2013年4月25日木曜日

子どもに障がいのことを聞かれたときの対応はどうしたらよいでしょうか。

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

いよいよGWが間近に迫ってきましたね!
お出かけの計画はもう立てられましたか?

私は5月に結婚式を挙げることになり、今は準備に追われています。
結婚式の報告はまた今度させていただきますね。
弱視ならではのドレス選びの大変さとかありましたので。笑

さてさて、本日の話題は親が子どもに対して、どのように障害を伝えるかについてです。

個人差はありますが、だいたい4~6歳ごろから、
なんだか自分は周囲のお友達と何かが違うみたいだぞ
と気づき始めて、
小学校中学年ぐらいになると、
どうやら自分は目が悪いみたいだぞ
ということがわかりはじめて、
中学生ぐらいになってようやく
自分だけが視覚障害という障害があるみたいだ
という理解がなされるようになるようです。

個人差は結構あって、高校生になるまで自分に視覚障がいがあるということに気づかなかったなんていう人もいます。

周囲の人から見たら、小さいころからほかの子どもに比べて明らかに不自由そうに見えるので、なぜ、そんなに大きくなるまでわからないの?と思われると思うのですが、特に、ロービジョンの子どもの場合には、他の子どもと比較するということが難しいため、なかなか自分が視力の低い状態にあって困難があるということを理解することができないのです。

子どもは素直なので、
「お母さん、どうして私は目が悪いの?」
と率直に尋ねてきます。

心の準備をしていないお母さんやお父さんにとって、ふいうちのような質問ですよね。

何て答えるか決めていなかったから、どう答えてよいかわからなくて、ちゃんと質問に答えてあげられなかった・・・なんていうお母さんの声をよく聞いたりします。

子どもに目のことを聞かれたらどう答えたらよいのですか?
とよく聞かれることがあります。

私がいつもお母さんやお父さんにお願いしていることとしては、
1.明るく
2.わかりやすく
3.自信をもって
4.愛をこめて
本人に目のことを伝えてほしいです。

1.明るく
というのは、こういう話をすると、特に、お母さんに多いのが自責の念にかられて、
うるっと涙を浮かべそうになってしまうんですよね。
子どもも社会も誰もお母さんが悪いとは思っていませんし、生んでくれたお母さんが
そんな悲しそうにしていたら、子ども自身も自分の存在に自信を持てなくなってしまいますから。
まずは明るい笑顔でいてください。
(無理やり笑顔になりすぎなくてもよいですからね。笑)

2.わかりやすく
というのは、目の病気のことを医学的にこ難しく説明してもわかりませんから、
本人にわかるようにわかりやすく目のことを説明してほしいのです。
こういう日が来ることに備えて、目の病気のことをわかりやすく説明する準備をしておくとよいでしょうね。

3.自信を持って
というのは、1の明るくとも関連しますが、
視覚障がいがあるわが子はお母さんやお父さんにとってどんな子どもであっても自慢の子どもであること、
自分自身に自信をもってほしいことを伝えてほしいのです。
偉人になってほしいという意味ではないのですが、視覚障がいのある人の中には科学者やピアニスト等もいるから、視覚障がいがあるからって何も諦めることはないということも伝えてほしいのです。

4.愛をこめて
というのが一番大切ですね!!
子どもは親が否定したり、悲しんでいたりするとその影響をもろに受けますが、愛情たっぷりに育ててもらえれば大丈夫なもんなんです。
とにかく、こういう話題のときには、親がひけめを感じてしまいがちなので、そんなふうに思わずに、自信をもってあなたは選ばれて私たちのところに生まれてきたのよ!と伝えてあげてください!

子どもは純粋にどうして自分の目は悪いのかが知りたいのです。
場合によっては、どうして自分だけ目が悪いんだ!と親に逆切れすることもあるかもしれません。
でも、その怒りの矛先をむける相手が親しかいないんだということも理解してあげて、その怒りもたっぷりの愛情で受け止めてあげてください♪

私たち当事者からすると軽い気持ちで、
「車の運転したーい」
「目がよかったらよかったなぁ」
「目が悪いと色々と大変だわ」
な~んてつぶやいていたりするのですが、
お母さんやお父さんから相談を受けるときには、
とても深刻に悩まれていることが多い印象があります。

そんなに深く悩まず、わが子を特別視せずに関わってもらえたらよいのかなと思います。

今後もこういうときどうしたらよいの?という疑問、どしどしお寄せくださいね。

上記内容はあくまで私の考えなので、参考程度にしていただいて、100%正解の回答は子育てにはないと思いますので、皆さんなりの方法でお子さんと向き合っていただけたらと思います。

それでは、皆さん、楽しいGWをおすごしください!!

viwa 奈良里紗

2013年4月6日土曜日

この診察券いいかも!

皆様
こんにちは。viwaの奈良里紗です。
桜も見頃を迎え、貼るらしい陽気になってきましたね!
皆様、いかがおすごしでしょうか。
私は季節の変わり目ということで風邪をひいたり、花粉症で耳鼻科にいったりと、何かと病院にお世話になる機会が多い日々が続いています。苦笑
私は季節の変わり目ということで風邪をひいたり、花粉症で耳鼻科にいったりと、何かと病院にお世話になる機会が多い日々が続いています。苦笑
それは、こんな診察券です↓↓↓


そうなんです。
診察券を看護師さんがみることで、私が見た目では視覚障害者であることがわかりにくとも、視覚障害者であることがわかってもらえるシールが診察券に貼ってあったのです!
なぜ、こんなシールを貼ってもらえたかというと、
私は普段の生活ではあまり白杖(はくじょう)を使用していませんが、この病院は初めて行く病院で、なおかつ、総合病院でとても大きな病院でした。
なので、周囲の人に案内してもらえたほうが、自分で一生懸命看板を探して、看板を補助具で見て移動するより、はるかに効率的なので、白杖をもって、周囲の人が私が視覚障害者であることがわかってもらえるようにしていきました。
そうしたところ、受付の段階でこのような診察券を発行してもらうことができ、館内も案内してもらえましたし、会計も本来は会計の機械でやらなければならないのですが、私が視覚障害者であることを診察券をみて理解した事務の方がその場で会計をしてくれました。
久しぶりに、白杖をもって外出したのですが、これはよい経験ができました。
障害者手帳とかにも、シールの絵柄をみただけで何の障がいかわかるような工夫がなされるようになると、電車で切符を購入するときやバスでお金を洗うときなど、相手からスムーズなサポートが得られるのかもしれないなと思いました。
key word 病院 白杖 視覚障害者 診察 案内
viwa 奈良 里紗