2011年5月28日土曜日

道案内

こんにちは。yujiです。

ふと、先日思ったことを書いてみます。
先日友人と待ち合わせをしました。
駅まで迎えに来てもらう予定だったのですが、トラブルがあり、私から友人のいる場所まで行くということがありました。
初めての場所なので電話で簡単に道案内されました。
改札を出て、
右に曲がって、
大きい道路に突き当たったら左に曲がって、
しばらく歩いて、セブンイレブンが見えたら右折
という単純なものだったのですが、これが私には非常に難しかったのです。


まず、改札を出て右の部分ですが、
その駅は「干」のような形になっており
十字の交点のわずかに下が改札になっておりその上側がちょっとした広場になっています。
わかりにくい絵を載せます(笑
青と黒が道で、赤の矢印が行きたい道です。
わかりにくい絵.jpg

私には改札を出てすぐ右に曲がる道しか見えなかったので曲がってしまい混乱しました。
しかし、普通はこの一帯は広場なので突き当たってから曲がると解釈できます。
私に説明するには改札を出てまっすぐ歩いて突き当ったら右に曲がると言ってくれると助かりました。


次に「しばらく歩いて」と言うのも結構難しいのです。
周りのお店が全て判別できるわけではないのでかなり慎重に歩いてしまいます。
そして、そうすると少ししか歩いてなくても結構歩いたように感じてしまい、
さらに、細い路地があるだけでも混乱してしまいます。
大体何メートル歩くや何分歩くか、どのくらいまっすぐ歩くのかなどの補足があると分かりやすいと思いました。
また、信号がいくつあるかも大体把握できてると歩きやすいです。


結局その辺りで迷ってしまい、迎えに来てもらったのですが、
「今どの辺にいる?」
って質問も難しく感じました。
「今…、多分ラーメン屋の前」
「反対側の道からパチンコ屋らしき音が聞こえる…」
「ちいさい信号があった。」

など、眼の前の情報や音の情報しか伝えられず苦労しました。
ちょうど近くにマクドナルドの大きい看板があったので助かりました(笑)

以前田舎道で迷った時には、
「あ、眼の前に自動販売機があった!」
などと意味のわからないことを言っていました。
自分なりに必死だったのです(笑


歩きながら見える範囲の目印や音の情報を常に仕入れておくとこういう時に便利だなと思いました。
帰りは同じ道を一人で戻ったのですが、一回も迷わず帰りました。

初めての道は未だに難しいです。
今度は新幹線で奈良県まで行きます。
目的地や食事場所の探索など色々困ることは多いですが、
適当に頑張ってきますね(笑

2011年5月27日金曜日

<6/3開催>トーキングバリアフリーのご案内

皆様


こんにちは。viwaの村上です。

台風の影響か、梅雨入りのせいか、
最近は、気候が冷え込みますが、風邪などひかれておりませんか?

今日は、東京大学先端科学技術研究所で開催されるい
「トーキング・バリアフリー」のご案内です。

私自身、障害者として生活する中で、
いろいろな方々に助けられながら生活しております。
そんなことを改めて考える機会になるのではないでしょうか?

直前のご案内となりましたが、下記をご確認下さい。

��===ここから=====
トーキングバリアフリー:あなたのカラダ、借りてもいいですか?

話題提供:熊谷晋一郎、綾屋紗月、田中みわ子、大河内直之、飯野由里子、星加良司
技術サポート:高橋麻衣子

〈概要〉
 あなたを障害者の「手足」として使ってもいいですか?
 「介助者手足論」と呼ばれる考え方があります。他者を自分の手足のように扱おうとい
うこの理念は、ずいぶん乱暴なもののように聞こえます。一方で、町に出かけるとき、食
事をするとき、人と会話を交わすとき、常に他者の介助を必要とする障害者にとって、介
助者があたかも自分のカラダの一部であるかのように動いてほしいと思うこと。それは、
「手足論」という言葉の過激さとは逆に、非常にささやかな願いであり、その中には障害
者の生が他者によって管理されてきた現実への抵抗の思いが込められてもいます。
 ただし、そこには幾つもの課題があります。そもそも、他者を手足のように動かすこと
、他者の手足のように動くこととは、どういうことなのでしょうか?それは、障害者・介
助者双方にとって、どのような経験なのでしょうか?また、それは「自己決定」の問題と
どんな関係にあるのでしょうか?さらに、それらを踏まえて私たちはどのような介助関係
を模索していくべきなのでしょうか?
 今回は、東京大学先端研でバリアフリーに関わる研究を行っている若手研究者による話
題提供を受けて、こうした課題について皆さんとともに考えてみたいと思います。また、
このイベントは、先端研キャンパス公開の「バリアフリー・ラボ」という企画の一環とし
て実施し、「デジペン」という道具を使って、皆さんの意見や疑問をリアルタイムでディ
スカッションに反映することを試みます。ぜひお気軽にご参加下さい。

          記
日時:2011年6月3日(金)14:00~16:00
場所:東京大学先端科学技術研究センター3号館2階207号室
  (http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/maps/index.html)
  ※40人程度が着席できる比較的小さな部屋になります。
主催:東京大学先端科学技術研究センターバリアフリー系
情報保障:手話通訳・文字通訳
参加費:無料(事前登録不要)

〈お問い合わせ先〉
バリアフリー分野  田中 みわ子
電子メール:mtanaka@bfp.rcast.u-tokyo.ac.jp
電話:03-5452-5491
ファクス:03-5452-5062
☆その他何か個別にご要望等がありましたらご相談下さい。ただし、こちらでは対応で
きないこともございますので、その点は予めご了承下さい。
====ここまで=====


Key word
トーキング・バリアフリー, 介助者, 東京大学先端研, 台風


2011年5月26日木曜日

【エッセイ】弱視の見え方の不思議さ~文字について~

皆様


こんにちは。viwaの村上です。

viwaのブログ上でも紹介させて頂いているように、私は弱視(ロービジョン)です。
自分でいうのもおかしな話ですが、弱視の見え方は人により異なりますし、見え方をどう伝えればいいのかわからないことだらけです。とても不思議です。

そこで、私が感じる弱視の見え方の不思議さについて、少しご紹介していきたいと思います。
あくまで私個人の見え方に対しての不思議さです。また一人の当事者としての立場で書かせて頂きますので、その点はご理解頂き、エッセイとしてお読み頂ければと思います。


今回は、「文字の見え方」の不思議さです。


私は、文字を読むことが好きで、電車の中などでも本や新聞を読むことがよくあります。
朝は、満員電車の中で朝刊を読んでから、文庫本を開く。そんな毎日です。

新聞や雑誌、本を読むときは、ルーペ片手に文字を追っています。
もちろん、ななめ読みや1ページ全体を視覚情報として得ることができないので、速読は難しく、読む時間はかかってしまいます。
当然、眼精疲労もたまる一方ですから、休み休み読み進めています。

でも、好きだから、ついつい読んでしまうんですよね。


新聞や雑誌、本を読むうちに、ちょっと不思議なことを見つけました。

それは、文字の大きさ(サイズ)だけで、読みやすくなるわけではないということです。


例えば、
・○○文庫だと読みやすいけど、△△文庫は読みにくい
・○○新聞は読みやすいけど、△△新聞は読みにくい。
・単行本よりも文庫本の方が読みやすい
・拡大コピーや16ポイントくらいに編集した文書は、電車では読みにくい。
などが良くあります。


あくまで私の見え方ですし、もしかしたら私の勝手な好みかもしれません。
ですが、次のようなことが考えられるのかなぁっと思っています。


・○○文庫だと読みやすいけど、△△文庫は読みにくい
同じような文字の大きさをしている文庫本。
でも、よくみるとちょっとした違いがあります。
文字の字体が違う:明朝体なのかゴシック体か。またちょっと横に長い文字か立に長い文字か。
文字と文字の間隔:文字と文字の間隔が開きすぎていないか。また近すぎないか。
行と行の間隔:行間が広くないか。行間が狭くなっていないか。
��行が行替えまで長くないか:上から下、左から右までルーペを動かす範囲が広くなります。


ただ、同じ文字の大きさ(サイズ)でも、このような違いがあるだけで、読みやすさって変わるものです。
これは新聞や雑誌にも同じことがいえます。


・単行本よりも文庫本の方が読みやすい
これは、ルーペを片手で読んでいるため、
もう片手で本を支えることになります。
この時、仮に文字が大きい単行本であっても、
大きくちょっと重いハードカバーの単行本は、片手で支えにくくなり、読みにくくなることがあります。文庫本の方が、移動しながら読むときは、気軽に持ち歩けるのかもしれません。


・拡大コピーや16ポイントくらいに編集した文書は、電車では読みにくい。
文字の大きさや字体は理想的です。むしろテキスト化したものであれば、自分好みにアレンジできます。
ですが、移動しながらピラピラの紙媒体を読むのはちょっと大変。スペースもとってしまうので、ちょっと読みにくくなります。
紙を折りたたむことや、クリアファイルなどの台紙を用意して、安定した状態にすると読みやすくなります。


このように、ただ文字が大きいことが、読みやすいとは言えないのかなっと思います。
文字の種類や文字を読む環境によっても、読みやすさは左右されます。


ディジタル化の中で、文字の扱いも変わってくると思いますが、
弱視にとって、文字とのかかわりには不思議なことがあるなぁっと改めて思いました。


感想などありましたら、お寄せください。


今回は、ここまでに。失礼します。



Key word
文字, 字体, 行間, ディジタル化

2011年5月24日火曜日

視覚障がい者が使える様々なサービス、利用していますか??

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

突然ですが、皆さんは日常的にどのようなサービスを利用していますか?

いわゆる、障害者手帳というものをもっていると、
国や地方公共団体、NPO法人等が実施している様々なサービスを利用することができます。

そもそも、自分ってサービスが受けられるの?
何もサービスを受けていないよ・・・
という方は、ぜひ、まずは役所の障害者福祉課にいってみましょう。

その際、障害者手帳の提示が必要になると思いますので、必ず、もっていくようにしましょう。

例えば、私の場合は、1種2級の障害者手帳をもって、東京都民として生活しておりました。その時には、以下のようなサービスを受けておりました。

【経済的支援】
・障害者基礎年金の受給
・区からの福祉手当
・医療費控除

【交通機関】
・都営地下鉄・バス・電鉄のフリーパス
・民営バスの介助者半額パス
・1人で100km以上の距離を乗車する場合の普通乗車券半額
・飛行機の割引制度(会社によって異なる)
・長距離バスの割引制度
・新幹線の割引制度

【携帯電話】
・障害者手帳の提示により割引制度あり

【NHKの受信料】
・全額免除あるいは半額免除制度あり

【補助具への支援】
・日常生活用具や補助具の割引制度

【ヘルパーの利用】
・ガイドヘルパーが一定時間無料で利用できる
・家事支援や通院介助は1割負担で受けることができる

などなど、色々なサービスがあります。

もちろん、これはほんの一部ですし、自治体や等級によっても、サービスの内容や範囲が異なります。

そして、これ以外にも、視覚障がいによる困難さを軽減させるための
様々なサービスがあります。

知らないと不便な生活が続きますが、
こういった情報を手に入れるだけで、生活範囲や
生活の質がかわってきます。

ぜひ、自分はどんなサービスの利用ができるのか、調べてみましょう。

key word
サービス, 役所, 障害者福祉課

2011年5月14日土曜日

パソコンの使い方ってどうやって覚えましたか?

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。
��W中の快晴とはうってかわって、
肌寒い毎日が続きますね。

さて、本日のご質問は、
「パソコンの使い方ってどうやって覚えましたか?」
です。

viwaスタッフからも、たびたび、紹介のあるパソコンのお話ですが、
そもそも、最初はどうやって使えるようになったのでしょうか。

最近では、中学・高校で「情報」という授業があり、
そこでパソコンにふれる機会があったという方もいるのではないでしょうか。

ただ、残念ながら、拡大ソフトや音声読み上げソフトは入っていないことが多いようです。

windows標準搭載の拡大鏡等は、
軌道のさせ方を覚えれば、特に誰かに教えてもらう必要はありませんが、
視覚障がい者のパソコン操作にとって欠かせない
「ショートカットキーを使ったキーボード操作」を
最初からすべて自分で勉強するのはちょっと大変です。

PC-talkerの場合は、
ヘルプにショートカットキーのマニュアルがあるので、
それを読めば、わからないことはありませんが、
どの操作をよく使って、どの操作はあまり使わないのか、
初心者の場合は、なかなか検討がつきません。

そこで、パソコン初心者の方には、私から次のことをおすすめしますよ。

・知人の視覚障がい者に教えてもらう
このとき、注意したいのは、その人がどういう環境でパソコンを使っているかです。
例えば、弱視で拡大ソフトは使わずに、フォントやコントラストの調整をして使っている人、
弱視で拡大ソフトと音声ソフトを併用している人(画面をみて捜査しているのか、マウス操作をしているのか)
全盲でキーボード操作のみでパソコンを操作している人、、、
などです。
同じ視覚障がい者であっても、その人によって便利なパソコン環境が異なります。
自分に似た状態の人に教えてもらうと、より便利な方法を教えてもらえると思いますよ。


・パソコン講習会に参加
全国各地でパソコン講習会が開かれておりますので、
こういったところを活用するのもありだと思います。
ただ、この場合、デスクトップパソコンを使っている人は、
自分のパソコンをもっていけないとか、
パソコン講習会で使っている環境と自分のパソコンの環境が異なるなんていうことがあります。
また、予め決められたカリキュラムですすめられる場合もあるので、
自分のニーズとあっているかどうか確認しましょう。

ちなみに、ヘレンケラー協会がスカイプを使った遠隔操作のパソコン講習会をやっています。
平日の日中となりますが、
自宅にいながら教えてもらえますし、
自分の知りたいことをピンポイントで教えてくれます。
また、講習の内容は録音していてくれて、終わったら、録音ファイルを送ってもらうことができます。
気になる方は、直接、ヘレンケラー協会に問い合わせてみてください。


ある程度、使い方がわかってくれば、そこからは、マニュアルなどをみてさらに使いやすい方法を探ることはできると思います。

最初から苦手意識をもってしまうと
それを克服するのが大変です。

なので、最初は自分が楽しめる方法、
例えば、ゲームやメール、インターネットで動画を見る等から
始めてみて、徐々に、学校や社会で役立つワードやエクセルの操作を覚えていくとよいと思います。


key word
パソコン, ヘレンケラー協会, ショートカットキー, 講習会

2011年5月13日金曜日

<5/22>障害のある子ども達のための読書サポート講座のご案内

皆様


こんにちは。viwaの村上です。
今日は、障害のある子ども達のための読書サポート講座のご案内です。

皆様は、マルチメディアとして知られるデイジーをご存じでしょうか?
今回の講座は、このデイジーを知る講座内容となっております。

以下、案内文です。


伊藤忠記念財団は、平成22年度より障害のある子どもたちを主な対象に、読書支
援事業を開始しました。
直接的な支援としては、児童書をマルチメ ディアデイ
ジー化し、全国の特別支援学校及び大規模都市の公立図書館に、3月末に無償配
布しました。

さて、障害の中には、視覚障害、聴覚障害、肢体不自由、知的障害、発達障害な
ど様々な種類があり、また同じ障害でも大きな個人差があります。
その ため、一人一人の障害の状況に応じた読書支援が大切であり、音訳テープや触る絵本、手話絵本、拡大読書器など、様々な読書バリアフリー資料、器 材、機器が開発
されています。

マルチメディアデイジーもその一つです。パソコンや専用機器上で、一人一人に
合わせた色々なアレンジができるので、様々な障害のある人たちへ読書 支援が
できる可能性を持っています。
しかし、歴史も浅くまだまだ数が少ない状態です。

今回の講座では、読むことに障害のある方への多様な読書支援の方法とともに、
マルチメディアデイジーについて学ぶ機会とします。ぜひご参加下さ い。


主催: 財団法人伊藤忠記念財団
共催: NPO法人 バリアフリー資料リソースセンター(BRC)

●日程、会場 平成23年5月22日(日) 午後1時00分~午後5時00分 開場:午後12
時30分より
財団法人伊藤忠記念財団 2階ホール 住所:東京都板橋区大谷口2-3-6
●講座内容 マルチメディアデイジーの特性と可能性
13:00~13:10 開講式
13:10~14:10 Ⅰ読むことに障害のある人への図書館サービス~みんなに読む喜び
を伝えるために~
墨田区立あずま図書館 山内 薫先生
14:20~16:20 Ⅱマルチメディアデイジーができるまで~書籍がマルチメディアデ
イジーになるまでの一連の流れを学ぼう~
伊藤忠記念財団 中村 信行
16:30~16:45 伊藤忠記念財団が新たに目指す活動 伊藤忠記念財団  矢部  剛
質疑応答・閉講式
●対象: 学校教職員及び学校図書館司書、公立図書館司書及び職員、ボランティ
ア、障害のあるお子さんがいるご家族等、障害児の読書支援に関心のある18歳以
上(高 校生不可)の方。
●定員: 30名(申し込み先着順)
●受講料: 無料  
●問い合わせ&申し込み (必ず事前にお申し込み下さい)
財団法人伊藤忠記念財団に電話かファクスかメールで、①お名前、②参加会場、③
連絡先(住所、電話番号)、④所属(活動先等のある方のみ)をお知らせ下さ い。
電話:03-3974-2531 / FAX: 03-3974-2049 / mailto:cds@itc-zaidan.or.jp


詳細は、下記の伊藤忠記念財団のホームページに掲載してあります↓↓
http://www.itc-zaidan.or.jp/itc_zaidan_cds_20110522.htm


以上です。


Key word
読書サポート, デイジー, マルチメディア, 図書館司書


2011年5月12日木曜日

川下り(ラフティング)、やってみませんか? そろそろ、シーズンがはじまりますよ!

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

今日は、先日のスキューバーダイビングに続き、
今度は川で遊べるラフティングの紹介です☆

皆さんは、ラフティングというスポーツを聞いたこと、ありますか?

上流から中流にかけて、
ちょっと岩がゴツゴツしているような川を
ゴムボードに乗って下るスポーツです。

ちょっとスリリング、
だけど、やめられない、やみつきのスポーツです。

��.どこでできるの?
��.関東だと、埼玉県の長瀞(ながとろ)なんかが有名ですよね。
川の上流から中流で行うスポーツなので、
海に近い神奈川県や千葉県ではあまりできる川がありません。

��.奈良の個人的なイチオスは?
��.去年、高知県にある四万十川(しまんとがわ)でラフティングを楽しみました。
雄大な自然の中、ほとんど人がいないような川で
ゆったりと癒しのひとときを味わうことができます。
かと思えば、川のご機嫌により、激しい急流で、まるで自然界の絶叫マシーンのような楽しみも!
ライフジャケットを着て行うので、泳げない方でも、おぼれる心配はありません!
また、自然の中で岩から取り込みをしたり、ターザンをやってみたり、
誰でも童心にかえることができますね。笑

��.初めてなのでちょっと心配。
��.最近では、「バリアフリー ラフティング」や「バリアフリー アウトドア」等と
インターネットで検索すると、様々なサービスをしている団体がでてきます。
なので、こういうところに問い合わせていってみると安心かもしれません。
個人的には、ハイシーズンにいくとすごい人ごみでなかなかゆっくり遊ぶことができないことがあります。
なので、少しシーズンをずらしてもらったり、あとは、ちょっと人がいかないような川にいってみたりすると、インストラクター独占状態で楽しめると思います。

��.安全面は?
��.これもダイビング同様、ウェットスーツを着て、ブーツをはいて、ライフジャケットをして、ヘルメットもするので、ほぼ全身がっちりガードされているので、安心です。
場合によっては、ボディーラフティングといって、体と体を組み合わせて、体一つでくだっていくなんてこともするのですが、ヘルメットをかぶっているので、頭に岩をぶつけてけがをする心配もありませんし、ライフジャケットがあるので、おぼれることもありません。

また、初心者であること、視覚障がいがあることをあらかじめインストラクターに伝えておけば、彼らがかなり注意してみていてくれるので、安心ですよ。



ぜひぜひ、家族や友達と遊びにいってみてください☆
もし、体験された方がいらっしゃいましたら、感想等、お寄せください!!

key word
ラフティング, 川下り, インストラクター, バリアフリーラフティング

2011年5月11日水曜日

平成23年度視覚障害・就労支援者講習会 のご案内

皆様



こんにちは。viwaの村上です。

今回は、日本盲人職能開発センターが主催する講習会のご案内です。

皆様は、視覚障がいをもっている方が、どのような就労をおくっているかイメージしたことはありますか?
あるいは、これから同じ職場に視覚障がいがある方が来たときに、どのように仕事を進めていくか、考えたことはありますか?

日本盲人職能開発センターは、特定技能指導員講習「平成23年度 視覚障害・就労支援者講習会」を開催します。

基礎編と応用編の2コースがあり、視覚障害者が事務系職種で就労するための支援について理解を深めるものとなっております。

基礎編の内容は、
視覚障がい者の理解とリハビリテーション、障害者雇用の実際と就労支援制度、視覚障害者のパソコン活用の実際、日常生活訓練と歩行、ロービジョンケア、視覚補償機器の紹介、視覚障がい者の文字処理と点字について、就労体験などとなっている。

応用編の内容は、
スクリーンリーダーを使ったパソコン活用、Excel2007・2010、MicrosoftOffice2007の基礎などである。

対象は、障害者採用担当者、所属部署の援助者、ジョブコーチ、障害者就労支援関係者、視覚障がい者当事者、その他視覚障がい者支援にご興味・ご関心をお持ちの方となっている。

詳細は、下記をご覧ください↓↓
http://www.os.rim.or.jp/~moushoku/kosyukai/kosyukai.html



Key word
職能開発, 事務, 特定技能指導員講習, スクリーンリーダー



眼科選びはどうしていますか?

皆様

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

さて、本日は「眼科選び」に関するご質問です。

私たち視覚障がい者にとって、
よい眼科とのめぐり会いは人生をかえるきっかけになるかもしれませんよね。

私たち、患者の立場からすると、
「医者はみんな医者」
「眼科医だったら、自分の病気のことに詳しくて当然!」
と思ってしまいますよね。

ところが、
よくも悪くも日本のお医者さんはそのお医者さんによって
「専門分野」があります。

たとえば、眼の病気で皆さんも聞いたことのある病気だったら、
「白内障の専門医」
「緑内障の専門医」
とお医者さんによっては自分の得意な分野があります。

特に顕著なのは大学病院のお医者さんだと思います。

逆に、町のお医者さんは、広く浅く病気のことを知っていますが、
詳しいことはよくわからないから大きな病院に紹介するというふうに
お医者さんも役割分担があります。

これをふまえて、眼科、いや、自分にあったお医者さん選びをするとよいと思います。

視覚障がい者の中には、自分の病気を専門に診察しているお医者さんがいないという場合もあります。
その場合には、自分の病気のある部分(例えば、視神経や水晶体等)の専門家のお医者さんに相談してみるとよいと思います。

では、どうやってこういったお医者さんに辿りつけるのか?という疑問がありますよね。

多くの人が町のお医者さんにかかり、次に総合病院のような大きい病院を紹介されると思います。
ここで初めて自分の病気について知ることになりますよね。

そうしたら、お医者さんに直接、この病気の専門家がいる病院はどこか聞いてみてもよいでしょうし、
インターネット等で調べるのもありです。

個人的な印象では、最近のお医者さんは、セカンドオピニオンについて聞くと、
比較的積極的に情報を教えてくれるような気がします。

※セカンドオピニオンとは、今かかっているお医者さんではなく、もう一人違うお医者さんに診察してもらうことです。

もし、病気に関する治療法や診断に疑問があるときは、
自分が納得するまで眼科探しをしてもよいと思います。

だいたいの方が、2~3個の病院にいって、
どこにいっても同じことをいわれて、納得されるようです。

ちなみに、、、
お医者さんの前にいくと、つい緊張してしまい、聞きたいことが聞けないという患者さんの話をよく聞きます。

確かに、聞きづらい部分はありますよね。

そういうときは、いくつか工夫してみてください。

・聞きたいことをメモしておく
あらかじめ、聞きたいことを書いておくと、
それを見て、冷静に話すことができますよ。

・ロービジョンクリニックを利用する
ロービジョンクリニックを設置している病院は多くありませんが、
ここでは、ゆっくりと時間をとってお話をすることができます。
特に、患者としては生理学的な知識がありませんから、
どうして、見えにくいのか、
どうして、まぶしいのか、
どうして、眼圧があがるのかetc...
そのメカニズムがわからないことがありますよね。

あるいは、「眼圧」「網膜」「黄はん部」等、耳慣れない言葉で説明をうけても、
これまたよく理解できないことがありますよね。

そういうときこそ、ロービジョンクリニックの専門家に聞いてみましょう。
ロービジョンクリニックでは、補助具をあわせたり、見やすい環境作りについての相談にものってくれますが、そのほか、色々と聞いてみると、きっと色々と答えていただけると思います。

一生付き合っていく自分の病気です。
自分のことは自分がよくわかっていないと、人にも説明できませんよね。

なので、信頼できるお医者さんを探して、
安心できるロービジョンクリニックを見つけてみてはいかがでしょうか?

皆様の病院探しの体験談等、何かありましたら、ぜひ、教えてください!

key word 眼科 医者 ロービジョンクリニック 相談

viwa 奈良 里紗

2011年5月10日火曜日

<Q&A>体育の授業はどうしていましたかーまずは安全を確保ー

皆様


こんにちは。viwaの村上です。

今回は、前回ご紹介した私の体育の経験談の続編です。
前回の記事はコチラ↓↓
��Q&A>体育の授業はどうしていますか?
http://www.viwa.jp/article/198092724.html

前回の記事もあるように、私は以下2点を注意していました。
��.ちょっとした工夫(配慮)
��.何より安全確保・

前回は、1についてご紹介したので今回は
��.何より安全確保・

について紹介します。


これはあくまで私個人の経験ですが、
私は小中と普通学校に通う中で、周りの友達と同じように授業をうけたいという思いがとても強かったです。
そのような思いもあってか、体育の球技であっても、ちょっとした工夫をしながら同じように授業に参加していました。

ですが、ちょっとした工夫をしながらも、危険を感じてしまう時がありました。


例えば、
跳び箱や棒高跳びです。

自分から障害物(跳び箱や棒など)に向かって助走をつけ、障害物を超える(演技する)場合、
障害物との距離感がどうしてもつかめず、踏み切るタイミングを誤って障害物にぶつかってしまうことがありました。
また障害物の前にある踏切大に気づかずに、つまずいてしまうこともありました。

そこで私は、スタートラインから障害物までの距離を測るのではなく、障害物から歩幅を逆算しながら距離感をつかむようにしていました。

ですが、一度つまずいてしまったりすると、どうしても恐怖感がぬけきれませんでした。
実際、大勢で体育の授業をうけている場合、私だけに誰かがつきっきりでサポートする環境が整っているわけでもありませんし、他の生徒も自分自身の協議に一生懸命取り組んでいます。

このような時、私は危険だと感じた時には、正直に先生にそのことを伝えて、見学や別の協議への切り替えをお願いするようにしていました。

ソフトボールやハードル走も同じようにしていたと思います。


また体育の時には、自分から危険なことをしないようにする工夫も大切だと思います。

例えば、
幅跳びやハンドボール投げ、マット競技などです。

自分が協議をする時に、もしかしたらその前の人がまだ協議をしているかもしれません。あるいは、ちょうど片付けや準備をしている状態かもしれません。

見える・見えにくいに限ったことではありませんが、
自分が協議をする時はしっかりと声を出すなど、相手に伝えることが必要だと思います。
見えなかったから、前の人にぶつかってしまった。そんな状態にはなりたくないですよね。

危険とは少し違うかもしれませんが、
プール協議についても、塩素などによって目を傷めないか、悩んだことがあります。

この時、私はかかりつけの眼科の先生や学校の保健室の先生に相談するようにしていました。
病院の先生に相談することで私自身安心しますが、学校の先生方も安心するようでした。
場合によっては、ゴーグルをかけるなど、ちょっとした工夫もできるかもしれません。



体育の授業は、ちょっとした工夫で参加できることも増えますが、
ちょっとした間違いで危険が及ぶことがあることを忘れないようにしたいですね。

いろいろな方と相談しながら、よりよい体育の受け方を考えていきましょう。


Key word
跳び箱, プール, ふみきり台, ゴーグル, 危険

2011年5月9日月曜日

学校の登下校の時に、どんなことに気を付けていましたか?

皆様


こんにちは。viwaの村上です。

今日は、学校の登下校の時に、私がどのような点に注意していたのかをご紹介いたします。

以前、自己紹介の記事でも書きましたが、私は小学校2年生の時に、弱視となりました。
今となっては、一人で道を歩くのも慣れてきましたが、その当時、どのような点に気を付けていたのかを振り返ってみたいと思います。
なお私の自己紹介記事はコチラ↓↓
http://www.viwa.jp/article/165006257.html


私が主に気を付けていたのは以下の3点です。
・なるべく誰かと登下校する。
・通学路の中で、どこが危険かを把握する。
・玄関や下駄箱の位置をわかるようにする。


��.なるべく誰かと登下校する。
これは今でも同じですが、一人で歩かずに誰かと歩くことは、一人の時よりも安心して歩くことができます。
横断歩道をわたる時に、信号が赤でないのか、車はきてないか、見えにくい中で一人で確認しなくても、安全に歩くことができます。
小学校の時には、近所で集まって集団(5,6人)で投稿していました。いつも同じメンバーで投稿するので、一度目が不自由であることを伝えると、毎回伝える必要もありませんでした、

また誰かと歩くことは、特に雨の時に助かります。
雨天時は、傘を広げるために、どうしても視界が悪くなります。また薄暗い中を歩くので、同じ道であっても見え方が変わってしまいます。

そんな中、前や後ろから自転車が来ていることに気づかないことやいつもはないはずの大きな水たまりに足をいれてしまうことがあります。
そんな時に、誰かと一緒にいれば、
「危ない!!」と教えてくれます。



��.通学路の中で、どこが危険かを把握する。
いつも同じルートの通学路を歩く中で、次第に危険そうな場所(ポイント)がわかってくると思います。そのポイントに近づいたら、ちょっと意識を集中して気を付けるそんなことをしていました。

私にとって危険だったのは、よく歩道の真ん中にある車止めのポールです。
外が耀と時には、白いポールがみえずに、そのままぶつかってしまうことが多々ありました。
そこで、ポールがありそうな場所に近づいたら、歩道の真ん中を歩かないようにしていました(歩道の真ん中にポールがあるため)

その他には、車通りの激しい場所や信号が変わる間隔が早い場所なども、注意して歩くようにしていました。


��.玄関や下駄箱の位置をわかるようにする。
無事に学校についても、私にはまだ不安がありました。
それは、玄関を通って自分の下駄箱に行くことです。

外は明るいにも関わらず、案外学校の玄関は暗いものです。その中で、自分の下駄箱を探すのは、場所になれるまではちょっと苦労をしました。

そこで私は次のような工夫をしていました。
・ビニールテープやシールで自分の下駄箱に印をつけ、触っても探せるようにする。
・下駄箱の場所を一番下や角、一番上など、探しやすい場所に変えてもらう。

さりげなく、シールやテープをつけるだけでも、だいぶ楽に下駄箱の場所を探すことができました。

また昇降口に、複数玄関がある場合にも、どの玄関が自分の学年やクラスの場所なのか、わからないことがあります。
そこで私は、私が利用する玄関に、テープをはってもらうようにしました。
他の玄関にはテープがない中で、一つだけテープがはってあると、とてもわかりやすかったです。

学校にも慣れ、ましてや高学年にもなると、そういったシールやテープはちょっと恥ずかしいと感じることがありました。ですが、最初のなれるまでは、こういったテープがあるだけで、だいぶ安心したことを覚えております。



皆様は、道を歩く時など、何か注意していることはありますか??



Key word
登下校, 雨天, ポール, 玄関, 下駄箱




2011年5月8日日曜日

見えない、見えにくい人にもできる! この夏イチオシのマリンスポーツのご紹介♪

皆さん

こんにちは。viwaの奈良里紗です。

今日は、これからの季節にピッタリのアウトドアのご紹介です。

全国バリアフリーダイビング協会というところがあります。

そう、あの海にもぐるスキューバーダイビングのことです!!

実は私、この協会でダイビングの講習を受け、シーカード(ダイビングの初級ライセンス)を取得しました。

日本バリアフリーダイビング協会は、日本各地にあるので、
お近くの協会に問い合わせてみてください。

この協会では、障がいのある人やご高齢の方のダイビングをサポートしてくださいます。
視覚障がい者でダイビングをしている人はあまり多くないようですが、
全盲の方でもハマっている人がいるそうです。

ダイビングのライセンスは海外でもどこでも取得することはできますが、
やはり、最初の講習は安心して受けたいですよね。

見えない、見えにくいということをある程度理解している人に教えてもらえたり、
見えない人でも安心してダイビングできる機材などもあります。

私の中では、一押しのマリンスポーツです!!

ちなみに、私は沖縄でライセンスをとりました。
沖縄は海の透明度も高いので、ロービジョンの私でもその世界観を体感することができました。

★ダイビングの感想★
正直、ダイビングの講習は「万が一に備えて」どう対応したらよいかを学ぶ内容なので、
怖い思いをすることもありました。
例えば、海の中で、酸素ボンベに空気がなくなってしまったという想定の訓練があります。
もちろん、地上でどうやるかを聞いて、その上でやるのですが、何か少しでもうまくいかないと、すぐにパニックになってしまいます。

だけど、このような講習を経て
晴れてライセンスがとれると、翌日からフリーダイビングを楽しめます。
講習だけ受けて帰るのはオススメしません!
このフリーダイビングを体験して、スキュ-バの魅力、海の魅力を存分に体験してみてください。

ダイビングに関して、こんなことをよく聞かれます。

��.泳げないから無理でしょ?
��.ダイビングは泳ぐこととは全く違うので問題なし。
むしろ、泳ごうとするとうまく進めないことがあるくらいです。

��.見えないと怖くない?
最初は怖いです。
なんていったって、音としゃべることを奪われてしまい、盲ろうに近い状態です。
ですが、徐々にこの状況に慣れていくと、海の中なのに、空を飛んでいるような不思議な気分を体感できます。
あとは、見えない、見えにくいことを理解してくれている仲間とともに潜ることで、
ゆっくりと海底の生き物を観察できたり、触ったりできます。
なので、一番よいのは自分と仲良しの友達を引き連れていくことかもしれません。

��.焼けるのがいやなんだけど・・・
真夏の沖縄の太陽は5分も外にいれば、お肌を小麦色に焼いてくれます。
でも、安心してください。
ダイビングは、自分の身を守るという意味でも、ほぼほぼ外に肌が露出しないようにウェットスーツをきたり、ブーツや手袋をはめたりします。
なので、思ったより、肌は焼けませんでしたよ。

��.視覚障がい者用に何か特別な訓練はありますか?
��.特にありません。
特別な訓練ではなく、触ってわかる機材がありました。

��.ダイビングって夏しかできないの?
そんなことはありません。
冬であれば、ドライスーツというのをきてやります。
これをきると、海水が入ってこないので、ある程度は寒さを防げるそうです。
でも、寒いとは思いますよ。


��.雨でも入れますか?
雨でも入れます。
むしろ、問題は風だった気がします。
風が強く、波が安定しないと、当日、中止になることもあります。
こればかりは、自然と楽しむスポーツですから仕方ないですね。


ぜひ、これからのシーズンにむけて、
一度、トライしてみてください!!

key word
スキューバーダイビング, 沖縄, 高齢者, ライセンス, ドライスーツ