2012年3月1日木曜日

トランプで困ること&点字トランプの紹介






←点字トランプ



こんにちは!
viwaの優希です。

私はよく弱視の友人とトランプをすることがあるのですが、そのような場合に困ったことが多々あります。それについて先日viwaスタッフで話し合いました。トランプで困るとを以下に列挙すると・・・

・数字の読み間違え:ex) 「8」と「9」
・マークの読み間違え:ex)「ハート」と「ダイヤ」
・絵札の読み間違え:ex)J」と「K」など
・相手が出したカードがわからない:ex)大富豪、ページワンなど
・違ったペアを選んでしまう:ex)ばばぬき
・早さについていけない:ex)スピード
・並べられているカードの確認に時間がかかる:ex)しちならべ

ざっと思いついたものでこれだけありました。もちろんそれぞれのハンディーは見え方によって異なってくるものなので、人によっては上記以外にも困ることが出てくると思います。
対策としてまず視覚障がい者とトランプをする上で大切なことは、場に出すカードを声に出すことです。弱視であれば場に出たカードを確認するのに時間がかかってしまいます。声に出してもらうことによって、場に出ているカードを視覚を使わずに認識することができます。これはもちろんじゃんけんでも使えるテクニックですので、ぜひ使ってみてください。
場に出されたカードはともかく、それでもさすがに手持ちのカードを声に出して読んでもらうとなると、大概のゲームが成立しませんよね?
手持ちのカードは可能な限り、自身で確認するべきだと思います。(ゲームに参加していない友人に耳元でささやいてもらうっていうのもありかもしれませんが・・・)
手持ちのカードを確認するのは視覚障がい者であれば時間がかかってしまうものです。弱視の友人の中にはルーペを使うなどして確認する者もいます。カードを確認したり手札を整理する時間が晴眼者よりもかかってしまうのは仕方のない事なので、それを考慮したうえで、みんなが寛容な気持ちでのんびりした気持ちでゲームをするのがよいと思います。
カードの絵柄や数字の配置をゲームを行う前に確認しておくことも、カードの身間違いなどを防ぐ手段のひとつといえます。カードによっては表示が多くク異なるので、自分たちの見やすいトランプ選びも重要です。
ばばぬきのペアや大富豪などで出すカードを勘違いして出してしまうといったミスも視覚障がい者であればよく見られますが、よく見えている人が出したカードを確認してあげるなどのフォローも大切です。

しかし全盲や、カードを確認できない視力であればトランプはできないのでしょうか?
そこで次に点字トランプの紹介です。
この点字トランプは左上にマーク、数字の順で点字が書いてあります。たとえばダイヤの3であれば、まずダイヤの頭文字であるDが、次に数字の3が点字表記で書いてあります。
このトランプであれば全盲であっても、強度の弱視であっても点字を触読するスキルがあればトランプゲームを楽しむことができます。

この点字トランプをviwaスタッフが実際に使ってみた感想は・・・
・点字が両端にあるため、山札がくずれやすい
・ばばぬきで相手のカードをぬくときに、手探りでカードがわかる

手元のカードは目を凝らせば見える弱視スタッフのみでゲームをしたということもあり、残念ながら点字トランプのメリットが見つかりませんでした。ちなみに私が二つ目のテクニック(?)を使い、カードを当てたところ、怒られました。みなさんもこのような行為はご遠慮ください。点字トランプでばばぬきを行う際、カードを引く人の手が手探りで怪しい動きをしていた場合、必ず最初に触れたカードを引くようにするなどといった特別ルールを設ける必要がありそうです。

長くなってしまいましたが、いかがだったでしょうか?
みなさんもトランプをするときの困ったことや、くふうなどありましたらぜひ教えてくださいね!





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