2018年8月3日金曜日

第35回パパママ会@名古屋盲学校


こんにちは。viwaの奈良里紗です。

夏休みに入り、子供たちは元気いっぱい毎日を楽しんでいる頃でしょうか。

さて、9月のパパママ会は名古屋盲学校での開催です。

そして、内容もかなり充実していますよ!
なんと、弱視者問題研究会という全国組織の当事者団体の中から、東京で活動する青年グループのみなさんとウェブでつないで、色々なお話を伺います。

まずは、下記にあります当日お話される方々の自己紹介をご覧いただき、
「この人にこんなこと聞いてみたい!」
ということがありましたら事前にお知らせください。

また、特に聞いてみたいことはないけど、色々な方のお話を聞いてみたいなという方も大歓迎です。

普段、子育てをしていて、
「こういうとき、親はどうしたらよいのだろう」
そんな素朴な疑問の答えになるような体験談やヒントになるような話題がでるのでは?
と思っています。

かっちりとした講演会ではないので、ぜひ、気軽にご参加くださいね。


― 記 -
テーマ:弱視者問題研究会青年グループの皆様に聞く!これまでの人生とこれから part2

自己紹介文(名前 50 音順)
①ニックネーム、②視力の経緯、③学歴、④仕事について
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 ①ニックネーム:あやな
 ②視力の経緯:
 先天性の小眼球症により、左 0.03 、右 0.01 程度。
 医師からは将来的には両目とも全盲になる可能性が高いと言われている。
 ③学歴:
 宮崎県立盲学校中学部を卒業後、筑波大学附属視覚特別支援学校高等部普通科→専攻科鍼灸手技療法科を卒業。
 院内での施術・自宅への訪問を行っている治療院に3年半ほど勤務。
 その後、卸売業を行っている会社にヘルスキーパーとして就職し、現在3年目。
 ④仕事について
 ヘルスケアルームの運営に関する業務全般
 ( 施術、予約の確認、ルーム内の清掃や備品の管理等 )
 施術は、30分または60分のいずれかの枠で行う。

・1日の流れ
 9:45 出社、ルーム内の清掃、メールや予約の確認
 11:00 ~ 13:00 施術
 13:00 ~ 14:00 お昼休憩
 14:00 ~ 17:30 施術
 18:00 片付けやカルテ入力などを終え、退社


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①ニックネーム:あずさ
②視力の経緯:
先天性白内障、5歳時より数度の手術をするも視力はあまり上がらず、現在は矯正で右0.08、左0.02。
眼振あり。
視野には異常がないが、中心部以外はあまりよく見えていない。
③学歴:
弱視の母と弱視(のちに失明)の父との間に生まれる。
普通校への通学を希望するも学区の小学校には入学を拒否され、弱視学級のある隣町まで電車通学。
4年生の時に地元へ転校できたもののクラスに馴染めず、別の小学校へ再転校する。
地元での進学が嫌になり中学は私立を受験、授業では教科書を使わない自由な校風の私立校で中学・高校時代を過ごす。
学校では席を中央最前列に固定し、斜面台机を設置してもらっていた。
拡大写本教科書なども使用した。
一般大学を中退し、22歳で就職。
④仕事について:
大手化粧品会社の子会社に事務員として10年勤務。
仕事内容は代表電話の応対、事務用品・パソコンなどのOA機器管理、社内IT窓口業務、社用車・リース用品契約、転出入社員や退職者への対応、社内会議運営補佐など総務全般。
現在は国立職業リハビリテーションセンターにて職業訓練を受講しながら再就職先を探している。


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①ニックネーム:いの
②視力の経緯:
先天性白内障で 3 才で水晶体摘出。
度の強い眼鏡で矯正していたが目の疲労が酷くなり 28 才で眼内レンズ挿入。
視力は右 0.1 左 0.2。
眼球震盪あり。
③学歴:
大学まで普通学校。
高校までは席を一番前にしてもらうようにお願いしていた程度。
④仕事について:
大学卒業後、正規・非正規の仕事を転々とした後、内装仕上げ ( 間仕切 ) 業者の材料手配・施工管理を 8 年弱、新しい業務が増え視力的に対応が厳しくなったのと組織再編の煽りを受け退職。
その後筑波大学視覚特別支援学校で鍼灸あん摩マッサージ指圧を学び国家資格を取得。
卒業後デイサービスでマッサージ師として勤務して現在 3 年目。
職場では1日15 ~ 20名の施術を実施。
介護現場の慢性的な人手不足の為、介護スタッフの業務も出来る範囲でサポートしている。


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①ニックネーム:たにやん
②視力の経緯:
晴眼者として生まれ、 23 歳の時に網膜剥離で弱視となる。
左は手動弁、右は 0.3 で左右視野 5 度。
③学歴:
大学まで普通校。
卒業直前に弱視となるが、特に学校側から配慮は受けなかった。
④仕事について:
東芝エレベーターという会社で開発業務を行っている。
基本はデスクに座ってのパソコン作業。
会議出席は週に数回、出張は数ヶ月に1回程度。
パソコンは Windows の拡大鏡などを使っている。
業務内容は、新しいシステムを考案し特許として出願するなどの創作活動、 CAD を使っての機械製図や回路設計、プログラムのデバッグ、古いシステムの代替開発など。
視覚障害者として新製品の評価をすることもある。
評価だけでなく、大学との共同研究に参加し、開発段階から関わったこともある。
たまに下請けメーカーの工場監査を行う。
晴眼者のサポートは必須。


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①名前:まっちゃん
②視力の経緯:
未熟児で生まれ、弱視で育ち、7歳で右目の視力を失う。
左目は 0.2 ~ 0.4 くらいの視力を維持していたが、27歳のお正月に緑内障が進行し現在は光覚がある程度。
③学歴:
大学までは普通校に通い、卒業後マッサージの資格を取るために筑波大学附属視覚特別支援学校に在籍。
大学の専門は会計学。
④仕事について:
・訪問マッサージ‘ 2011.3 ~ 2013.2 ’
・ヘルスキーパー、‘ 2013.4 ~現在’
弱視で訪問マッサージをして いた。転職後も最初は視力を維持していたが、徐々に低下した。
その時に様々な訓練を受ける。
現在は博報堂の特例子会社で働き、より良い労働環境で視覚障がい者が働けるように社内・社外に情報発信している。
また社内に当事者の事務職(SEなど)もおり、連携を図っている。




日時:2018年9月8日(土)13時~15時
主催:視覚障がい者ライフサポート機構“viwa” http://www.viwa.jp
共催:弱視者問題研究会青年グループ
場所:愛知県立名古屋盲学校
参加費:1家族 1,000円
定員:10家族
対象:見えにくいこと等の視覚に関することでお困りのご家族
※乳幼児限定の会ではありませんので乳幼児から小学生、中学生、高校生、大学生等の参加も歓迎致します。)
お申込方法:件名に「第35回パパママ会参加希望」と入れて、本文に以下の内容を記載した上で、viwa事務局(info@viwa.jp)までお申し込みください。
1.参加される方全員のお名前(漢字とふりがな)
2.電話番号
3.託児を希望されるお子さんの名前と年齢
4.託児にあたって注意してほしいこと
5.事前に質問があればお知らせください。
お問い合わせ先:viwa事務局(info@viwa.jp)


なお、本事業は東海テレビ様、愛盲報恩会様の助成を受けて実施されています。
皆様とお会いできることを楽しみにしております。


viwa 奈良里紗

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