成8年)6月から、毎月欠かさずに続けています。誰でも参加出来ます。
話題は眼科のことに限らず、何でもありです。参加者は毎回約20から30名くらいです。
患者さん、市民の方、医者、看護師、病院スタッフ、学生、その他興味のある方が参加しています。眼科の外来で行いますから、せいぜい5m四方の狭い部屋で、寺子屋的な雰囲気を持った勉強会です。
ゲストの方に約一時間お話して頂き、その後30分の意見交換があります。
2018年3月で終了の予定。
日時:毎月第2水曜日16:30~18:00(原則)
場所:済生会新潟第二病院眼科外来
*勉強会のこれまでの報告は、下記でご覧頂けます。
1)ホームページ「すずらん」
新潟市西蒲区の視覚に障がいのある人とボランティアで構成している音声パソコン
教室ホームページ
http://occhie3.sakura.ne.jp/suzuran/
2)済生会新潟第二病院 ホームページ
http://www.ngt.saiseikai.or.jp/section/ophthalmology/study.html
3)安藤 伸朗 ホームページ
http://andonoburo.net/
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【今後の済生会新潟第二病院眼科 勉強会 & 研究会】
平成29年11月18日(土) 14時開場 14時30分~17時30分
『済生会新潟第二病院眼科-市民公開講座2017』
会場:済生会新潟第二病院 10階 多目的室
講師:宮坂道夫(新潟大学医学部教授 医療倫理・生命倫理)
http://andonoburo.net/on/6180
講師:細井順(ヴォーリズ記念病院ホスピス長;滋賀県近江八幡市)
http://andonoburo.net/on/6186
平成29年12月13日(水)16:30 ~ 18:00
第262(17-12)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題:患者になってからの20年をふり返って私が伝えたいこと
講師:関 恒子(長野県松本市)
平成30年01月10日(水)16:30 ~ 18:00
第263回(18-01)済生会新潟第二病院眼科勉強会
演題:ロービジョンケアを始めて分かったこと
講師:加藤 聡(東京大学眼科准教授;日本ロービジョン学会理事長)
平成30年02月14日(水)16:00 ~ 18:30
第264回(18-02)済生会新潟第二病院眼科勉強会「ささえ、ささえられて」
講師:小林 章(日本点字図書館:歩行訓練士)
:大石華法(日本ケアメイク協会)
:橋本伸子(白尾眼科:石川県、看護師)
:上林洋子(盲導犬ユーザー;新潟市)
:岩崎深雪(盲導犬ユーザー;新潟市)
平成30年03月14日(水)16:00~18:00
第265回(18-03)済生会新潟第二病院眼科勉強会(最終回)
演題:これまでのこと、これからのこと
講師:安藤伸朗(済生会新潟第二病院 眼科医)
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