2020年6月20日土曜日

【第二報】新型コロナウィルスによる視覚障害児・者のお困りごとアンケート

皆様


viwaの村上です。
viwaでは、「新型コロナウィルスによる視覚障碍児・者のお困りごとアンケート」を実施しています。
※アンケートに関する記事はこちら↓↓
http://www.viwa.jp/2020/04/blog-post_78.html
第一報告については、以下の通りブログ記事に掲載しております。
http://www.viwa.jp/2020/05/blog-post_17.html

ここでは、5月1日から5月31日までに寄せられたで29件について調査結果を報告します。
まず、回答者の分布について示します。男女比は少し女性の方が多いようです。年齢の分布は60代を中心に、60代から10歳未満まで幅広く意見を頂けました。
男性:14人
女性:15人
10歳未満:3人
10代:4人
20代:5人
30代:4人
40代:6人
50代:5人
60代:1人
未回答 14人

都道府県の分布では神奈川県が6件、次いで愛知県、埼玉県からの回答がありました。
逆に、北海道、東北、北陸、四国、九州からの回答数はありませんでした。
おそらく、前回同様にアンケートはSNSやメーリングリストを使って、各スタッフが調査を依頼していることから、直接つながりのある年代および地域にアンケートが行き届いていないと思われます。

上記を踏まえたうえで、いくつかのお困りごとをピックアップします。
大きなカテゴリとして、「買い物」「コミュニケーション」「日常生活」「医療・福祉」「学習」「仕事」に分かれます。
例えば、以下のようなお困りごとがありました。
買い物
・オンラインショッピングが上手くできるかが不安
・いわゆる”置きはい”された荷物がどこに置かれてるかわからない(見えない)
・会計jにお釣りやカードを直接受け渡しせずに、トレイにおいてから渡されが、トレイの場所がわからない
日常生活:
・マスクをしているとお化粧がマスクについいていないか、確認することができず、不安
・外出自粛生活中の運動不足。あるいは、生活にメリハリがつかない。
・(家にいると)ゲームばかりしてしまい、ルーペを使って勉強をしようとしない
コミュニケーション:
・オンラインでのイベントが増えたが、視覚障碍者向けにどのようなツール(例:zoomやteams)を使えばよいかわからない。
・オンライン飲み会や会議が増えたが、自分がどのように映っているかがわからず、カメラの位置をどうすればよいかわからない。
・新しい生活様式の一つであるソーシャルディスタンスを全盲の子どもにどのように教えればよいかわからない。
医療・福祉:
・視覚障碍者でも使いやすい体温計を教えてほしい。
・新しい生活様式として3密対策が求められるが、ガイドヘルパーとして新しい手引きの方法はあるのか?
・新規にガイドヘルパーを利用することにしたが、ヘルパーに何を依頼できるかがわからない。

前回(第一報)に比べて、お困りごとの内容が具体的になった印象です。
緊急事態宣言は解除されましたが、第二波、第三波に備えて新しい生活様式が求められています。
そのような中で、漠然とした不安から、具体的な事象に対する不安が生じてきているのかもしれません。

お困りごとの具体的な内容については、facebookのファンページを通じて共有板shます。
お困りごとに対するアドバイスや情報をお持ちの方は、ぜひコメントをお願いいたします。

本アンケートでは引き続き調査を継続し、政府にまで届かない小さな声もどんどん拾っていきたいと思います。
アンケートにご協力いただける方は、下記より回答をお願いします。↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfB4h8uZ5h9jms8lIUZG1FifV5lpgPiFHKiC6MC_djXg-PSA/viewform

引き続き、よろしくお願いいたします。

key words 新型コロナウィルス 視覚障害者 ソーシャルディスタンス 新しい生活様式 アンケート

viwa 村上

0 件のコメント:

コメントを投稿