2013年10月6日日曜日

私の見え方が紹介できるようになるまでと現在の工夫



こんにちは、サカイです。

朝晩の気温の変化が激しく、疲れがたまりやすい時期ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。



私は、年を重ねるごとに自ら自分の目の状態について説明しなければいけない場面が増えていることを実感しています。

それというのも、私は現在でさえ無口なほうですが、幼いころは今より無口でした。また、先天性の弱視のため、自分の目の状態と健常の目の状態との比較も全くできず、加えて、私が無口で何も話したがらなかったため、親が私の代わりに目の状態の説明などしてくれていました。そんなふうに幼い頃は説明できなくても許されていました。しかし、家の外へ出るようになるほどに、いくら健常の目の状態がわかるまいと口下手であろうと、いつまでも親に代わりに説明してもらう訳にはいかなくなったのです。中学生までは周りに視覚しょうがい者がいなかったことや弱視ということや目が悪いということを人に知られたくないという気持ちがあり、「目、悪いの?」と聞かれてもごまかしたり補助具を使わなかったり見えているふりをしたりしていました。高校生になり、視覚しょうがいをもつ方々と接する機会が増え、目が悪いことを隠さなくてもいい、むしろアピールしていかなければ誤解を生むし、できないことは頼まないとと、自分で自分の目の状態を説明する必要に迫られ、やっと自分から目の状態について話そうと思うようになりました。

また、最近になり、「私は視覚しょうがい者です」と事前に伝えていたとしても、視力はもちろんのこと、それ以外もしっかりと説明しないと視力だけで見え方を判断されてしまいかねないと思うような出来事もあり、以前にも増してどなたにでも分かりやすいように説明することの重要性・必要性を実感しています。しかも、同じ疾患名でも見え方などは十人十色、ひとによって違うので自分自身の感覚や言葉で説明することは大切かもしれないと思います。以前、学校の授業で障害について専門に研究されている先生のお話を拝聴し思ったのですが、専門家でも個人個人の状態を細かく見、その方にあった支援をするように気をつけてはいるけれど こういう疾患名や傾向があるからこういう支援をすればいいだろうと どうしても疾患名などの括りで支援方法を考えてしまうことがよくあるそうで、まして専門家でなく目の疾患などについてあまりご存じない方に目の状態を説明することを考えると、いつでも・どこでも・どなたにでも自分の目の状態をより簡単にわかりやすく説明できた方がいいのではないか、そう思ったのでした。

私は、よく、そばにあるものを使い見え方の説明をしています。例えば、書類の文字は何ポイントが見やすいか、どのくらい書類に顔を近づければ字が読めるのか、相手の姿や顔はどのくらいの距離からなら認識できるかというようにです。



前置きが長くなってしまいましたが、自分の目の状態について説明するときにあると助けになるものがあるのですが、皆様、ご存知でしょうか。以前、村上さんもご紹介されていました、「私の見え方紹介カード」です。こちらは、見え方を説明するために作られていますので、カードを見せるだけでも効果的です。



以下、村上さんが「私の見え方紹介カード」をご紹介されている記事のURLになります。

http://www.viwa.jp/2010/12/q.html


 日本点字図書館や大活字カフェだけでなく、楽天でも購入可能です。

以下、そちらのURLと楽天のページの画像となっています。



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