2014年6月1日日曜日

弱視難聴の花嫁:花嫁の手紙編

弱視難聴の花嫁 花嫁の手紙
皆様
こんにちは。viwaの奈良里紗です。
久しぶりの更新となってしまいましたが、今回、弱視の友達から「手紙はどうやって読んだの?」という質問をいただいたので、今回は「花嫁の手紙」の朗読をどうしたのかについて紹介したいと思います。
結婚式に列席する中で一番じーんとくるシーンが、花嫁の両親への手紙の朗読ではないでしょうか。
どんなに手のこんだ演出より、心のこもった手紙は両親だけでなく、式に参加したすべての人の心に響くような気がします。
列席者の立場であれば、感動!なのですが、これが自分の立場となるとまたちょっと違いますよね。
両親への官舎の気持ちを伝えたいというのは同じなのですが視覚障がいがあるとちょっと困るのが、「朗読」です。

弱視の方であれば、手紙を拡大して見えるような形でみるの?
ドレス姿でルーペを使って読むの?
全盲の方であれば、点字で作ったものを読むのかな?

私の場合、
手紙の拡大は相当大きな文字にしなければならないのでNG、
ルーペはつけまつげがぶつかるかもしれないし、涙を流しながら読めるのか?と思うとNG、
点字も読めるけど、人前で朗読できるほどのスピードでは読めないからNG・・・
結果的にこういう形になりました。



手紙を見るために、ipadにデータをいれました。
手紙は別に紙で準備してそれを両親にわたしました。

花嫁さんには当日介添え人がつくことがほとんどです。
この方にipadを渡しておいて、手紙を読む前に渡してもらえるようお願いしておけばOKです。

実際にやってみた感想としては、
一文字一文字をおいかけて読むという感じではなく、段落の最初だけ見て、それ以外はだいたい同じ内容を話したというかんじでした。
やっぱり、こみあげてくるものもあり、目頭が熱くなってきてしまい、ただでさえ見づらい視界がより見づらくなってしまったというかんじでした。
あがり症の方や心配な方はある程度内容を頭の中にいれておくと安心かもしれませんね。

ただ、国語の授業でやる朗読とは違い、気持ちを伝えることが一番大切なことだと思うので、多少、へたっぴでも気にせずに、今までの官舎の気持ちを込めることを大事にしたいところですね。
このほかにも、恥ずかしくて人前で手紙なんて読めない!なんていう方むけに、ビデオレターを作るというやり方もあるみたいです。
自分たちにとって一番あったスタイルでできると一番よいかもしれませんね。
「花嫁の手紙」も必ずしもやらなければならないというわけではありませんからね。
viwa 奈良里紗

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