2011年11月6日日曜日

連載 第1回 台湾の視覚障がい者について

皆様

こんにちは。Viwaの奈良里紗です。

本日は、海外トピックスと題しまして、台湾の視覚障がい者についてご紹介したいと思います。

今回、台湾の視覚障がい者のことについて、色々と教えていただいた呂(ろ)さんは、現在、筑波大学で研究生をしているご本人も視覚障がいのある留学生です。

これから何回かにわけて、台湾の視覚障がい者のことについて紹介していただく予定です。

皆様からも、何か台湾について聞いてみたいこと、知りたいことなどがありましたら、ぜひ、viwaまでお寄せください。

それでは、ここからはQ&A形式ですすめていきますね。

Q.そもそも、台湾には何人くらいの視覚障がい者がいるのですか?

A.台湾の内政部が2010年6月に調査した資料によると、台湾の視覚障がい者数は55,794人(男性29,429人、女性26,365人)と報告されています。
内訳は、重度視覚障がい者が20,101人、中度視覚障がい者が16,473人、軽度視覚障がい者が19,220人となっています。
年齢別では、12歳未満571人(1.02%)、12歳―18歳未満844人(1.51%)、18歳―65歳未満25,659人(45.99%)、65歳以上28,720人(51.48%)となっています。

Q.台湾には盲学校はありますか?
A.はい、あります。
 台湾には盲学校が4つあります。
そのうち、2校は幼稚部から高等部までが設置されています。
1校は、小学部から高等部まで、もう1校は私立で小学部と中学部が設置されています。
近年では、単一視覚障がい児童生徒だけではなく、重複障がい児童生徒が在籍するようになっています。

Q.視覚障がいのある子どもの多くが盲学校に在籍しているのですか?
A.違います。ほとんどの子どもが地域の通常校に通っています。視覚障がいのある子どもが在籍する学級に、特別支援を専門とする教師が巡回指導をしています。

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