2010年11月22日月曜日

<夢のカケラ>“健康”な社会を目指して~プロコーチ鱸伸子さん~

こんにちわ。村上です。

今回は、夢に向かって歩んでいる当事者を取り上げる「夢のカケラ」です。
第一回目は、主に医療・教育分野でコーチングそ活用しているプロコーチ鱸伸子さんです。
鱸伸子さんの詳細は、コチラ↓↓
http://www.serendipity-office.com/html/profile.html


今回は、奈良と私で鱸さんにインタビューをしてきました。その様子を紹介いたします。


○どうしてコーチングをはじめたのですか?
鱸「私が病気を発症した時は、医師や周囲の人から盲学校に行くことを勧められたわ。でも、私には医療に関わりたいという思いがあったから、それに抵抗感をもっていたの。そのような中で、あるドクターからコーチになることをすすめられたの。私はコーチングという言葉も知らなかったし、最初は私にはできないと思っていた。」

村上「それがコーチングとの初めての出会いだったのですね。」
鱸「そう。それからコーチングを学ぶ中で、医療分野でコーチングが活用できることを知って、これなら私でも医療に関われる仕事だと感じたわ。それに、仮に私の病気が進行して見え方が悪くなっても、コーチングスキルがあれば自分で生計をたてることができると思ったの。今では、病院や医療従事者を中心に、コーチングの研修やセッションをしているわ」


○仕事をする上での工夫はありますか?
鱸「出張をする時に、電車の座席の場所などがわからなくて困ることがある。なるべく事前にインターネットで、わかりやすい(移動しやすい)座席を予約するようにしているわ。山陽新幹線は座席番号とか見やすいけれど、東北新幹線は見にくいの。そういうときは、早めに行って改札でサポートを頼めば、中まで案内してくれるの。それに駅事務室の近くから構内を歩かずに、ホームまで直接行けるエレベーターがある駅があり、駅員さんと一緒だとそこを利用させてもらえるので便利。飛行機は必ず優先搭乗を頼んでいるわ。請求書などの書類管理は、見えにくい中でやるのを難しいので、人に頼むようにしている。」

村上「人に頼む時に、何か工夫していることはありますか?」
鱸「特に意識していないけど、まず相手にできそうかどうか確認するようにしている。たとえば、手伝ってくれそうな人をリストアップして、その中でできるかどうかを一人ひとりに確認するようにしているわ」
村上「相手の立場や状況を考えているんですね。ありがとうございました」


○“健康”な社会をつくりたい
奈良「鱸コーチの夢を教えて頂けますか?」
鱸「私は、“健康”を一つのキーワードだと考えています。医療従事者に対してコーチングスキルを伝えることで、医療の質の向上やチーム医療のコミュニケーションの向上をさせていきたい。また患者やその家族に対してもコーチングスキルを伝えることで、医師と患者との情報伝達をスムーズにしたい。私が多くの人にコーチングを伝えることで、少しでも“健康”な社会を作っていきたいと思うわ」

奈良「コーチングで医療と患者(当事者や家族)をつなげていきたいんですね?」
鱸「医療従事者にとっても当事者にとっても、自分が知りたい情報をうまく引き出していけば、みんなハッピーになるんじゃないかしら」
奈良「そうですね。共感できることがたくさんありました。本日はありがとうござい
ました!」
鱸コーチの話を聞いていると、
何か達成したい目標や問題があった時に、
自分にはどんなスキルや情報があるかをその都度整理して、
自分がとれる行動を決めているように感じました。

よりよいコミュニケーションのヒントを得た気がします。

皆様は、コミュニケーションをとる時の工夫などはありますか?

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