2015年12月30日水曜日

見えにくい私の子育て 水いぼ編

皆様


こんにちは。viwaの奈良里紗です。
今回のテーマは水いぼです。

皆さんの中でも幼きころの記憶で水いぼになったことを覚えていらっしゃる方がいるかもしれません。

夏にプール等で感染する水いぼ。
私の息子が初めて水いぼになったのは3歳のときでした。

お腹や太もも付近に2か所ほど、ぷくっとしたできものができているということには私も触って気づくことができていました。


子どもに「かゆい?」と尋ねると「かゆくないよ」というので
しばらくの間、放置していました。


当然、何も手当をしたわけではなかったのでそのぷくっとしたできものは徐々に大きくなっていきました。

「これ、一度、皮膚科にいってみてもらわないとね」と言ってはいたものの、日常の忙しさにかまけていけずにいました。

たまたま、祖父母のところへいったときに「これ、水いぼかもねー早めに病院にいった方がよいよ」
というアドバイスをもらい、皮膚科へ連れていきました。


そのときの私は、水いぼというものがどういう性質のものなのか知識として知らなかったため、
皮膚科にいってぬり薬をもらって治療をするものだとばかり思っていました・・・。


診察室に入り、
「どうしましたか?」というお医者さんの問いに対して子どもの洋服をぬがせて、
「なんかできものができてしまっているみたいなんです」
とみせたところ、即答で
「これ、水いぼだよ。ほら、ここにも、ここにもあるでしょう?こんなになるまで放っておいたらだめだよ。みればすぐにわかるでしょう?これが水いぼで普通の発疹とは全然違うでしょう?」
と説明されたのですが、とても小さな水いぼだったので私の眼で見て確認することはできませんし、触ってもわからない程度でした。


私が触覚的に認識していたのは2箇所だったので、
「ここにも、ここにもあるでしょう」
とお医者さんに指摘されてとても驚きましたし、水いぼってそんなにやばいものなのか?!と思いながら聞いていました。


そこで、いつもは待合室で待っていてもらっているヘルパーさんを呼んで、一緒にみてもらうことにしました。
もちろん、その前にお医者さんに
「私、眼が不自由なのでよくみえなくてわからないので、ヘルパーさん連れてきてみてもらいますね」と一言断りをいれてから呼びにいきました。


私は白杖をもっていても、視覚障がい者であると周囲が認識してくれないことが多く、
今回のお医者さんも何度かきているのですが、私があまり見えていないとうことに気づいていないようでした。


でも、私がこうやって説明をすると、お医者さんや看護師さんも少し驚いたように見えました。
やっぱり、この白杖の存在に気づいていなかったのかなぁと思いつつ、急いでヘルパーさんを呼びにいきました。


ヘルパーさんに
「水いぼができてしまっているみたいなので、どこにどのぐらいあるのか確認してもらってよいですか?」
とお願いをして診察室までみにきてもらいました。

すると間もなくお医者さんがピンセットを準備して、看護師さんが子どもを抑えつけて瞬く間に6か所あった水いぼを切除。

もちろん、子どもは大泣きです。
「ほら、こんなウィルスが入ってたよ」
とお医者さんが見せてくれるのですが私は見えないのでルーペを近づけてみました。


こういう姿をみて、ようやくお医者さんも私がかなり目が見えていないことをわかったようなかんじでした。

皮膚科のお医者さんにとっては水いぼなんて日常茶飯事なのでしょうが、私は初めての経験だったのでお医者さんに
「水いぼはどうしてできるんですか?」

と尋ねたところ少し怒ったような口調で
「ウィルス感染、プールとかで感染してくるから一つでもあったらすぐにとらないと体中にできちゃうからね」
と説明をうけました。


子どもは診察室からでてもまだ泣いています。
そりゃそうだよね、ぬり薬をもらうだけできたはずが、ピンセットで切除されたのですから・・・・


しかも、6か所もです。
その後、かのう止めと保湿クリームをもらいました。

私にとって、小さな水いぼを早期に見つけることは至難の業です。
今回、ヘルパーさんが一緒にいてくれたことでどこにどういうものができているのか確認してもらいました。


なので、数日後、同じヘルパーさんにきてもらったとき、子どもを裸にして水いぼがほかにもないかチェックしてもらいました。

すると、もう一か所、水いぼではないかと疑われるものがありました。

子どもは前回のことがあるので、二回目からは病院につれていくのが大変です。

でも、なんとかいいくるめて連れて行き、「これは水いぼでしょうか?」と尋ねると
「水いぼだね」とあっさりいったあとにピンセットでまたまた瞬く間に切除完了。


子どもは大泣きでしたが、素早くやっていただき助かりました。

病院通いはこれで終わりましたが、その後、かさぶたになるまでの間、ぬり薬をぬるのもなかなか大変でした。

お風呂上りの時間帯にはヘルパーさんはいません。
子どもにどこが水いぼを切除したところか聞いて私の指をとって誘導してもらってぬりました。


3歳にもなるとこういうことができるようになるんですね。
赤ちゃんのころは、それこそ、毎日のように健康管理のためにはだかんぼにした息子の体をヘルパーさんにチェックしてもらっていましたが、3歳にもなるとそういう機会はほとんどなくなりました。

そんなときの水いぼ事件、一度、経験したので来年からは「これ、水いぼかも?!」
と疑うことができると思いますが、未経験のことはわからないし、初体験のときには色々と戸惑うものです。

ヘルパーさん自身が子育てを経験されていると
「うちの子もあったよー、全身にできちゃって本当に大変だったよ」とかそういうお話も聞きながら利用できるのでとてもありがたいなぁと思っています。


さてさて、次はどんな病気をするのでしょうか?


viwa 奈良里紗

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