2018年8月14日火曜日

視覚技塾 視覚障がい者の就労に関するご案内

皆様


こんにちは。viwaの奈良里紗です。

今年は本当に厳しい暑さが続きますが、皆様、おかわりないでしょうか。
さて、6月の視覚技塾に引き続き、9月も就労がテーマです。
最近では、障がい者の法定雇用率の引き上げもあり、障がい者の就労への関心はますます高まっていると思います。
しかし、実際に、視覚障がい者がどんな仕事ができるのか、なかなか知る機会がないんですよね。

視覚障がい者の就労を支援する方々はもちろんのこと、企業で障害者雇用を担当されている方にもぜひいらしていただき、視覚障がい者がどのように働くことができるのか知る機会としていただけたらと思います。

当日は様々な職場で働く視覚障がい者をゲストにお招きして、就職活動のお話や実際に就職してからどんなふうに働いているのか、働く上で職場から受けている配慮や働く上での工夫等、具体的にご紹介いただく予定です。

また、就労するまでに、教育機関でどのようなスキルを指導してほしかったか等についてもお話していただく予定です。
ぜひ、この機会に視覚障がい者の就労について知る機会としていただけたらと思います。

- 記 -
テーマ:就労
日時:2018年9月8日(土)10時から12時
場所:愛知県立名古屋盲学校
主催:視覚障がい者ライフサポート機構“viwa”
共催:弱視者問題研究会青年グループ
参加費:1000円(資料代、教材費等)
定員:20名
※定員になり次第、受付を終了します。
申込:info@viwa.jpへ下記の内容を入力の上、お申し込みください。
件名:視覚技塾 就労参加申込
本文:
氏名(漢字とふりがな)
電話番号
所属
事前質問(何か事前に質問があればお書きください)
講師プロフィール
自己紹介文(名前 50 音順)
①ニックネーム、②視力の経緯、③学歴、④仕事について
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 ①ニックネーム:あやな
 ②視力の経緯
 先天性の小眼球症により、左 0.03 、右 0.01 程度。
 医師からは将来的には両目とも全盲になる可能性が高いと言われている。
 ③学歴
 宮崎県立盲学校中学部を卒業後、筑波大学附属視覚特別支援学校高等部普通科→専攻科鍼灸手技療法科を卒業。
 院内での施術・自宅への訪問を行っている治療院に3年半ほど勤務。
 その後、卸売業を行っている会社にヘルスキーパーとして就職し、現在3年目。
 ④仕事について
 ヘルスケアルームの運営に関する業務全般
 ( 施術、予約の確認、ルーム内の清掃や備品の管理等 )
 施術は、30分または60分のいずれかの枠で行う。
 ・1日の流れ
 9:45 出社、ルーム内の清掃、メールや予約の確認
 11:00~13:00 施術
 13:00~14:00 お昼休憩
 14:00~17:30 施術
 18:00 片づけやカルテ入力などを終えたのち、退社
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①ニックネーム:あずさ
②視力の経緯
先天性白内障、5歳時より数度の手術をするも視力はあまり上がらず、現在は矯正で右0.08、左0.02。眼振あり。視野には異常がないが、中心部以外はあまりよく見えていない。
③学歴
弱視の母と弱視(のちに失明)の父との間に生まれる。普通校への通学を希望するも学区の小学校には入学を拒否され、弱視学級のある隣町まで電車通学。4年次に地元へ転校できたもののクラスに馴染めず、別の小学校へ再転校する。地元での進学が嫌になり中学は私立を受験、授業では教科書を使わない自由な校風の私立校で中学・高校時代を過ごす。学校では席を中央最前列に固定し、斜面台机を設置してもらっていた。拡大写本教科書なども使用した。一般大学を中退し、22歳で就職。
④仕事について
大手化粧品会社の子会社に事務員として10年勤務。仕事内容は代表電話の応対、事務用品・パソコンなどのOA機器管理、社内IT窓口業務、社用車・リース用品契約、転出入社員や退職者への対応、社内会議運営補佐など総務全般。現在は国立職業リハビリテーションセンターにて職業訓練を受講しながら再就職先を探している。
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①ニックネーム:たにやん
②視力の経緯
晴眼者として生まれ、 23 歳の時に網膜剥離で弱視となる。左は手動弁、右は 0.3 で左右視野 5 度。
③学歴
大学まで普通校。卒業直前に弱視となるが、特に学校側から配慮は受けなかった。
④仕事について
東芝エレベーターという会社で開発業務を行っている。
基本はデスクに座ってのパソコン作業。会議出席は週に数回、出張は数ヶ月に 1 回程度。
パソコンは Windows の拡大鏡などを使っている。
業務内容は、新しいシステムを考案し特許として出願するなどの創作活動、 CAD を使っての機械製図や回路設計、プログラムのデバッグ、古いシステムの代替開発など。
視覚障害者として新製品の評価をすることもある。評価だけでなく、大学との共同研究に参画し、開発段階から関わったこともある。
たまに下請けメーカーの工場監査を行う。晴眼者のサポートは必須。
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①名前:まっちゃん
②視力の経緯
未熟児で生まれ、弱視で育ち、 7 歳で右目の視力を失う。左目は 0.2 ~ 0.4 くらいの視力を維持していたが、 27 歳のお正月に緑内障が進行し現在は光覚あるかない程度。
③学歴
大学までは普通校に通い、卒業後マッサージの資格を取るために筑波大学附属視覚特別支援学校に在籍。大学の専門は会計学。
④仕事について
・訪問マッサージ‘ 2011.3 ~ 2013.2 ’
・ヘルスキーパー、‘ 2013.4 ~現在’
弱視で訪問マッサージをして いた。転職後も最初は視力を維持していたが、徐々に低下した。その時に様々な訓練を受ける。
現在は博報堂の特例子会社で働き、より良い労働環境で視覚障碍者が働けるように社内・社外に情報発信している。また社内に当事者の事務職(SEなど)もおり、連携を図っている。
なお、講師については当日若干変更されることがありますのであらかじめご了承ください。

お問い合わせ:info@viwa.jp(担当:奈良まで)

ぜひ、一緒に学びましょう。

viwa 奈良 里紗

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