2012年7月1日日曜日

視覚障がい者にとって使いやすいメイク道具

皆様

こんにちは。奈良里紗です。

今日は視覚障がいのある私にとって
使いやすいメイク道具を紹介したいと思います。
といっても、私もそんなにメイクが上手なわけではないので、
参考になるかわかりませんが・・・。
たぶん、視覚障がい当事者にとっては当たり前のこと、
視覚障がいのない方にとっては、「なるほどね」と思っていただけるようなことなのかと思います。

まず、メイク道具。

私が使っているのは、コレ↓↓↓

これ、何がよいのだと思いますか?
まぁ、女性だったらよく見るパレットですよね。
これは、口紅やアイシャドー、アイライナ等のペンシルが
一つのパレットにおさまっているタイプのパレットです。

視覚障がい者にとって、
「何が、どこにしまってある」
ということが眼でみなくても、触って確認できるというのは一つ大きなポイントになります。
また、構造化されているというのも重要です。

「構造化」っていわれてもイメージがわかないですよね。

例えば、こんなふうにペンシルたちがおかれていたとします。
さっきみたいに、一つのパレットに入っていないだけで、
どれが何かがわからなくなってしまいます。

特に、ペンシル類は触って区別しにくく、
見た目でも、どっちがどっちなのかわからないことが多いです。
上の
上の写真は見える人だったら、
どっちがまゆペンでどっちがアイライナーなのか、
一目瞭然なのかもしれませんが、私はパレットからこの二つをだしてしまうと、
どっちがどっちなのかわかりません。
まゆペンだと思って、アイライナーでまゆを書いてしまうなんてこともしばしば・・・苦笑

だからこそ、やっぱり、構造化された枠の中に道具が収納されているのが一番!なのです。
下の写真は、上2枚の写真のペンシルたちがパレットの赤に収納されている様子。


視覚障がい者のメイクを考える上では、
やり方云々の前に道具もとっても大切なんです。
そして、それ以前に、道具が使いやすい場所に収納されていて、
まゆペンとアイライナーを間違えてしまうなんていうミスを
防げるようになっていることが大事なんです。

一般の人がメイク道具を選ぶときって、
使いやすさや見た目のかわいさを重視すると思うのですが、
上述したこと以外にも、構造化されたパレットっていうのも大事だったりするんです。

もちろん、まゆペンとアイライナーを間違えないように、
触ってわかるようなシールとかを自分でつけるっていう工夫もできますけどね。
面倒くさがりの私にはパレットが一番っていうお話でした。笑

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viwa 奈良里紗




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