2016年2月25日木曜日

弱視難聴の花嫁 こだわりのブーケ

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。
今回のテーマは、「ブーケ」です。
「ブーケ」と聞くとどのようなものを思い浮かべますか?
花嫁が持っている花束で、ブーケといえば、やっぱり、ブーケトスが印象的ではないでしょうか。
花嫁がトスしたブーケを受け取った人は次に結婚できる!
というジンクスがあるので、女性にとって楽しみな演出の一つですよね。
ドレスが決まると次に考えるのがどんなブーケにしようかな?ということです。
私の中の勝手なイメージで純白のウェディングドレスに真っ赤なバラのブーケ!というイメージがあったのですが、式場の方にイメージを伝えると、
「一般的には、ウェディングドレスには白いブーケなんですが・・・」
「えっ!そうなんですか?知らなかった・・・」
とはいえ、私たちは教会式の結婚式ではなく、人前式という宗教等が関係のない自由なスタイルのものだったので、
「でも、赤いバラのブーケが絶対ダメっていうわけではないですよね?」
と確認をとった上でやっぱり赤いバラのブーケにすることにしました。
なぜ、赤いバラのブーケにこだわったかというと、そう、コントラストの問題なんです。笑
先ほど、ご紹介したとおり、ウェディングプランナーさんいわく、純白のウェディングドレスには白いバラのブーケというのが一般的なんだそうです。
でも、これだと白→白なので写真をとったときにブーケの存在がわからないのです。(少なくとも私の目ではわからないだけで見える人にとっては全く問題ないのでしょうが・・・)
もちろん、白いバラのブーケといっても真っ白というわけではなく、緑をいれたり、ほかの色も加わるのですが、見えにくいには見えにくいのです。
友達の結婚式にいっても、ドレスは印象に残ってもどんなブーケを持っていたか覚えていないのは、きっと、白くて見えていなかったからなんだと思います。

なので、どうしても「赤」がよかったのです。

では、私が実際にどんなブーケにしたのかご紹介しますね。
☆ウェディングドレスに赤いブーケ☆みなさんは、ブーケ&ブートニアの儀式というのをご存知でしょうか?
もともとブーケというのは、男性がプロポーズをするときに花束を持ってしたことに由縁しています。
ブートニアというのは、プロポーズされた女性が「Yes」の返事をするのに言葉ではなく、もらった花束から一輪の花をとって男性の胸ポケットにさすことで伝えたという意味があるそうです。

私は列席者の方にも「参加」してもらえる挙式にしたいと思い、ブーケ&ブートニアのセレモニーをすることにしました。
簡単にこのセレモニーを説明すると

1.列席者の方に一輪ずつバラを持っていてもらう
2.セレモニーがはじまると新郎がその花を一輪ずつ列席者から受け取る
3.全部受け取るとひとつの花束ができブーケとなる
4.新郎はこれをもって新婦にプロポーズ
5.新婦はブーケを受け取り、その中から一輪の花をとって新郎のポケットにさす

これで一連のセレモニーが終了となります。
ブーケは結構持ったりおいたりする場面が当日たくさんありました。
もちろん、介添え人の方が手際よくブーケを持っていてくれたりするのですが、赤いバラのブーケにしたおかげで自分でもどこにブーケがあるかよく見えてよかったです。笑


☆ブーケトス☆
この赤いバラのブーケ、生花20本程度の花束だったと思うのですが、意外に重たいのです。
笑顔でブーケを持っている花嫁さん、実はこんなにずっしりと重たいものだったのですね・・・と当日ビックリしてしまいました。

そして、こんなに重たいブーケをトスなんて・・・。できません。
私自身、友人の結婚式にいってもブーケトスはどこから飛んでくるのかわからないので怖くて参加したことがありませんでした。
今回は私がトスするわけです。
自分の手から離れて誰の手にわたったのかわからないのはつまらない!と思い、トスではなくくじ引き方式にしました。これをブーケプルズというらしいです。
ブーケに何十本ものリボンをつけて「せーの」でひっぱります。
1本だけブーケにつながったリボンがあるというセレモニーです。

当日、ブーケを引き当てたのは、未婚女性の中に唯一いた全盲の女性でした。
たまたま、全盲の女性にあたったのですが、きっとトスしていたら彼女ではない人にわたっていたのだろうなぁと思うとやっぱりやり方って大事!と思いました。

☆手作りのブーケ☆
私は一生に一度の結婚式なので、自分なりに「感謝」を伝える式にしたいと思って準備をしていました。

私は高校2年生のときに弱視となったわけですが、弱視になるまでと変わらぬ高校生活を続けて、かつ、とても楽しい高校生活を過ごすことができたのは友達の存在が一番大きかったなぁと思います。
なので、カラードレスにあわせるブーケは式場がつくってくれるゴージャスなブーケではなく、友達と一緒に作りたい!と思い、手作りブーケを作りました。
インターネットで検索すると手作りブーケのキットが結構販売されているのでそこから選んで購入しました。
ブーケはドレスの色にあう色を選ぶ必要があったり、形も色々とあるので、そのあたりはプランナーさんにも相談しながら進めていきました。

そして、友達と集まってブーケ作り。
結構、細かい作業があり私がというよりかは友達たちがほとんど作ってくれました。笑
あれこれおしゃべりしながら作ったブーケ。とても楽しかったです。

この手作りブーケは、一緒に手作りをしてくれた友達に当日サプライズプレゼントしました。
その子はなんと本当に次に結婚したのでよかったです♪


☆二次会のブーケ☆
とても現実的なお話になりますが・・・
式場で作ってもらう生花のブーケは結構値がはります。
挙式・お色直し・二次会と全て生花のブーケをお願いするとそれだけで10万円以上です。
でも、二次会でもブーケトスしたい!
いや、二次会こそブーケトスしなくては!
という思いから二次会でもブーケをもつことにしました。

でも、予算をおさえたいということで、インターネットの出番です!
二次会のブーケは大阪から朝発送してもらい、夕方受け取る形で作ってもらいました。
使うお花の種類もブーケの形も丁寧にオーダーメイド!
インターネット上で画像を確認するので当日までどんなブーケが届くのかドキドキだったのと、本当にちゃんと大阪から届くのかも心配でしたが問題なしでした!

二次会なのでちょっと値段を抑えたブーケにしたということもあり、挙式でもったブーケよりずっと軽くてこれならトスできる!という感じでした。笑

☆花冠☆
ブーケとは少し違うのですが、同じお花を使うもので花冠があります。
ウェディングドレス=ティアラというイメージも強いのではないでしょうか。

私の中では、ウェディングドレス=花冠だったのでこれもインターネットでたくさん調べました。
すると、花冠だけをオーダーメイドで作っている職人さんのページを発見。

やりとりは全てメールでするのですが、作成した花冠の写真がきて、それをみてここをこうなおしてほしいなど細かいお直しまでしてもらえました。
さすがに、生花だと崩れてしまう心配があったため、花冠はプリザーブドフラワーを使いました。

こちらも画像での確認だけだったので実際に出来上がった花冠を見て、ドレスにあわせるまでは大丈夫かとても心配でした。
全て式場に任せてやったほうがたぶん失敗はせずにすむでしょう。
でも、私は自分で「作る」とか「選ぶ」ということが好きということもありましたし、自分がやりたいと思ったことを実現するために限られた予算の中でできる方法を模索していたら、結局式場に作っていただいたブーケは挙式のときのブーケだけになってしまいました。
それぞれこだわりたいポイントも違えば、事情も違うと思いますので何より自分たちが楽しい、そして、終わったときに満足できるように準備することが大切なのかな?と思います。

この他にも結婚式では、新郎新婦のテーブル、列席者のテーブル、親への花束などなど、お花が登場する場面がたくさんありました。
お花ひとつとってもこだわりだしたらとまらないと思いながら作った・選んだブーケたちでした。

花嫁の皆さん、その名のとおり「花」のあるお嫁さんになってくださいね。

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viwa 奈良里紗

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