2011年1月22日土曜日

勉強のコツ ~『中学英語は何度も音読』

こんにちは。渡辺です。

先日に引き続き、私が実際にやっていたことの中から、
他の方にも役に立ちそうなことを書いてみたいと思います。

今回も、弱視の子どもにとっての予習の大切さについてです。

前回は小学校の国語の予習について『3回音読』というやり方を書きましたが、
今回は中学校の英語について書いてみます。

私は中学生になってから、音読の予習を英語でもやるようになりました。
さすがに、母親に聞いてもらうことはしなくなりましたが・・・(笑)。

英語は、予習で音読しておく効果が特に大きかったように思います。
国語同様、英語の授業も、必ず先生が生徒を指名して音読させます。
そのとき、初めて読むのと予習で慣れているのでは大違いなのは国語同様かそれ以上で、
初めてでうまく読めなければ自信をなくし、
慣れていてスラスラ読めれば自信の積み重ねになります。
見え方は一人ひとり違いますので一概には言えませんが、
アルファベットで書かれた英語の教科書は国語の教科書より読みにくい、
と感じる子どもは少なくないようです。私もその一人でした。
そういう意味でも、予習で慣れておくことの効果は大きいと思います。

それから、予習のとき、何回か音読するだけでもいいのですが、
出来れば教科書を全文暗記するとより良いと思います。
中学校1年生が1回の授業で進むのは、せいぜい教科書1ページで、
多くても10行くらいですよね。
��時間くらい、何度も音読したり、書き写したりしていると、
無理なく暗記できると思います。
この暗記は、授業中についていきやすくなるだけでなく、
定期テストでも効果絶大です。
学校のテストって、かなりの部分が教科書の本文から出ますよね。
暗記しているとぜんぜん違います。

さらに言えば、私は中学英語の教科書の暗記は「一生モノ」だと思います。
中学3年間の教科書を暗記していると、かなりの英会話力になります。
もちろんビジネスで英語をバリバリ、とまでは行きませんが、
日常会話はほとんどクリアできます。
私は高校2年の夏、友達と香港に出かけ、
現地で知り合いになった香港人の高校生と3日間一緒に過ごしたことがあります。
その間、コミュニケーションは英語オンリー!
香港の町を案内してもらったり、日常生活の話をしたり。
「マックでポテトのSだけ頼んで何時間も友達とおしゃべりして粘ったりするよー」
「へー、日本でも同じなんだー!」
とか、高校生同士、そんなことを話したのを覚えています。
よく通じたな、と今でもちょっと不思議ですが、
あれは暗記していた中学英語が口をついて出てきていたのだと思います。
もちろん、わたしはそれまで海外生活の経験はありませんでした。
今でも私は海外旅行や出張に行くと、中学英語を駆使(!)して会話しています。

また、英語という教科は、中学になって始まるケースが多いと思います。
小学生の時に他の教科が苦手でも、中学でゼロからスタートできますので、
ぜひがんばってみることをお勧めします。

2 件のコメント:

  1. 初めて投稿します。
    早速ですが、とても共感しました。改めて、中学英語の大切さを実感します。
    中学の時の授業を振り返ってみると、やはりあの時の勉強はすごく大事だよなと思います。英語が得意な人も、やはり基礎があるからこそ!
    小学生の時は全く英語に触れる機会がなく、中学一年からでも、新しい教科ですし、ゼロからのスタートって感じで。
    小学生で特に何も好きな教科がない人も、中学から英語で好きな教科ができたらいいですよね!
    逆に、今英語が嫌いな人、苦手な人に言えるのは、中学の時の最初のフィーリング。楽しくなきゃ、好きになれませんよね。
    私もまず、授業対策=定期テストは音読!!
    しかし、やはり弱視の人には目がつかれたり大変です。そこで、私の意見ですが、たくさん聞きながら、軽く文章に目を通すというのはどうでしょう!あまり真剣に本は見ず(大事なところはガン見(笑))目と耳を両方使って、目に負担をかけず、音読長続き!!
    ということで、あまり当てにならないかもしれませんが、他に視覚障害の人が、他の教科はどうやって勉強してるのか教えて頂けたら嬉しいです!

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  2. H.S.様
    コメントありがとうございました!!
    おっしゃる通り、確かに目がつかれますから、文章を見ながら音読する回数は最小限にして、聞いてそれを真似て繰り返すような練習のしかたもGoodかもしれませんね。たくさん聞くことでリスニング力も付きそうです。
    勉強のコツなどについて今後も記事にできればと思っています。過去のものとしては、国語など授業中に読まされることの多い教科では予習が効果的、という内容の記事を掲載しています。
    http://www.viwa.jp/article/181402599.html
    今後もよろしくお願いいたします!!

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