2012年7月14日土曜日

うちの子だけ一人遊びをしています。幼児の友達作りどうしたらよいでしょうか?

皆様 こんにちは。viwaの奈良里紗です。 子育て経験のある方はよくご存知だと思うのですが、 子どもの発達って本当に一日一日で手に取るように変化があるんですよね。 特に、小さいうちは特別。 一般的には、3歳児さんぐらいになると周囲に興味をもって、 4歳児ぐらいになると急に友達を作って遊び出す、いわゆる、 集団遊びができるようになってきます。 お友達を作って遊ぶ姿は、また、一つ成長を実感できるときなのではないでしょうか。 でも、視覚障がいのあるお子さんの場合、 ちょっと、お友達を作る時期がほかの子どもにうkらべて遅くなってしまうようです。 それもそのはず。 周りにどんなお友達がいて、 お友達が何をして遊んでいるのがよく見えないいのですから。 晴眼児は、名前よりも先に、顔でお友達を覚えているはずです。 でも、弱視だったり、全盲だったりすると、まず、お友達の顔が覚えられません。 だから、じーっと周囲の様子を聞いていることが多いです。 傍から見ると、「おとなしい子ね」と思われるかもしれませんが、 資格情報が活用できないぶん、じっくり周りの様子を聞いています。 また、あまり動こうとせず、お座りをしたまま遊ぶことも多いようです。 これも考えてみれば当たり前のこと。 3~5歳児さんぐらいって、結構、動きが激しいですよね。 突然、飛び出してきて、ごっつんこしちゃう光景は日常的なものだと思います。 だから、どこから誰が走ってくるかもわからない状況だから、 動いて誰かにぶつかるということが怖いのだと思います。 だから、じっとして、お座りをして遊べるもので遊んでいるのです。 さらに、4歳児さんぐらいになると、みんなでゲームをして遊ぶなんてことも増えてきますよね。 このゲームにもなかなか入ることができないことが多いようです。 例えば、オセロなどのボードゲーム。 子どもって、ゲームのルールを教えなくても、勝手にいつの間にかできるようになっていますよね。 これは、周囲の子どもがやっている様子をみて覚えたり、 間違えたやりかたをすると、誰かが「それ違うよ」等といってくれたことにより、 正しいルールを覚えていくのでしょう。 でも、遠目でみているだけだと、ボードで何が行われているのかがわからず、 ルールを理解することもできないため、実際には、あまり興味をもたないので、 友達の和に入ってゲームに参加することがないのです。 さて、ここで考えてみたいのは、ほかの子と同じ時期に同じことができるようになる必要があるかどうかです。 どうしても、晴眼児の集団の中にいると、自分の子どもだけ浮いた存在に感じたり、 一人だけ友達と遊ばずにひとり遊びをしていることに対して、不安な気持ちになってしまいますよね。 でも、興味がないこと、面白いと感じないことに入っていくことは難しいと思うのです。 3歳、4歳でお友達がいなかったからといって、5歳、6歳、小学生になっても 友達ができないということはないと思うのです。 もちろん、相変わらず、おとなしくて、一人でいるほうがよく遊ぶかもしれません。 でも、そのうち、友達と遊ぶことの楽しさを知れば、友達を作って遊ぶようになると思うのです。 親が子どもの発達を心配することは当たり前のことだと思います。 でも、心配の方向で「ほかの子と同じようにできないとダメ」という方向になってしまうと、 子どもも親も苦しいだろうなぁって思うのです。 見えない、見えにくいとどうしても得られる情報が少ないので、 子どもがわかるような形で色々な情報を伝えてあげてほしいなって思います。 わかりやすいたとえではないかもしれませんが、 例えば、私は、あの高さ634Mもある巨大なスカイツリーを、 毎週のように車窓から見ていた(視野に入っていた)はずなのに、 この間、友達に「あそこにスカイツリーが見えるんだよ!」と教えてもらうまで、 認識できなかったのです。 これはどういうことかというと、見ようと意識して物をみないと、 我々は見えないということなのです。 見ようと意識してはじめて、物体を物として認知することができるようになります。 だから、日常的な小さなことでも、お母さんやお父さんの目に見えるもの一つひとつを 立ち止まって丁寧に一緒にみたり、視覚以外の感覚で感じたり、言葉で説明したりして、 子供たちの見る力を育ててあげてほしいなと思います。 key word 育児 幼児 視覚障がい 友達 発達 viwa 奈良里紗

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