2012年4月25日水曜日

【Staff Diary】第22回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンかすみがうら大会出場してきました!

こんにちは!
優希です。

 実は私、先日(4月15日に)行われた第22回かすみがうらマラソン兼国際盲人マラソンかすみがうら大会で10マイル(16キロ)B-3男子の部に出場し、優勝してきました!

 以前も紹介したこの大会は、盲人マラソンということもあり、数多くの視覚障がい者ランナーが参加する大会です。今回は一般の方を含め全部門計2万7千人以上が参加し、日本3大マラソンといわれるほどの大規模な大会となりました。

 ちなみにB-3のBとは盲人を意味するブラインドの頭文字です。このような表記は陸上や水泳など一部の視覚障がい者競技で使われます。そしてこれにはB-1、B-2、B-3といったように視覚障がいの度合いに応じて三つに区分されます。
 詳細な基準についてはここでは省略しますが、B-1が全盲、B-2が強度弱視、B-3が中等度~軽度弱視といったような具合です。

 このかずみがうらマラソンでは各区分によって表彰されるので視覚障がい者が入賞を狙うにはもってこいです! 私の知人も初めて5キロという距離を走ったにも関わらず、見事入賞しました。みなさんもぜひ来年参加されてはいかがでしょうか。

 エッセイ風になってしまいましたが、ここからはStaff Diaryらしく、当日の私の体験を少しお話しますね。
 
 スタート直前、私は視覚障害部門にエントリーしていて、かつ陸上競技連盟に加入していたので、優遇されて最前列からのスタートとなりました。なんと、そこで元五輪選手である有森裕子さんとお会いし、握手させていただきました!
 彼女は今回の大会では、とある女性視覚障がい者ランナーの伴走(ランニングの介助)をされていました。
 そしてスタート地点のすぐ近くにはアントキノ猪木さんを含むものまね芸人の方々がスタート前にエールを送ってくれました。(ただでさえ半そで短パン姿で寒いのにさらに少し寒くなりました・・・)

 スタートしてからは日頃の練習から想定していたペースを意識して走りました。私は単独僧で鍼理ましたが、やはりなれないコースであれば、どこで曲がるのか、どこからが坂道なのかといったような情報が視力の関係上、ほとんど直前に入ってきます。ただでさえスピードを出していてかつ、走りに意識を集中し疲れやすくなっているので、見え方のコンディションも悪くなってきます。ですので私は、その都度自分にあったペースの人を見つけてひたすらについていき、場合によってはその相手を変えながら粘り強くストーキングします!

 結果は1時間2分45秒、つまりはだいたい1キロ当たり4分(時速15キロ)くらいで走ったことになります。一流ランナーは時速20キロくらいでフルマラソンを走るので、自分はまだまだですね・・・。


 こんな感じで長くなってしまいましたが、この記事を読んで少しでもマラソンに興味を持たれた方や、来年のかすみがうらマラソンに参加しようと思った方などおられましたら、たいへんうれしく思います。
 

 


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