2011年10月31日月曜日

パスポートは代筆で作ることはできますか?

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

本日のご質問は
「パスポートは代筆で作れますか?」です。


結論から申し上げますと
代筆で作ることはできます。
ただし、パスポートに印字されるサインのみは
本人の直筆である必要があります。

パスポートの申請用紙はマークシートのようになっており、
枠線内に文字を書かないと、機械が読み取れないようになっています。

そのため、住所など必要事項は、窓口スタッフに代筆を依頼して書いてもらうほうが確実です。

また、窓口には、視覚障がいのある人のために、サイン部分のみが切り抜かれた下敷きのようなものがあるので、
これを活用して、サインのみは枠内におさまるように書きます。

サインなので、漢字でなくても大丈夫です。

ちなみに、私はカタカナでパスポートのサインを書いています。

【ご注意】
おそらく、視覚障がいのある人の対応を何度もしたことのある窓口スタッフの人はほとんどいないと思います。
そのため、窓口で視覚障がいがあることを伝えて、代筆を依頼しても、
「こちらでは、そういったことはできませんので、ご家族の方に書いてもらってから、申請書を再度、お持ちいただけますか」
といわれることがあります。

私はこれまで2回、一人で申請にいきましたが、2回とも最初に同じことをいわれました。

でも、実際には、パスポートセンターの職員が代筆をしてはならないという規定はないので、
「過去に代筆で作ったことがあります」
「パスポートセンターに事前に確認したとき、窓口で代筆ができると聞きました」
などと伝えれば、窓口スタッフが本部に確認をとってから、代筆してもらえます。

ただ、残念なことに、このようなことがあると、窓口と本部で確認がとれるまでにかなり時間がかかるので、だいたい1時間は待たされることを覚悟したほうがよいです。

晴眼者であれば、10分~20分で終わる手続きなので、多少、いらいらしますが・・・・仕方がないことなのかもしれません。

逆に、このようなごたごたはいやだというかたは、
ヘルパーや友達、家族と一緒にいって代筆してもらうか、
事前に申請書類をとりよせて、すべて記入してからもっていくかしたほうが早いと思います。

ただ、実際には代筆でできる手続きであっても、
このように門前払いされることは少なくないので、
気を付けてください。

key word パスポート 申請 代筆 視覚障がい サイン

viwa 奈良里紗

全国障害学生支援センター 相模原市・町田市 地域交流会2011

皆様

こんにちは。viwaのなら里紗です。

以下のようなイベントが開催されるようです。
興味・関心のある方はどうぞ参考にしてください。

*以下、案内*
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全国障害学生支援センター 相模原市・町田市 地域交流会2011
障害をもちながら学ぶということ
開催お知らせ(第2次版)

開催日時:2011年11月12日 19時より
開催場所:相模原市立あじさい会館 第1展示室
         〒252-0236 相模原市中央区富士見6-1-20
         TEL 042-759-3963
講師 鈴木 沙耶さん (桜美林大学卒業 視覚障害)
   蓮實 里奈さん(和光大学2年生 肢体障害)

【主な内容】
 障害学生の進路の可能性を広げ、学びを通して障害者のイメージを深めていただく地域
の集いを企画しました。障害をもつ高校生・大学生はもちろん、障害をもつ子ども達、ご
家族、学校の先生、地域のボランティア団体の方など幅広い方、ご参加ください。

○発表:19:00~20:00 講師の方のお話を聞き、共有していきましょう。

○交流:20:00~21:00 みなさまとの交流の時間です。奮ってご参加ください。

【情報保障】パソコン文字通訳者会 ubiquitous(ユビキタス)


【主催・連絡先】
全国障害学生支援センター
〒252-0318 相模原市南区上鶴間本町3-14-22
TEL/FAX 042-746-7719 URL http://www.nscsd.jp/
E-mail info@nscsd.jp
【後援】
相模原市社会福祉協議会・町田市社会福祉協議会
(この事業は相模原市社会福祉協議会より市域ボランティアグループ活動助成をいただい
ております)

(地域交流会ご案内 ここまで)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

チャリティコンサートのご案内

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

今回は、視覚障がい者が演奏するチャリティコンサートのご案内です。

ご都合のつく方はぜひ足を運んでみてください。

*案内ここから*
CWAJチャリティーコンサートのお知らせ

CWAJは東日本大震災支援のためのチャリティーコンサートをつぎのとおり
開催いたします。

日時: 2011年12月11日(日曜日)
    午後2時~4時 (開場 1時30分)

開催場所:日本橋に近い、パソナビル8F ホール(千代田区大手町2-6-4 )

出演者:筑波大学附属盲学校ハンドベルクラブOG会「あかね」
    栗山龍太 (ギターとヴォーカル)
    木村りさ、木村りえ(ピアノ)

入場券:¥2,000(学生 ¥1,000 )

チケットの予約、お問い合わせは、
長岡茂子  電話  03-3445-8723 
e-mail: heartns@aa.cyberhome.ne.jp
へどうぞ。

チケットをご購入いただいた方には、後日、集合場所の詳細をお知らせいたします。

このコンサートの企画・運営はVVIが行い、収益金は全てCWAJ東日本大震災支援基
金となります。
ご家族やお友達と一緒に是非お越しください。

*ここまで*

2011年10月30日日曜日

本をスキャンして電子書籍(PDF)にしてくれるサービス

こんにちは。
“viwa”の渡邊です。
みなさま「自炊」という言葉はご存知でしょうか?
もちろん、自分で食事を作ることも「自炊」ですが、最近では、本を裁断しスキャナでPDFファイル等のデジタルデータにする(電子書籍にする)、この一連の作業を自分でやることを「自炊」と呼ぶようになっています。
本がPDFファイルになっていれば、iPhone・iPad・Android等のスマートフォンやタブレットPCに入れて読むことできますので、たくさんの本を持ち歩く場合も省スペースで済みます。
そして、何より、私たち視覚障がい者にとっては、スマートフォンやタブレットPCの画面拡大機能を使って大きな文字で読むことができたり、音声読み上げ機能を利用できることが大きなメリットになります。

ただ、この「自炊」、実際にやろうとすると相当に大変な作業になります。本を裁断し、1ページずつスキャナで読み込むわけですから。もちろん、裁断機やスキャナなどの機材も必要になります。

そこで登場したのが、本の裁断とスキャナでの読み込み・PDF等のデジタルデータ化の一連の作業を専門にやってくれる業者さんです。いわば、「自炊代行」の業者さんです。

私が利用したことのある「本スキャン(http://honscan.jp/)という業者さんを例に、利用の流れを簡単にご説明します。詳細は業者さんのサイトをご覧ください。

1.業者さんのサイトでユーザー登録をする
2.冊数やオプションを指定して予約をする
3.宅配便で業者さんに本を送る
4.おおむね1週間以内に業者さんのサイトからPDFファイルがダウンロードできるようになる
  (混雑状況にもよるようです)

なお、購入した本を自宅から送るのではなく、Amazon(アマゾン)などの通販サイトから直接業者さんに送ってデジタル化してもらうこともできます。
通販サイトで本を購入する際、発送先を自宅ではなく業者さんにするのです。そうすれば自分で宅配便を発送する手間も省けますし、時間や送料の節約にもなります。手順の詳細は業者さんのサイトをご覧ください。

また、上記2の「オプション」に、OCRという項目があります。
このOCRを「有」にしておくと、ページが単なる画像データとしてPDF化されるだけではなく、書かれている文章が文字データとしてPDFファイルに記録されます。この文字データがあると、iPhoneやiPad、PCやMacで音声読み上げ機能が利用できるので、音声ユーザーの方には有効なオプションだと思います。
ただし、OCRの正確さには限界があり、どんな文字でも読み取れるというわけではありません。また、DAISY図書ほどの利便性は期待はしない方がいいかもしれません。


さて、デジタルデータ化した本が、実際にiPhoneではどのように拡大表示、音声読み上げできるのでしょうか。ここでは、私が実際に「本スキャン」さんで作成してもらった英単語集のPDFファイルを例に、YouTube動画でご紹介します。
なお、動画の例ではiPhoneを使用していますが、iPadなどのタブレットPCであればより大きな画面で読むことができます。
http://www.youtube.com/watch?v=jgg_q6uJ8R8




以下、元の書籍とPDF化してiPhoneで表示した状態の写真を載せます。

<iPhone画面にページ全体を表示したところ>
Scan_01.jpg

<拡大したところ>
Scan_02.jpg

<最大まで拡大したところ>
Scan_03.jpg

「自炊代行」に関しては、著作権の問題が議論されていますが、視覚障がい者にとっては大変有効なサービスですので、ぜひとも継続していってほしいものです。

2011年10月16日日曜日

iPhoneかAndroidか、スマートフォン選びで迷ったら

こんにちは。
“viwa”の渡邊です。

10月14日にiPhone4Sが発売開始となり、同時に、これまでソフトバンクからしか発売されていなかったiPhoneがauからも発売されるようになりました。

iPhoneとAndroidを合わせて、スマートフォンの選択肢が広がっています。

そこで今回は、視覚障がい者がiPhoneにするかAndroidにするか迷った際の、判断基準について書いてみたいと思います。
ただし、あくまでも私が収集できた情報に基づいた、私なりのお勧めの判断基準となりますことをご了承お願いします。

1.音声読み上げをメインに使うかどうか
まず一つの目の判断基準は、音声読み上げをメインで使うかどうか、だと思います。
iPhoneには「VoiceOver」という音声読み上げ機能が買ったときから標準で搭載されています。ですから、アプリを追加したりする必要はなく、設定画面で「VoiceOver」をオンにするだけで音声読み上げが使えます。
この「VoiceOver」機能は、メールやWebページの音声読み上げはもちろん、機能やアプリを選択するメニュー画面や設定画面などでも、ボタンに触れる(タップする)とその名前を読み上げてくれます。文字入力の時もキーボード上でタップしたキーを読み上げてくれます。一回タップすると読み上げ、二回タップするとそのボタンやキーを押したのと同じ操作になります。
一方、Androidについては、現時点では標準で音声読み上げ機能は搭載していないようです。ただ、Androidマーケットから追加アプリをダウンロードすると英語の読み上げは可能になるという情報もありますし、今後のバージョンアップで標準機能として搭載される可能性はあります。
以上のことから、音声読み上げ機能をメインで使う方は、現時点ではiPhoneがお勧めということになるかと思います。

2.画面拡大機能を使いたいか、それとも、ルーペで画面を見たいか
二つ目の判断基準は、画面拡大機を使いたいか、それとも、ルーペで画面を見たいか、です。
iPhoneには2種類の画面拡大機能が買ったときから標準で搭載されています。一つはピンチアウトという機能、もう一つがズーム機能です。ピンチアウトは画面上の拡大したい場所を2本の指で引き延ばすようにする操作で、Webブラウザや受信したメール、iBooksなど一部のアプリだけで使用できます。もう一方のズーム機能は画面上を3本指で二回タップする操作で、ピンチアウトより操作性は劣ると思いますが、どのアプリのどの画面でも拡大表示できます。
iPhoneの画面拡大機能については以前記事を書いておりますので、詳しくはこちらをご覧ください。(http://www.viwa.jp/article/189997319.html)
対して、Androidは現時点ではピンチアウト機能のみの搭載となっていますので、画面拡大が利用できるのは一部のアプリに限られてしまいます。
したがって、画面拡大機能を使いたい場合はiPhoneの方がお勧めということになります。

一方、画面拡大機能を使うよりも、ルーペを使って画面を見る方が使いやすいという方もいらっしゃると思います。これまでの携帯をルーペで見ていらっしゃった方は、スマートフォンもルーペで見る方が使いやすいかもしれません。
ルーペで画面を見る場合は、iPhoneかAndroidかという選択よりも、iPhoneもAndroidも含めて多数出ているスマートフォンの中て、どの機種が自分にとって見やすいのか、使いやすいのかといった観点で選べば良いと思います。
Androidはたくさんのメーカーからたくさんの機種が出ていますので、IPhoneより選択の幅が広がります。iPhoneよりも液晶サイズか大きなものも出ていますので、お店で実物を見て選ぶのが良いと思います。

ルーペで画面を見ようと考えている方に注意していただきたいのが、スマートフォンは携帯と違って片手だけで操作するのは難しいという点です。
慣れている方は、手のひらで本体を支えつつ親指で画面を操作するスタイルで、片手だけで使っておられる方もいらっしゃいますが、多くの方は、片手で本体を持って、もう片方の手で画面を操作する「両手持ち」のスタイルになると思います。そうなると、画面を操作する手でルーペも持つことになると思います。実際に自分がそのスタイルでうまく操作ができるどうか、事前に試してみることをお奨めします。

以上、長々と書いてまいりましたが参考になりましたでしょうか?
将来は、あらゆる機種に音声読み上げやズーム機能が追加され、より選択の幅が広がり、より使いやすい環境が整うとイイですね。

2011年10月15日土曜日

ピザ作り体験

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

先日、viwaスタッフでピザ作り体験をしてきました!

ピザの生地は、あらかじめ、準備していただいたのですが、
自分たちでピザの生地を伸ばしたり、たくさんある食材から
組み合わせを考えて、トッピングしたりと、
視覚障がい者でも、実際に触って確認しながらできることが多く、
とても楽しめました。

また、近くにハーブを植えた畑があり、
葉っぱを一つひとつ手にとって、香りをかぎながら、
「これ、ミント?」
な~んて、嗅覚と触覚を生かして、みんなでハーブ探しをしたりしました。

普段は、どうしても目に頼って生活している人でも、
こうやって、自然の中で、視覚以外の感覚で物事を楽しむのも、
たまにはよいのかなぁと思いました。

こちらも、後日、詳細なレポートをしたいと思いますので、
楽しみにしていてください★

【ご報告】バリアフリーCD試聴会を実施しました。

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

日本伝統文化振興財団のご協力で、
バリアフリーCDの試聴会を実施しました。

バリアフリーCDとは、超高音質CDであるERCDの解説を
点字・拡大文字・音声で提供しているCDのことです。

詳細は以下をご覧ください。
http://xrcd.japo-net.or.jp/ja/

このCDは、日本点字図書館やヘレンケラー協会に問い合わせると、
購入可能とのことです。

試聴会の感想は、今後、ご報告いたしますが、今回は奈良の感想をご紹介します。

最初は、超高音質CDと聞いて、一般のCDと聞き比べたときに、超高音質が私にわかるのかなぁ~?と思っていました。

こればっかりは、実際に、CDを聞いていただかないとわからないと思うのですが、
私の受けた感想としては、
一つひとつの楽器の音がよく聞こえる
というかんじです。

一般のCDとは、明らかに違うということが、
素人の私でもわかりました。

この秋、この超高音質CDと自分の読みやすい解説書を読みながら、
素敵な音楽の世界にひたってみる、な~んていうのはいかがでしょうか。

key word
超高音質 CD バリアフリー 日本伝統文化振興財団 聞き比べ



2011年10月6日木曜日

【本の紹介】『期待を超えた人生 ――全盲の科学者が綴る教育・就職・家庭生活』


書名『期待を超えた人生
――全盲の科学者が綴る教育・就職・家庭生活』
ローレンス・ スキャッデン 著
岡本 明 訳

��011年9月30日 初版第1刷発行

四六版・並製、344頁
定価2,940円(本体2,800円+税)
ISBN978-4-7664-1873-6

“私にとって、見えないことは問題ではない”

「アクセシビリティ」の技術の啓蒙・普及に大きく貢献し、米国リハビリテーション
法508条策定の中心的人物でもある全盲の科学者の自叙伝です。
▼5歳で視力を失った少年が、適切な教育を受ければ、いかに社会で活躍し、家族をも
ち、充実した生活を営むことができるか、ということを訴えます。
▼マイクロソフト社、アドビ社などが、障害者対応の技術開発にいかに取り組むように
なったのか、その経緯が語られます。IT開発、ユニバーサルデザイン関係者にも必読
の書です。
◎障害のある若者やその家族へのアドバイスと提案が満ちています。
◎視覚障害などの方のための「テキストデータ引換券」付きです。

目次
序・見えなくて残念なことは何か?  (日本点字図書館理事長/田中徹二)
日本での刊行によせて(ローレンス・スキャッデン)
第一部 教育と経歴
第二部 見えないことの影響
第三部 自分自身の成長
第四部 珍しい体験
第五部 半生を振り返って
皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

読書の秋にピッタリな本の紹介です。
私もまだ読んでいませんが、とても興味深い内容です。
しかも、本を買えば、データの引換券もついてくるので、安心して読め総です。

��以下、詳細です*


【著者】ローレンス・スキャッデン(Lawrence Scadden)
1939年アメリカ・カリフォルニア生まれ。5歳のときに事故で失明。レッドランド大学
卒業。科学博士。IT器機のアクセシビリティ技術の開発、啓蒙に大きく貢献する。米
国リハビリテーション法508条策定の中心的人物。政府の要職を長年務め、現在は情報
機器のアクセシビリティについてのコンサルタントを行う。博士の業績をたたえ、
「障害を持つ生徒のための優秀な先生へのローレンス・スキャッデン賞」が1999年に設
けられている。

【訳者】岡本 明(おかもと あきら)
1944年旧満州国生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。工学博士、社会福祉士。(株)リコー
勤務、筑波技術大学教授を経て、現在名誉教授。認知工学、福祉工学に関心をもつ。
ヒューマンインタフェース学会、電子情報通信学会ほかに所属。

詳細は以下をご覧ください。
http://www.keio-up.co.jp/np/isbn/9784766418736/


2011年10月4日火曜日

障がいのある中学生の高校入試について考えるシンポジウムのご案内

皆様

viwaの奈良里紗です。

障がいのある高校生の大学進学を中心に支援をしている
Do-IT JAPANの秋季特別講座のご案内です。

これから、高校入試を控えている方は必見です。

高校入試は、義務教育ではなくなるため、いまだに、受け入れを断るような学校が存在します。
そんなとき、どうしたらよいのか、
こういったところで、最新情報を得ておくと、備えになるかと思います。

��以下、ご案内です*
DO-IT Japan 2011 秋季プログラム特別企画
「障害のある子どもの高校入試を考える」
シンポジウム


 インターネットやタブレットPCの普及により、学習に困難があった子どもたちの学習環境が大きく変わりつつあります。鉛筆を持てない子どもはワープロで字を書く事ができるようになり、教科書が見えない子どもは拡大ソフトを使ったり、音声読み上げソフトを利用して学習できるようになってきています。こういった技術は、読み書きが苦手な子どもたちにとっても効果的だと多くの研究が示しています。読みの苦手な子どもたちも、読み上げソフトを使えば内容を理解する事が可能ですし、書くのが苦手な子どもたちの中にはワープロを使えば長い文章を書く事が出来る子どももいます。その一方で、こういった技術を活用した教育には以下のような疑問を抱く人が多いのが実情です。


・鍛えれば読めるようになるのにICTは不要では?
・ICTは学習の妨げになるのでは?
・ICTを使わせたいが入学試験では利用できないのでは?


このシンポジウムでは、ICT、特別支援教育、制度について専門家の話題提供を受けて、研究者・当事者・教師・行政関係者を討論者に迎え、これからの障害のある子どもの入試を自由に論じ、向かうべき方向を整理してみたいと考えています。

多くの皆様のご参加をお待ちしております。


● 主催:東京大学先端科学技術研究センター・佐賀県
● 後援:文部科学省・厚生労働省(予定)
● 協力:日本マイクロソフト株式会社・富士通株式会社・
    ソフトバンクグループ

● 日時:2011年10月22日(土)
● 会場:東京大学 安田講堂(東京都文京区本郷7-3-1)
● 参加費無料,予約不要
※当日は、PC要約筆記、車いす優先席をご用意致します。


【プログラム】

12:30~13:00 受付

13:00~13:10 開催主旨説明・挨拶

13:10~13:40 話題提供1
「なぜ今、障害のある子どもの高校入試を考えるのか?
 ー能力を活かせない社会と追い詰められる子どもたちー」
 中邑賢龍(東京大学)・障害のある当事者

13:40~14:10 話題提供2
「ICTを活用して学力向上を目指す障害のある子どもたち
 ー最新の支援技術とは?ー」
 巖淵守・平林ルミ(東京大学)

14:10~14:40 話題提供3
「障害のある子どもの高校入試の現状と合理的配慮という考え方」
 近藤武夫(東京大学)

15:00~16:00 指定討論
「みんなで入試を考える ー大胆と思われる入試の提案と検証ー」
 指定討論者:
 上野一彦(大学入試センター:特任教授)
 神山 忠(岐阜特別支援学校・教員)
 樋口一宗(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課)
 森本登志男(佐賀県 最高情報統括監)
 当事者団体代表

16:00~16:15 総括・閉会挨拶





お問い合わせ先

DO-IT Japan事務局
 〒153-8904
 東京都目黒区駒場4-6-1
 東京大学先端科学技術研究センター3号館309
 電話 & FAX:03-5452-5490
 eメール:info@doit-japan.org(担当:玉利)


DAISYとEPUBで実現するデジタル教科書のユニバーサルデザインのご案内

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

下記のようなイベントが開催されるようです。
これから、教科書はどうなっていくのか、大変興味深いところですね。
ぜひ、最新情報をゲットしにいってみてください。

��以下、案内です*
■ [転載・転送歓迎] デジ教研 Open meeting 06 in Saitama 2011/11/13 ■
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http://kokucheese.com/event/index/18519/
http://ldnews2000.web.fc2.com/pdf/20111113.pdf

DAISYとEPUBで実現するデジタル教科書のユニバーサルデザイン

iPadなどのタブレット端末の登場や電子出版への関心の高まりにより、電子書籍
での事実上の国際標準規格であるEPUBへの注目度が強まっています。また2008年
教科書バリアフリー法、2010年改正著作権法施行などを契機として、全国
でDAISY教科書やDAISY図書の利用者数が飛躍的に増加しています。

DAISY(Digital Accessible Information SYstem)とは視覚障害、発達障害、上
肢障害など様々な理由により通常の印刷物を読むことが困難な人々(プリントデ
ィスアビリティ)のためのデジタル録音図書の国際標準規格であり、DAISYコン
ソーシアム(本部スイス)により開発とメンテナンスが行なわれているものです。

DAISYコンソーシアムではEPUBを策定したIDPF(International Digital
Publishing Forum)に呼びかけ、EPUB改定作業を共同で進め、DAISYとEPUBそれ
ぞれの共通性を高めることで、例えばEPUBで出版された電子書籍がテキスト
DAISYと同様にボイスシンセサイザーで「読め」たり、肉声や手話が必要な場合
はEPUBファイルに朗読や動画を追加しマルチメディアDAISY図書としても「読め
る」ようになるという、明るい展望が見えてまいりました。

現在総務省や文部科学省が進めている「フューチャースクール」構想では、2015
年を目途に義務教育段階でのデジタル教科書導入が計画されていますが、これが
プリントディスアビリティを含む全ての児童生徒が使えるものとなるためには、
ユニバーサルデザインされたデジタル教科書が採用される必要があります。

このような現状や問題意識を踏まえ、このたびDAISYの開発や普及活動に長年携
わっていらっしゃるDAISYコンソーシアム会長・河村宏氏と日本障害者リハビリ
テーション協会情報センター長・野村美佐子氏のご両名をお招きし、プレゼンテ
ーションしていただくことになりました。そして参加された皆様とともにデジタ
ル教科書のユニバーサルデザインについて意見交換をし、議論を深めてまいりた
いと考えております。

会場はJR大宮駅から徒歩3分の交通至便な場所です。皆様のご参加を心よりお待
ちいたしております。

● 主 催:みんなのデジタル教科書教育研究会(デジ教研)
 http://musication.net/eTextBook/

● 期 日:2011年11月13日(日) 13:20~16:45

● 会 場:大宮ソニックシティ 501会議室(ソニックシティビル5階)

● 会場へのアクセス:JR大宮駅西口から徒歩3分
 http://www.sonic-city.or.jp/modules/access/

● プログラム:
 13:20 受付
 13:40 開会(挨拶・諸連絡)
 13:50 プレゼンテーション1
       河村 宏 氏(DAISYコンソーシアム会長)
 14:50 プレゼンテーション2
       野村美佐子氏
       (日本障害者リハビリテーション協会情報センター長)
 15:50 休憩
 16:00 質疑と意見交換(DAISY図書実演含む)
 16:40 閉会(諸連絡)

● 定 員:30名(先着順)

● 参加費:1000円(当日集金いたします)

● 申し込み:下の申込みサイトから願いいたします。
 http://kokucheese.com/event/index/18519/

参加資格等は特にございませんが、申し込み時に下記事項をご記入いただきたい
と存じます。

 1)氏名 2)所属 3)お住まいの地域(都道府県) 4)懇親会参加の有無
 5)簡単な自己紹介やデジタル教科書への思いなど。

なお、ご記入い ただいた内容は、自己紹介用として当日参加者へ配付させてい
ただきます。支障のある方はその旨をお書き添えください。

● 終了後、駅近くの別会場にて懇親会(17:30開会・会費3000円程度)
 を予定しています。

● 会議室内での電源使用容量に制限があるため、主催者側の利用を優先させて
 いただきます。ご了承ください。

● ソニックシティビルは全面禁煙となっており、喫煙場所はビル内にはござい
 ません。

● ビル1階にコンビニがあり飲食物販売がございますが、利用規程により会議
 室内への食物の持ち込みは原則不可となっております。ご了承ください。な
 お、6階には飲料の自販機とロビーがございます。

● 問い合わせ degisaitama@yahoo.co.jp までお願いします。