2012年6月17日日曜日

うちの子の発達の遅れが心配・・・。

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

まだ乳児や幼児の視覚障がいのお子さんのいらっしゃるお母さんやお父さんの悩みの多くは、
「うちの子の発達の遅れが心配・・・」
というもの。

心配になって当然のこと。
でも、そんなに心配しすぎなくても大丈夫かもしれません。

やはり、小さい子どもの発達にとって、
眼が見えるか見えないかというのは大きく影響を与える要因のひとつです。

目の前に興味のあるものがあるから
手を伸ばしてものをつかもうとして寝返りをしますが、
視覚障がいがあるとどうしてもこの部分の発達が遅れてきます。
でも、一生、寝返りができないわけではありませんよね。

視覚障がいのある子どもは視覚障がいがあっても、
自分なりの感覚で興味のあるものを見つけるようになります。

きっと、どうしても晴眼児と発達を比較してしまい、
ついつい、心配になってしまうのだろうなぁと思うのですが、
むしろ、お母さんとお父さんとたくさんコミュニケーションをとって、
色々なものに触れたり、聞いたり、経験したりする機会を作ってあげれば、
その子なりに発達をしていくのだと思います。

速度や順序が違って心配になってしまうときは、
頼りになる先輩ママとのつながりを作って相談してみたり、
盲学校の幼稚部の先生に聞いてみたりするとよいかもしれません。

あまり視覚障がいのことを知らない保健師さんに聞くと、
かえって不安になってしまうこともあるかもしれません。
もちろん、色々な子どもをみてきた経験のある保健師さんだったら、
よいアドバイスがもらえるかもしれませんが・・・。

どうしても人とは違う障がいをもっていると、
子育ての悩みもほかのママさんたちと同じところもあれば、
固有のところもでてきますよね。

そういうときは一人で悩みこまないで、
同じような子どもをもつ親同士、交流を深めてみてくださいね。

もちろん、私たち当事者も小さいときはこうだったなぁなんて思い出話くらいはできますよ。

「どうして眼が見えないのに、私のこと、ママってわかるんだろう」
「寝返りをしないんだけど、どうしたらよいの」
「離乳食はどうやってすすめていけばよいの」
「目おしをするんだけど、やめさせたほうがよいの」
「なかなか子ども同士の輪に入っていけないんだけど、どうしたらよいの」
「ママにべったりで一人で遊ぼうとしてくれないんだけど・・・」
「兄弟はいたほうがよいのかな」
などなど、心配はつきませんよね。


筑波大学附属視覚特別支援学校の幼稚部でも
0歳児さんから相談に乗ってくれます。
個別相談もありますし、育児学級やミニ講座等、
毎月色々な企画があるので、ぜひ、チェックしてみてくださいね☆

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viwa 奈良里紗

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